幼馴染みのA、「あの人、知ってる?」
私、「知ってはいないけど、見たことはあるわよ、どうして?」
A、「あの人、子供を越境通学させてるわよ」
私、「別に良いじゃない、許可を得ているなら」
A、「越境通学って、どういう時に許可されるの?」
私、「例えば、建て替えで一時的に引っ越しをしなくてはならない時や、働きに出ており子供の帰宅時に親がいない時とか、色々よ」
A、「誰が越境通学の許可を出すの?」
私、「自治体によって異なる。校長先生が越境通学の許可を出す自治体もあれば、名古屋市のように区長さんが越境通学の許可を出す自治体もある」
A、「学校って行政から独立した機関じゃないの?」
私、「建前上はね。でも学校のことを決める教育委員会は、役場の中にあるじゃない」
A、「あの人のお子さん、半年以上、越境通学をしててママ友の間で話題になっている」
私、「家の建て替えに、半年以上掛かることもあるわよ」
A、「どうやら、ウソの越境通学許可申請をしてるのではないかと、言われているの」
私、「偽装離婚や借金逃れのために越境通学をしている人もいるらしいわ」
A、「そういう場合はどうなるの?」
私、「許可した者によって、越境通学は認められなくなるだけではなく、許可した者(校長先生や区長さんなど)を騙したのだから、保護者不適切の烙印を押され、場合によっては指導要録(内申書)に記載されるわ」
A、「あの人、ご近所トラブルを起こしているらしいの」
私、「ご近所トラブルを起こしているなら、越境通学の許可が取り消されるかもね」
A、「どうして?」
私、「自治体によって違うけど、中には住んでいる町の学校の学則等を遵守しない場合は、取り消されることになっているの。ご近所トラブルを勧める学則なんてないでしょ」
A、「越境通学の許可の取り消しって簡単に出来るの?」
私、「簡単よ、許可したのが校長先生や区長さんなのだから」
A、「でも、許可を取り消された保護者が、取り消しを取り消す裁判を起こしたらどうなるの?」
私、「貴方、分かってないわね。貴方、どうして子供を学校に通わせているの?」
A、「良い学校や良い会社に入り、良い人生を生きて欲しいからよ」
私、「そうでしょ。それなのに裁判を起こしたら、どうなる?悪いのは誰?越境通学を取り消されるようなことをしたのは誰?裁判になったら、全てが明るみになって、迷惑を被るのは将来に傷が付く子供なのよ」
A、「子供が通っている学校とモメるのはマズイの?」
私、「当たり前じゃない。昔も今も、子供は人質に取られているの!」
皆が好き勝手したら、社会秩序は乱れる。
そうならないために、法律などのルールがある。
このルールを犯したらペナルティを食らう、当たり前のことじゃない!
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