一見、凄く正しい意見に感じますけど、本当にそうでしょうか?
40年前と比べて物価も変わっています、それに合わせてプラモデルの値段も変わってきています、それは当然のことですよね。
子供が興味を持たなくなったら、そのジャンルは廃れるみたいな論調も観られますけど、ホビーってそもそも大人向けの物ですし、ちょっと前まではやってたキャンプブームとかだって大人向けでしょ?子供関係ない
むしろ子供が積極的にソロキャンに出かけるような方が怖いですわ。
まぁそんな極端な話は置いておいて
模型メーカーはプラモの値段は上がるし子度向けの方策がなくじり貧だ、このままではプラモというジャンルが消滅する!!って妙な危機感を抱いてる人ちょくちょく見かけますけど
冷静になって考えて欲しい
プラモデルって、本来はある程度の工具も必要ですし、工作には切った削ったの怪我をするかもしれない工程もありますし、接着剤や塗料など有機溶剤も扱います。
そう考えると、これって子供向きの趣味だと思いますか?
でも、それらをクリアーできれば子供達にも楽しんでもらえる!!そう考えル事も出来ます。
実際にそれを実現しようとしてきたのがバンダイさんのプラモデルであり、タミヤさんのミニ四駆だったりしますけど
それはそれで、大事な考え方ですし、間違っているとは思いません
でも、子供層を獲得しようと資源リソースを割いても、当の子供には財力も購入決定権もないわけです。
その層に向けて発信し続けるなんて、余程企業体力が無ければ無理です。
実際今それが出来るのはバンダイさんだけでしょう、そしてバンダイさんは玩具メーカーです。元々子供向けを得意としているから出来る事だと思います。
そんな特殊な事を模型メーカー全般に求めるのは酷という物だとし、本当にジャンル存続の為になるのか?と言えば、やはりちょっと違うかなと思います。
実際、メーカーさんは新規獲得を諦め無策なのか?と言えば,当然そんなことはないわけでむしろ積極的に今は展開しています。
20代から30代をターゲットとして、今は商品展開を行っています。
当然平行してドル箱の40代〜50代向きがメインではありますけど、目先の利益だけ考えるなら40代から50代向けだけやってる方が良いはずなんですけど、それでは先が無いのは判っているのですぐ下の世代も取り込もうと必死なのです。
それって凄く良いことで
プラモ人口を子供で増やそうが青年で増やそうが増えれば良いことなんですよ。
そして財力もあり購買決定権もある青年層にターゲットした方が当然効率も良いわけですし
なので、子供が買えないような価格になったプラモデル云々は実はそんなに問題じゃないんです。
さて、こういう話をすると
いやいや、昔は子供向けアイテムにあふれていて
明らかに子供を取り組む努力をプラモメーカーはやっていたって話になるんですけどね。
40年前のメイン購買層って20代から30代だと思うんですよ。
第一次ガンプラブームをもって、だってあの頃子供達が買い求めてったじゃんって話も出ますけど、確かに買い求めてた子供達は居ましたが
ガンダム自体が当時の20代に刺さったアニメであったことを考えれば、メイン購買層もそこになるよねって話ですし
プラモデルが日本で最初に発売されたのが1956年と言われています。
今から40年前1983年で考えるとプラモデルが登場して27年しかたっていない
木製模型から派生したジャンルなので、元々子供向けってジャンルでもない
そのため、当時の40代や50代向けにアイテムを展開しても効果が薄し、当時は子供数が尋常じゃなく多く、今ほど子供達の遊ぶ物の選択肢がなかった時代なので、子供向けに商品展開する意義は大いにあった。
そういう背景を考えずに、40年前と今を比べても意味が無い
だから、今後も20代から30代の層から新規獲得を増やすことを目指した方が良い
今各メーカーさんが取り組んでいることは、正解だと思いますよ。
むしろ、このプラモデルというジャンルを消滅させたくない、存続させたいと願うなら
積極的に20代から30代の方々が楽しんでもらえるようにしていくべきです、その姿を見た今の子供達が20代になったころに、このジャンルに参加してくれれば良いだけです。
だから、もっと20代30代の方々にプラモデルの魅力を語って、興味を持って貰うようにしてみてください。
出来もしない、子供向けなんて夢物語を語らずに
会社の後輩でも同僚でもいいんです、プラモって楽しいから一緒にやってみない?
そうやって、輪を広げてみたらどうでしょうか?
プラモデルの価格一つをとって子供がぁぁぁぁと嘆くくらいならね。
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