2016年04月05日
円高ドル安の進行を受け日経平均が6日続落する中、ナンピン買いに動く。ソフトバンクG買い、日経平均売りが有効?
<日経平均終値> 15,732.82 ▼390.45 (-2.42%)
<TOPIX終値> 1,268.37 ▼34.34 (-2.64%)
<東証マザーズ指数終値> 943.18 ▼59.97 (-5.98%)
[本日の取引銘柄]
ネットワン (7518)
三菱UFJ FG (8306)
UEX (9888)
本日の日経平均、TOPIXは6日続落。日経平均は79円安の1万6044円で寄り付いた後、あっさりと1万6000円の節目を割り込み、ドル円が110円台前半まで下落すると下げ幅を広げていった。前日まで値を保っていた新興市場の崩れはさらに大きく、東証マザーズ指数は6%近い大幅安となった。東証33業種の全業種が下落する全面安商状であったが、東証1部の売買代金は2兆2797億円にとどまり、"selling climax"とは言いがたい状況。
前日、ジェフリーズ証券の投資判断引き下げが伝わり大きく下落したネットワン (7518)を拾ってみた。受注高の減少に伴い2017年3月期の売上高予想を引き下げ、営業利益予想も47億円から33億円に、40億円強のコンセンサス予想を大きく下回る水準に下方修正したとのこと。10年チャートを見るとリーマンショック時や東日本大震災時に並ぶ水準まで株価が下落しており、財務体質も良い企業なので、この水準から大幅に下げる可能性は低いのでは、と考えた。高配当銘柄の代表格でもある。
三菱UFJ FG (8306)はあっさり500円の大台を割り込んできた。マイナス金利下での収益動向が不安視されており、下げ相場の中では空売りのターゲットになりやすいのであろう。しかし500円割れの水準はPBR、PER、配当利回り等の指標から見るとさすがに割安である。2015年12月末のBPSは1107円と発表されており、株価500円で計算したPBRはなんと0.45である。しかも保有株の簿価は日経平均1万円割れの水準であり、マイナス金利下では保有国債の益出しが見込めるので、実際のPBRはより低値である。
チャートでは一目均衡表の雲の下に出て一段安を目指す形になっているが、ファンダメンタル面を重視して拾ってみた。前場寄り付き値の499.1円で1000株、さらに498.6円で1000株信用買い。終値はさらに下げて487円。
UEX (9888)も全体相場が崩れる中、ズルズルと下げてきた。266円で1100株、261円で800株信用買い。出来高は15,900株と昨日の3倍になったが、約定した買い方の12%は私の注文。割安だと思って買っているのだが、もっと安く買えたのでは、と思うと少し悔しくもある。
このような環境の中でソフトバンクG (9984)は逆行高。3月下旬からダラダラ下げて来ていたが、4月1日以降は上げに転じている。東証の自己株式取得に関するガイドラインによれば決算期末日前の5営業日は買付け自粛期間とされており、新年度に入り自社株買いが再開されたのかも知れない。3月30日に買いを入れた(→ 『円高ドル安、米長期金利の低下を受けて日経平均は続落、メガバンクの下げがきつい!』)のは間違っていなかったようだ。また現在のような相場環境では、日経平均を売り(先物売りやベア型ETF買いで)ソフトバンクG (9984)を買うような取引が有効かもしれない。
自社株買い、TOB、IPO、統合・合併、株式交換等のコーポレートアクションや、日経平均等の株価指数の入れ替えでおきる「需給バランスのゆがみ」に焦点をあてた取引について詳しく解説した本が最近出版されました。現在のような相場環境では、相場の上げ下げに左右されずに利益を上げる手法を知っておくことが重要だと思います。値段が高く、私も買うのを躊躇いましたが、巷に溢れるいい加減な株の本とは一線を画したクオリティーです。
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<免責事項>
当ブログは個人的な投資行動を客観視するために記載しているものです。決して特定の投資行動を推奨するものではありません。また当ブログの内容の正確性は担保し得ないことも申し添えます。
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本日の日経平均、TOPIXは6日続落。日経平均は79円安の1万6044円で寄り付いた後、あっさりと1万6000円の節目を割り込み、ドル円が110円台前半まで下落すると下げ幅を広げていった。前日まで値を保っていた新興市場の崩れはさらに大きく、東証マザーズ指数は6%近い大幅安となった。東証33業種の全業種が下落する全面安商状であったが、東証1部の売買代金は2兆2797億円にとどまり、"selling climax"とは言いがたい状況。
前日、ジェフリーズ証券の投資判断引き下げが伝わり大きく下落したネットワン (7518)を拾ってみた。受注高の減少に伴い2017年3月期の売上高予想を引き下げ、営業利益予想も47億円から33億円に、40億円強のコンセンサス予想を大きく下回る水準に下方修正したとのこと。10年チャートを見るとリーマンショック時や東日本大震災時に並ぶ水準まで株価が下落しており、財務体質も良い企業なので、この水準から大幅に下げる可能性は低いのでは、と考えた。高配当銘柄の代表格でもある。
三菱UFJ FG (8306)はあっさり500円の大台を割り込んできた。マイナス金利下での収益動向が不安視されており、下げ相場の中では空売りのターゲットになりやすいのであろう。しかし500円割れの水準はPBR、PER、配当利回り等の指標から見るとさすがに割安である。2015年12月末のBPSは1107円と発表されており、株価500円で計算したPBRはなんと0.45である。しかも保有株の簿価は日経平均1万円割れの水準であり、マイナス金利下では保有国債の益出しが見込めるので、実際のPBRはより低値である。
チャートでは一目均衡表の雲の下に出て一段安を目指す形になっているが、ファンダメンタル面を重視して拾ってみた。前場寄り付き値の499.1円で1000株、さらに498.6円で1000株信用買い。終値はさらに下げて487円。
UEX (9888)も全体相場が崩れる中、ズルズルと下げてきた。266円で1100株、261円で800株信用買い。出来高は15,900株と昨日の3倍になったが、約定した買い方の12%は私の注文。割安だと思って買っているのだが、もっと安く買えたのでは、と思うと少し悔しくもある。
このような環境の中でソフトバンクG (9984)は逆行高。3月下旬からダラダラ下げて来ていたが、4月1日以降は上げに転じている。東証の自己株式取得に関するガイドラインによれば決算期末日前の5営業日は買付け自粛期間とされており、新年度に入り自社株買いが再開されたのかも知れない。3月30日に買いを入れた(→ 『円高ドル安、米長期金利の低下を受けて日経平均は続落、メガバンクの下げがきつい!』)のは間違っていなかったようだ。また現在のような相場環境では、日経平均を売り(先物売りやベア型ETF買いで)ソフトバンクG (9984)を買うような取引が有効かもしれない。
自社株買い、TOB、IPO、統合・合併、株式交換等のコーポレートアクションや、日経平均等の株価指数の入れ替えでおきる「需給バランスのゆがみ」に焦点をあてた取引について詳しく解説した本が最近出版されました。現在のような相場環境では、相場の上げ下げに左右されずに利益を上げる手法を知っておくことが重要だと思います。値段が高く、私も買うのを躊躇いましたが、巷に溢れるいい加減な株の本とは一線を画したクオリティーです。
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