2011年02月17日
ITパスポート過去問 解説22年秋問58
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問58 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)
において、処置フェーズで実施するものはどれか。
ア ISMSの維持及び改善
イ ISMSの確立
ウ ISMSの監視及びレビュー
エ ISMSの導入及び運用
問題
問58 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)のPDCA(計画・実行・点検・処置)
において、処置フェーズで実施するものはどれか。
ア ISMSの維持及び改善
イ ISMSの確立
ウ ISMSの監視及びレビュー
エ ISMSの導入及び運用
解説
情報セキュリティでは、機密性、完全性、可用性に対する様々な脅威から情報資産を守ることが基本となる。
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)とは、情報セキュリティを確保、維持するための、
経営者を頂点とする組織的な取り組みのことである。
PDCAはISMSだけで使われる言葉ではなく、Plan、Do、Check、Act を繰り返すことにより
いろいろな業務を継続して改善していくことである。
Plan(計画) :従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
Do(実施・実行) :計画に基づいて対策の導入・運用を行う
Check(点検・評価) :業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認(評価)する
Act(処置・改善) :実施が計画に沿っていない部分を調べて処置をする
Actまで行ったら、また、Planに戻ることにより、螺旋を描くように、改善していくことになる。
情報セキュリティ分野は、常に積極的に対策を行なっていないと、新たな脅威に対応できないという側面をもっているため、環境の変化に合わせて絶えず、見直しと改善が求めらる。そこで、PDCAが繰り返されることになる。
以上の点から考えると
ア 維持および改善は、A(処置・改善)となり、正しい。
イ 確立とは、P(計画)D(実行)となるので、間違い
ウ 監視及びレビューとは、C(点検評価)となるので間違い
エ 導入運用とは、D(実行)となるので間違い
答
ア
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投稿者:ぷよ|19:58|22年秋テクノロジ系
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