前から辞めたいとは何度も聞いていたため、辞めたことに驚きは無かったのだが、メールが届いたのは明け方だったため、速攻で電話をした。
私、「メールを見たわよ。今、うち?」
介護施設を辞めた友人、「駅」
私、「うち来る?」
友人、「ううん、ヤメとく」
私、「8時過ぎなら、私以外、誰もいないわよ」
友人、「まだ、気が立ってるの」
私、「御飯を食べにおいでよ」
友人、「食欲無い」
この友人から、介護施設の現状を聞かされていた私は、気が立つ理由を何となくだが分かっていた。
慢性的な人手不足の介護施設は、少ないスタッフでやり繰りしているため、休みは取れない。
タダでさえ大変なのに、コロナが流行すると、メンタルを病むスタッフが続出。
友人は、その中の1人だった。
テレビのワイドショーでは、スタッフによる利用者(要介護者)へのハラスメントが取り上げられることが多いが、実際の現場は利用者によるハラスメントが日常茶飯事。
助けがないと何も出来ない男性利用者を風呂に入れると、ギンギンに勃起したペニスを見せられたことは、毎度のこと。
介護施設の利用規約では、ハラスメントなどの違反行為をしたら退去させられるのだが、要介護者の引き取り手がない。
要介護者で厄介なのが色ボケ。
色ボケした者が、スタッフや異性の利用者にちょっかいを出す。
介護施設では、介護しやすいように部屋にはカギを掛けないため、スタッフがドアを開けると、利用者のカップルがイチャついていることもある。
中には制限しているところもあるのだが、人権を侵害する恐れがあるため恋愛を禁止するのは難しい。
こういうのが嫌で女性専用の介護施設もあるのだが、女性専用の介護施設は女子校と同じで、陰湿なところがある。
色ボケするような人は執着心が強いため、恋愛を制限したりするとキレたりするらしい。
介護施設を辞めた友人は、介護施設に入るくらいなら、野垂れ死にしたほうがマシと言う。
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