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ITパスポート過去問 解説22年秋問55

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問題


問55 データ通信における暗号化技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。

ア 公開鍵暗号を使用してデータを暗号化する通信では、暗号化するための鍵を
  どのように安全に配送するか工夫する必要がある。
イ データを暗号化して通信することによって、データの破壊や改ざんを防ぐことができる。
ウ 電子商取引などで使用されるディジタル署名には、公開鍵暗号の技術が使われている。
エ 不特定多数とのデータ通信においては、公開鍵暗号よりも共通鍵暗号が適している。




解説


暗号化には、共通鍵暗号と公開鍵暗号がある。

共通鍵とは同じ鍵を使って、暗号化と復号を行うものである。
そのため、鍵を安全に配送するための工夫が必要になる。
また、複数の相手との通信においては、相手ごとに異なる鍵を使う必要がある。

公開鍵暗号では、暗号化と復号に別の鍵を使う。その組み合わせを、秘密鍵と、公開鍵という。
公開鍵で暗号化を行ない、秘密鍵で復号する。
公開鍵は不特定多数の人が持ち、暗号化のみを行い、秘密鍵を持つ人だけが復号し、
内容を読むことができる。
電子署名では、秘密鍵を持つ本人がメッセージダイジェストを暗号化し、
公開鍵を持つ相手はそれを復号し、メッセージダイジェストと比較する。
同じなら改ざんされていないことがわかり、これは、本人が作成したものであることが
証明される。

このようなことから、選択肢をみてみると、
ア 安全に配送をするための工夫が必要なのは、共通鍵であり、公開鍵は誰に渡してもよいので、間違い。
イ 暗号化して通信しても、盗聴を防ぐことはできるが、破壊や改ざんを防ぐことはできないため、間違い。
ウ ディジタル署名には公開鍵の技術が使われているので正解
エ 不特定多数とのデータ通信では、共通鍵を使うと、鍵の管理がたいへんであり、
  安全に配送する工夫も必要なため、これに適するのは公開鍵暗号であるため、間違い。



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