プチママねる練る寝る☆

こんにちは


１月末で１６才になる甥っ子（私の妹の子）

昨年のこの時期は大変だった


性格は素直でやさしくて明るい甥っ子ですが・・・
勉強がまったくできない


中学校の先生のアドバイスで
児童相談所で知能検査をしたことがある


結果は知的障害の数値まで低くはないが
平均からはかなり低い・・・
というより知的障害の数値のほうにかなり近い・・・


ウチの娘みたいにあきらかに知的障害の数値にある子は
学校でも特別な支援もあり
社会に出てからも支援をうけることができるが

このあたりの数値の子が一番苦労する
もちろん知的障害者よりも人数が多い
甥っ子以外にも苦しんでいる子がたくさんいると思う


高校進学の昨年のこの時期

「高校行かない・・・働く！もう勉強はいやだ！」





やっぱりコンプレックスがあったのか
でも何も今から働かなくなくても・・・
高校くらいは出ておいたほうがいい！

高校も私学なら入れるところもある


親族総出で説得したが
まるで聞く耳もたず・・・


結局無理やり行かせても途中でやめてしまっては意味がないので


本人の希望する夜間の定時制に入学した


昼間はアルバイト


初めは母親が働く全国チェーンのスーパーで品出しのアルバイト


それも一緒に働くのに若い人がおらず面白くないという理由で
２ヶ月でやめてしまった


本人は働き口はいくらでもあるという安易な考えで・・・


しかし１５才の定時制に通う学生に
世の中は甘くない・・・


１８歳未満は・・・
定時制の子はすぐやめるから・・・


となかなか決まらない


この時お世話になったのが職安の方だ
親身になって探してくれた


やっと受け入れてくれたのは飲食店の裏方


職探しの厳しさを身をもって経験した彼は
いま　おばちゃまだらけの職場でがんばっている

先日甥っ子がお世話になった職安の方にあいさつにいったら

「もう！やめたかと思った！
　がんばってるのはとても嬉しい
　あのまま放っておいたらこの子ダメになると思った」


と嬉しいお言葉をいただいたそうだ


「僕　もうやめんよ！どこ行ってもイヤな人はおるってわかった！
　どこも一緒じゃん！今のところで頑張る！」


と真っ赤な髪して幼い顔で笑った


先日あった時に彼はわざわざ成績表を持参していた



「見て！クラスで５番なんよ！」


すごいじゃん

もちろん授業内容はすごく簡単らしい・・・
でも　あれだけ嫌がっていた勉強もがんばってる


どんな子にも学ぶ喜びはあるのだ


「僕　今の学校はいって良かっためっちゃ楽しい」


みんなの反対を押し切った彼は
満足そうな表情で言い切った


おう！がんばれよ
おばちゃん　応援するよ
母さんも　ばあちゃんも　おばちゃんもみんなキミのことが大好きだ


ただ　その真っ赤な髪は　どうにかした方がいいと思うよ


プチママでした