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ITパスポート過去問 解説22年秋問58

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問題


問58 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)
において、処置フェーズで実施するものはどれか。

ア ISMSの維持及び改善
イ ISMSの確立
ウ ISMSの監視及びレビュー
エ ISMSの導入及び運用









解説


情報セキュリティでは、機密性、完全性、可用性に対する様々な脅威から情報資産を守ることが基本となる。
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)とは、情報セキュリティを確保、維持するための、
経営者を頂点とする組織的な取り組みのことである。

PDCAはISMSだけで使われる言葉ではなく、Plan、Do、Check、Act を繰り返すことにより
いろいろな業務を継続して改善していくことである。

  Plan(計画)     :従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
  Do(実施・実行)  :計画に基づいて対策の導入・運用を行う
  Check(点検・評価) :業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認(評価)する
  Act(処置・改善)  :実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする

Actまで行ったら、また、Planに戻ることにより、螺旋を描くように、改善していくことになる。

情報セキュリティ分野は、常に積極的に対策を行なっていないと、新たな脅威に対応できないという側面をもっているため、環境の変化に合わせて絶えず、見直しと改善が求めらる。そこで、PDCAが繰り返されることになる。

以上の点から考えると
ア 維持および改善は、A(処置・改善)となり、正しい。
イ 確立とは、P(計画)D(実行)となるので、間違い
ウ 監視及びレビューとは、C(点検評価)となるので間違い
エ 導入運用とは、D(実行)となるので間違い




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