フォークソング 「 戦争は知らない 」
これは、寺山修司 の実体験がベースにあるとすると大変重い歌です。 今の世界を考え、戦わないということ、人の命をもう一度考えてみたい。
フォークソングが、民謡として 70年代が戦争を知らない子供たちと、ベトナム戦争を眺めながらも 知らない と言い切って、歌い切ってきました。
そのことを、杉田も北山もある種の欺瞞と捉えていた節があり、「 戦争を知らない子供たちへ 杉田二郎 2012年 」をリリースしている。 この中で、少年少女合唱団? と 一緒に歌うなど、次の世代へ歌い継ぐという実践を行なっている。
「 戦争は知らない 」は、加藤和彦が掘り出して、ブレイクした曲という扱いらしい。
タイトルに「戦争」と入っている歌は? とぐぐるとほとんどみつからない。
明確に日本人作のものは、3点。
そのうち2つに寺山、加藤、北山 の流れが関わっています。
( 頭脳警察のものは、替え歌と言っていいので、実質2つ )
戦争を知らない子供たち が、最初に演奏されたのは、おそらく 大阪万博 1970 の開会式。ジローズのレコードの前です。
https://www.youtube.com/watch?v=Makedq-c_OE
上のリンクで、北山は、「 完全に戦争を知らないとは言えない 」と述べています。
北山は、この詞の作曲を加藤に頼んだそうです。(ラジオで、本人のトークから聞いた記憶)
加藤は、それを退け、 杉田二郎の作曲となったという経緯。
「戦争を全く知らなわけじゃなかった」その思いは、忸怩(じくじ)と北山の中に残っていたらしく、
1983 「 戦争を知らない子供たち ’83 」を発表しています。そこで、具体的に戦争を歌っています。この思いとはおそらく無関係に、ジローズの曲はヒットします。
大阪万博で、子どもたちの合唱とともに歌われた 上のリンクにある 「 戦争を知らない子供たち 」。
この歌を次の子どもたちにも歌ってもらえるだろうか・・
「 戦争を知らない子供たちへ 杉田二郎 2012年 」の録音に立ち会い、少年少女合唱団が参加する「 戦争を知らない子供たち 」を聞いて、次の世代に渡すことができたような思いを北山は持ったらしい。
「 戦争があることは知っている、どこかで殺し合いが起きていることも知っている。けれど、戦争を知らない子供たちと 僕らは名乗り続けていたい。 僕らの子どもたちにも、そうあってほしい。 」
加藤和彦が発掘してきた「 戦争は知らない 」を歌いながらそんな思いが、北山の中に熟成されていったのではないだろうか? 2つの歌、どちらも大好きです。こんな事を考えるずっと前から好きです。
70年代フォークには、ラブソングだけでなく、今の世界状況を考えるに大切な歌も多いと思うんだよ と 重たいことを思いながら、戦いが終わることを祈っております。 重たくてすみません。
https://www.joysound.com/web/search/song/490673
「 戦争を知らない子供たち 」
杉田二郎の作曲になった経緯を北山さんが喋っている場面発見。
https://youtu.be/gIsj_2SJezw?t=467
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これが、 戦争を知らない子供たち'83
歌詞を聞くべし。
https://youtu.be/meOkc349Cvg
杉田二郎が、子どもたちと歌う。
1970年に北山修が語った次の世代に歌い継いでもらいたい。 それが具現化した。
https://www.youtube.com/watch?v=Tm1KUgF3c5Y
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