2018年07月19日
職場の差し入れにメロンは大迷惑!?
先日、『職場の差し入れにメロンは大迷惑』と言ったような内容のメッセージがTwitter(SNS)で話題になっていたのをご存じですか?
仕事できない課長サン「ここのところ忙しいから女性陣に差し入れ持ってきたよ!お昼休みにみんなで食べよう!」ってメロン丸ごとひと玉渡されたんですが、ありがた迷惑でしかない。昼休み献上してメロンカットしてあなたと食べなきゃいけない理由はなに??ほんと仕事できない人のすることイケてない。
— myk (@myktti) 2018年7月14日
何を隠そう…、コレには私も完全に同意しました。(笑)
しかし!友人(男性)にその事を話したところ、『えっなんで!俺はメロン食べれるなら嬉しいけどなぁ〜!!』と大絶賛!!
・・・解ります、解ります。
私も、何も考えなくて良いのなら、ただ食べられるだけならばそりゃあ大歓迎です!
が、女子には他にも多くの問題が潜んでいるのです。。。
と言うわけで、今回は『なぜ職場の差し入れにメロンは大迷惑なのか?』
『大迷惑だ!!』と思う側の理由を、挙げてみたいと思います!
職場の差し入れにメロンは大迷惑!?の理由。
全ては『じゃあ配っといてね!』という気軽感から始まる。
『じゃあ配っといて』と軽く言いますが、配るまでには沢山の行程が必要になります。
行程1・社員のスケジュール確認/何等分するかを考える。
このような『まるごと』系を貰ってしまった場合、まず最初にすることは何と『社員のスケジュール確認』から始まります。
配る・分ける必要があると言うことは、何等分するか考えないといけないのです。
たいていの場合、『細かい事気にせず適当で良いよ!』と言ってくれるかもしれません。が!!!食べ物の恨みは怖いものです。
少なくとも、『足りなかった』という自体だけは避けなければいけません。
最後の最後、配り終わってから上司が帰ってきて『美味しそうなメロンだなぁ!』なんて言われたら顔面蒼白!!
こういった事が起こった場合、大抵の女子社員はコッソリと自分の分を何食わぬ顔で、その上司に渡します。
結果、せっかく用意したのに自分は食べられなかった、という事態が多々起きます。(大抵は内緒にしているので、その事実は誰にも知られなかったりするのです…。)
何等分するか?という問題だけで、かなり神経を削られるのです!!
行程2・道具の準備
さて、必要な道具は、包丁、まな板、人数分のお皿、スプーン(orフォーク)、お盆です。
あなたの会社にはそれが全て揃っていますか?全てがきちんと揃っている会社はどれくらいあるでしょうか。
お皿が無い場合、お皿以外の代用品が必要となります。例えばお皿が無い場合は、人数分のラップあるいはアルミホイルをカットする工程が増えたり、紙コップを用意したりする手間が増えます。
また、スプーンやフォークも同様です。無い場合は爪楊枝、それでも無い場合は『すみませんが手で食べて下さい…』と一言伝えて配ることになるのです、当然、全員の机に回ってひとりひとりにソレを伝えるハメになります。上司や社長にも同様です。
ここでうっかり上司が『なんだぁスプーンも無いの?』なーんて言われたら、怒りは爆発です!!笑
自分の家でも無い、彼氏でも無い人、しかも嫌いな上司も好きな上司もムカつく部下も居たりする状況で、『なぜわざわざ家庭的な姿を見せなければ行けないのか???』ましてや『なんでダメ出しされないといけないのか???』という別の怒りが沸くのです。笑
そもそも、『包丁で切る』という行為は、『好きな男性に見せたい姿』だったりしますよね。
その姿を、不特定多数に見せる必要がある、ということ自体にストレスが掛かっているのです。
乙女心は複雑ですよね。笑
しかし、男性側としても、『女の子に切ってもらって♪』という気持ちは沸きますよね。
その感情こそがまさに、『女性を(自分の為に)使いたい』という支配欲が沸いている証拠だと私は思いますよ!笑
行程3・場所の確保
さて次は場所の確保です。職場にキッチン、シンクはありますか?
大抵の場合、会社にあるのは給湯室ですね。
給湯室は狭くて暗く、他の社員も使います。
立地によっては、他の会社の人も利用する給湯室。
なかば個室のようになっている給湯室で何が起きているか、男性社員はご存じでしょうか?
場合に寄っては、文句(嫌み)を言われます。笑
これは誰に言われるのか?という事ですが、敵は沢山います。
例えば、包丁を全然つかえない女性社員。完全にただの逆恨み(張り合ってくる)です。
『ちょっと包丁使えるからって、給湯室を占領してるんじゃないわよ!』という女の醜い嫉妬が露わになることも!!笑
そして、女性だけではありません。
男性からも、文句を言われる可能性はあります。その場合は、また少し違うベクトルです。
『女がメロンなんて切ってるんじゃねぇよ!ここは会社だぞ!』という、何とも理不尽な怒り。
それは『劣等感と嫉妬』です。メロンを食べられない男性社員からの嫌がらせです。笑
こんな理不尽な嫌がらせを受けながら、ひとりでコソコソとメロンをカットする事もよくあることです。
悲しいですね〜〜〜(妄想じゃなく、実際されるんですよ!私はされたことあるので、本当です。)
行程4・配膳。
さて、嫌な思いをしながら給湯室でコソコソとカットしたら、今度はようやく配膳です。
お盆には一度に全員分が乗るでしょうか?乗らない場合は、何度か給湯室を行き来しないと行けません。
ようやく部屋に帰ってきて、ひとりひとりのデスクへ妖精のように回って、『○○さんからの差し入れです』と声がけしながらお皿を置いていきます。
気に入られてる上司とちょっとした会話をしたり、嫌われている上司に、内心(嫌われてるんだよな〜)と思いながら配ったり。
ときどき、優しい人が『わざわざ切ってくれたの?ありがとう!』と言ってくれて、ほんの少し報われます!
が、それを聞いた他の女性社員から『なんなの?ただ包丁で切っただけのくせに』という無駄な反感を買ったりします。笑
そして仕事中にメロンを配る場合は、電話中だったりして無視されたり、『俺には無いの?』と他部署の人から茶々を入れられたり。
電話中だった人の席には、あとで回り直し配ったりします。
そうこうしてるうちに、『あれ、俺貰ってない』なーんて人が現れたりして、地味に大変なんです!!!!笑
行程5・後片付け!〜回収編〜
さて、ようやくみんなに配膳したら、自分の番。
自分の分を食べ始め、一息つくころ…、
食べ終わった人からは『美味しかったよ!ごちそうさん!』と今度は食べ終わったお皿、フォーク、感想などを受け取るという出来事が起こります!
ゆっくり食べているヒマはありません。笑
『あぁ〜、はい』などと返事をしつつ、食べ終わった皿、フォークを受け取る…。
美味しく食べられる訳がありません。笑
それが何人分なのか?人数によるので異なりますが、食べ終わったお皿を、まだ食べている自分の席に置かれる…。
なんだか自分の席が『ゴミ捨て場』のように感じます。笑
切ないんです!
行程6・後片付け!〜食器洗い編〜
食べ終わったら、ようやく今度は後片付けです。
おいしくメロンを食べた記憶ももう彼方、全員分のお皿をお盆に乗せて給湯室へ…。
先ほどもありましたが、ときどき嫌みを言われたりしながら、食器を洗うのです。
当然ですが、みんなが食べ終わった後のお皿が綺麗なハズが無く、種が残ったままの汚らしいお皿を眺めながら洗うことに…。
なんとも惨めな気持になったりします。笑
他にも、ここでは紹介しないパターンが多々ある。
さて、ここまで細かく!!!!説明してみましたが、いかがでしょうか。
ここには書いてないですが、実際にはもっと沢山の問題があります!!!
例えば
・手はベタベタ。
・公平にカット出来なくて文句を言われる
・『こんなだから彼氏が〜〜』とセクハラ発言
・お茶も一緒に配らないといけない
・生ゴミを自分でゴミ捨て場(外)まで捨てに行かないといけない
・メロンを持ってきた上司に『ありがとうございました〜〜美味しかったです〜!』とおべっか使わないといけない
などなど…。
気を遣う部分は無数にあるのです…。たかがメロンを配るだけなのに…!!
ああ、なんて面倒なんでしょうか!!!
是非、ご自身で配って貰いたい!!!!!!
ようやく終わった!!そして『あれもう終わった?』と仕事を急かされる。
ようやく皿洗いも終わり、席へ着く。
すると早速、上司からは『どこ行ってたの??』なーんてツッコミが入ることも・・・笑
『お皿を洗ってました』と伝えると、『ああ、そんなことか』とまるで何とも無い事みたいな態度です。
『女性だから皿洗いして当然』と無意識に思っているんですね。
皿洗い=仕事 とは思って無いんです。
なので、『お疲れ様〜大変だったね』なんて一言は出ません。笑
『ところでさっき取引先から電話が来たんだけど』という会話になり、『待ってたみたいだから早めに連絡してね;』と、仕事を急かされる訳です。
ゆっくりメロンを食べた気はしないんですね〜〜〜〜。笑
ここまで読んでくれた人は、気持ちを理解しようとしてくれた人!!!
さて、こんな感じで、せっかくなので、面倒な手順をかなり詳細に書いてみました。笑
この文章を最後まできちんと読んでくれるような方は、気を遣ってくれる優しい方なので大丈夫なんですが、
問題は、こういった『配る側の気持ち』を想像しようともしない人です。
と言うわけで、そういった方には、一生伝わらないのですね〜…。
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