2014年08月05日
自分で登記の名義変更に挑戦!! まとめ
登記完了証を受け取り、贈与による登記の名義変更と住所変更が完了しました。
同じく自分でって考えた方の参考になるかな? ってことで大まかに纏めてみました。
こちらは、名義変更に関しての纏めになります。
登記の名義変更をしようと思ったら、まず司法書士にお願いすることを考えると思いますが
司法書士に頼むと5万〜7万程度かかりますし、今回の我が家のように登記記載住所と
現在の住所が違うと、さらに1万程度は多くなり、これだけでも結構痛い出費なのに・・・
この他に実費として、登録免許税や住民票などの取得費用・郵送費などが必要になる。
実費として払うものの多くは、自分で申請してもかかるものなので
自分で申請することで節約できるのは、司法書士への報酬くらいかな?
私にとっては、その支払が減るだけでかなり助かったし
実際にやってみたら、思ったほど面倒でも難しくもなかったので
費用をおさえたい人は自分でやってみるのもいいと思いますよ
PCとプリンターがあり、必要なものさえ知っていれば簡単だと思います。
名義変更で用意するもの(今回私が用意したもの)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■贈与・譲渡する人の印鑑証明(発行から3ヶ月以内)
■贈与・譲渡を受ける側の住民票
■贈与・譲渡する不動産の固定資産評価証明書
▲登記申請書
▲登記原因証明情報(もしくは譲与・譲渡契約書)
▲委任状(必要な人だけ)
◆贈与・譲渡する不動産の権利証(登記済証もしくは、登記識別情報)
◆印紙台紙
◆収入印紙
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
書類などはこのくらいですが、字だけ見てると面倒くさそう・・・ですよね
■がついてるものは、役所などで交付してもらうものなので、取りに行く手間だけです。
取得できるのは、下記の場所になります。
住民票と印鑑証明は、その人が住んでいる市区町村役場
固定資産評価証明書は、対象不動産を管轄する都税事務所や市区町村役場
次に、▲がついたものは、0から自分で作成しなきゃいけない書類なので
1番心配なところかもですが、法務局のホームページなどで雛形をダウンロードし
必要な部分(例えば、氏名や住所・土地や家屋の住所や面積や構造)を埋めて
書類を作っていけばいいだけのものなので、一見小難しそうに思えますが
雛形のおかげで、作り出すと・・・そんなに難しいことはないかも? な感じでした。
不慣れなので、それなりに手間はかかりましたけどね
ちなみに、わからないところは無理に埋めなくても後から手書き可能だと思います。
我が家も聞こうと思って空欄にしておいた部分などは、手書きで足しての提出となりました。
登記原因証明情報については、贈与契約書そのものを添付するか
贈与契約書そのものを添付することができないとか、避けたい場合は、
報告書形式の登記原因証明情報(雛形あり)を作成するそうです。
今回我が家では、贈与契約書を作成して添付することにしましたが、
既に契約書があり、それを添付するのなら登記原因証明情報も契約書も
新たに作成する必要はありませんし
委任状も、贈与する人と、される人両方で法務局へ出向くなら必要なしとのことです。
なので、必ず作成する必要があるものは、登記申請書
あとのは、必要なら作成するって感じになります。
登記の申請書以外も雛形がありますし、説明もあるので大丈夫かと思います。
雛形は法務省のホームページで→http://www.moj.go.jp/MINJI/MINJI79/minji79.html
例えば↑上記ページで、贈与による所有権移転登記申請書を開くと、その登記に必要な
登記申請書・贈与契約書・贈与原因証明情報・委任状の4つの雛形が出てきますので
その中から必要なものを作成されれば良いだけとなります。
最後の◆がついたものは、自分で持っているものと、購入するだけのものなんだけど
『んっ?』と思ったのが登記識別情報
権利証(登記済証)はわかるが・・・登記識別情報とは何だろう?と思ったら
平成18年から徐々に、権利証に変わり発行されるようになったものなので
我が家にはないものと判明。 逆だと、登記済証って何だ? になるんでしょうね
ちなみに・・・登記完了後は、登記識別情報通知が我が家にも出され、権利証も返されました。
あと、印紙台紙は白紙のA4用紙で良いみたいですが
我が家の場合は、確認して貰おうと書類を綴じずに持ち込み
そのまま受付になったため法務局で用意してくれ綴じて頂けました。
そして、台紙に貼る収入印紙(登録免許税分)ですが
法務局で購入できますので◆で困るところはないかと思います。
登録免許税はいくら?
登録免許税は、贈与の場合は評価額の2%、相続なら評価額の0.4%で
評価格の下3桁を切り捨て、計算して出た金額の下2桁を切り捨てます。
例えば、評価格6543.210円なら、6543.000円×2%=130.860円となり
ここから下2桁を切り捨てた、130.800円が登録免許税の金額となりますので
その金額分の収入印紙を購入して、台紙に貼ることになります。
我が家の場合は、法務局で購入した収入印紙を職員さんに渡しただけで
あとは法務局の方がペタペタ貼ってくれました。
書類を綴じる
全ての書類が揃ったら、書類を法務局に提出するために
冊子にするのですが、冊子にする書類は、上記の中から次の7つです。
−−−−−−−−−−−−−−−−
1.登記申請書
2.印紙台紙
3.委任状
4.登記原因証明情報(贈与契約書)
5.贈与者の印鑑証明
6.受贈者の住民票
7.不動産の固定資産評価証明書
−−−−−−−−−−−−−−−−
これらの書類を数字順で重ね、ホッチキスで留めして冊子にし
残りの書類と収入印紙(登録免許税分)のお金を持ち、法務局へ提出しに行きます。
ちなみに、郵送でもできるそうです。
自信がなく法務局へ出向けるなら、綴じずに法務局に持っていく方がいいかも
我が家の場合は、綴じずに1度確認して貰おうと法務局へ行ったのですが
事足りていたので、法務局の方が綴じてくれて、そのまま受付してくれました。
なので、もし確認のつもりで出向くとしても・・・その日に受け付けて貰えるかもなので
印鑑と、登録免許税の印紙代の現金は持っていくと良いですよ
我が家は現金を持っていかずに行ったので銀行に走りましたのでね
登記申請書はこんな感じです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
※上部7cmほど処理の為の空欄が必要になります。
登 記 申 請 書
登記の目的 ○○○○移転 ←例えば、山田花子持分全部移転など
原 因 平成 年 月 日贈与 ←贈与契約の日付
権 利 者 ここは贈与される側の住所と氏名
義 務 者 ここは贈与する側の住所と氏名
添付書類
登 記 済 証 登記原因証明情報 代理権限証書
印鑑証明書 住所証明書
登記識別情報(登記済証)を提供することができない理由
□不通知 □失効 □失念 □その他( )
□登記識別情報の通知を希望しません。
平成 年 月 日申請 法務局 御中
義務者代理人 ←贈与される側が手続きする場合はされる側の住所氏名捺印
↓
連絡先の電話番号 − −
課税価格 合計 金 000円
↑固定資産評価証明書を取得して確認、1,000円未満は切り捨て
登録免許税 合計 金 00円
↑課税価格の2%で、100円未満を切り捨てた金額
不動産の表示
不動産番号
所 在
地 番 番
地 目
地 積 u
不動産番号
所 在 番地
家屋番号 番
種 類
構 造
床 面 積 1階 u
2階 u
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【共有のものや一部贈与の場合】
贈与が共有・持分一部などの時は、権利者の受取る側氏名の前に持分を入れる。
例)持分3分の1 山田朋子
とのことだったんだけど、我が家は土地と建物で持分が違ったため
土地と家屋の持分が違う場合はどうするのー?
と、かなり悩んで、やっとこさ書いている方を見つけて問題解決、
『持分後記記載のとおり』って書き、不動産表示のところにそれぞれの持分を記載しておく
実際にかかった費用は?
今回私が払ったものですが、地域で差があるものなので目安程度で
【名義変更】
印鑑証明350円、住民票300円、固定資産評価証明書(土地・建物で2枚)700円
合計1350円+登録免許税2%
【住所変更】
戸籍の附票350円、印鑑証明350円、不在住証明書400円
合計1100円+登録免許税土地と建物で2000円(1つ1000円)
あとはガソリン代のみと、かなーり安くできちゃった。
書類作成はカメの歩みで進めたが、書類の取得と法務局への申請に2日間
登記完了の書類の受取に1日と、サクサク書類を作成したらそんなに日数もかかりません
法務局でかかった時間は、申請に40分くらいで、受取は10分程度でした。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2537515
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック