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ITパスポート過去問 解説22年秋問79

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問題


問79 関係データベースで管理された"業者"表、"仕入明細"表及び"商品"表がある。新たな業者から新たな商品を仕入れた場合、表にデータを追加する順序のうち、適切なものはどれか。ここで、下線は主キーを示し、破線は外部キーを示す。解答群の→はデータを追加する表の順序を示す。




ア "業者"表 → "仕入明細"表 → "商品"表
イ "業者"表 → "商品"表 → "仕入明細"表
ウ "仕入明細"表 → "商品"表 → "業者"表
エ "商品"表 → "業者"表 → "仕入明細"表









解説


主キーとはその値がわかれば、どのレコードかを特定できる項目である。

たとえば、業者表において、業者コードが主キーであるが、業者コードさえわかれば、どのレコードか特定することができる。つまり、業者表の中に、同じ業者コードが複数登録されていることはない。
同じように、仕入明細の主キーである伝票番号がわかれば、どの仕入明細レコードかがわかるし、商品表の主キーである商品コードがわかれば、どの商品レコードか特定することができる。

それに対して外部キーとは何かというと、別の表の主キーの値を格納した項目である。

たとえば、商品表には、業者コードの項目があるが、ここに入れる値は、業者表の主キーがはいる。その値から業者表をたどれば、業者名も知ることができる。
また、仕入明細表の商品コードも外部キーであり、ここには、商品表の主キーである商品コードがはいる。

このため、外部キーとなる項目には、すでに、別の表に登録されている値しか入れることができないため、登録する順序を考える必要がある。

たとえば、商品表の業者コードに入れる値はすでに業者表の主キーとして登録されていなければならないため、もし、新しい業者を登録する場合には、商品表より先に業者表に値を入れる必要がある。
同様に、仕入明細表に新しい商品を入れる場合には、先に商品表に登録しておく必要がある。
結局、業者表、商品表、仕入明細表の順にデータをいれていかなければならない。





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