実家から追い出されてきた荷物整理。
30年は通電していない、 Victor KD-A5 事実上、世界初のメタルテープ対応デッキ。
さて、通電したところ。
1、ランプ類 OK
2、テープ走行が 不思議な故障モードなんですが
FF.REW.PLAY どれも数秒動く。
PLAY でピンチローラーは上がって、キャプスタンも回ってる。
見える範囲のベルトはきれてなさそう。
走行しているという検出がなされないので止まってる感じ。
KD-A5:¥59,800(1979年頃) なので、40年近い事になる。
とりあえず中を拝見。40年の割に、中は埃がない。
綺麗
メカ部
ヘッド部
走行しているという検出は、どこかの回転だろうから
回転検出って どこだろ。と 眺めると。
テープカウンターが廻っていない。
カウンターのゼロストップ機能がないのに、テープカウンターの黒いプリーの上に配線が行ってる。そしてこれ廻っていない。
試しに FF 押してから これを手で回してやるとストップしない。
こんな時に限って、アルコールが無いんだよなぁ。( 武漢コロナで アルコール切れ )
と、綿棒を湿らせて黒い角ベルトをそうっと拭く。
ベルトが変形しているみたいで波打ちながらも回転しだしたら、
C-90 FF,REW ,PLAY 全部OK
どうでも良いテープを入れているので録音されているかさえ不明。
もう数度往復が成功したら、録音されているテープで再生に挑戦!
昔作った オーディオドラマのテープを入れてみる。完璧だ!
どうやらうまいこと行っている。
この黒いプリーのがテープカウンターを駆動していて、マグネットが回転、よじってあるケーブルでテープ移動を検出していることが判明。
数時間再生で動かしたら、ベルトの変な癖も取れたようで、無理に交換は考えない。
ひっくり返して。裏蓋外した。裏蓋を外すと基盤が見える贅沢な構成。
平ベルト元気そう。
シングルキャプスタンだけど、フライホイールでかいなぁ。
Dual ではこの大きさ フライホール同じ高さに並べると無理だね。
パネルの OUTPUT VR で ヘッドフォンの音量が変化しない。
あれれ?
パターンをざっくり追っかけると、VR から LineOut にほぼ一直線。
ヘッドフォンアンプっぽいのは、NEC C4557C だけど、VR 通らない気がする。そもそもデッキのヘッドフォン端子なんてあんまり使った記憶がないから、VR に連動していないのかも・・・ という気がしてきた。LineOut と同時に動いたら使いにくいし。
今日のところは諦めよう。 朝になっちゃいそうだ。
取説探したほうがよさそう。
と一度は思ったんだけれど、止まらなかった。
ネットを検索だ。回路図がなかなかない。
ところがラッキーなことに、メンテナンスマニュアル拾った。ネットって便利。
ブロック図から、ヘッドホンの音量は固定。
パターンから読み取った構成と IC 含めドンピシャだわ。
この時代は楽だ・・・・;;
この KD-A5 は、先日ちょっと改造した タイムドメイン lite と セットでお気軽に再生できるようにしました。
タイムドメイン側の VR は、もうガリっているのに KD-A5 は静かなものです。昔のパーツの方がしっかりしているのでしょうか?
久しぶりに、バックライトのアナログメーターを見るのも悪くない。
結局朝になってしまった。
コロナで外出自粛なら、それなりに楽しもう。
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タグ:コロナ
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