その女の子Aは、お小遣いを稼ぐのにクラウドソーシングを利用しているのだが、その報酬が気絶するほど安い。
私がAと知り合った時は、1000文字の文章を書いた報酬が100円ほどだったのだが、現在は80円ほどに低下。
その報酬から手数料が引かれるため、1000文字の文章を書いても受け取れる報酬は60円ほど。
1000文字の文章を書くのに1時間ほど掛かるらしいので、Aの時給は60円ほど。
最低賃金の平均が960円ほどだから、Aがしている労働は奴隷と同じ。
私はAに他の仕事を勧めたのだが、不登校の経験があると、マトモな仕事に就くのが出来ないらしく、Aは今も奴隷のような働きをしている。
そのAから連絡があり、駅まで迎えに行った。
私、「どうした?」
A、「近くまで来たから、電話しただけ」
私、「病院には行ってる?」
A、「たまに行ってる。オバさんは?」
私、「体調が良い時は行ってる(笑)」
A、「体調が悪い時こそ、病院に行かないと(笑)」
私、「一人だと行けないのよ」
A、「〇〇さんは付いて来てくれないの?」
私、「彼女も更年期障害があるから、体調が優れないの」
A、「私なら、いつでも付いて行ってあげる」
私、「そうしてくれると助かるから、お金を渡しておいて良い」
A、「何のお金?」
私、「タクシー代」
A、「電車で来れるよ」
私、「深夜だと、電車は走ってないでしょ」
私はAにタクシー代として3万円を渡すと
A、「多いよ」
私、「アルバイト代込みよ」
A、「何のアルバイト?」
私、「私を病院まで連れて行くアルバイトよ」
A、「そんなお金は要らない」
私、「お金を受け取ってくれたほうが頼みやすいの」
A、「(お金をもらって)良いの?」
私、「うん」
お金を受け取るとAは帰って行ったが、Aの手首にあった新しいリスカの痕が私は気になった。
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