ママ友、「どうかしたの?」
男の子、「池に蛇がいるんです」
ママ友、「えー!!」
池を見ると、1メートルほどの蛇がいた。
ママ友、「私、蛇、ダメなの」
私、「私だってイヤよ」
幼馴染み、「蛇をイジメちゃダメよ」
男の子達、「そんなことしないですよ」
誰もが蛇を恐れているところに現れたのは、昔から知る近所のお兄さん。
私、「蛇がいるんです」
お兄さん、「蛇?鰻だと思え!」
そう言うと、お兄さんはウォーキングを続けた。
ママ友、「鰻じゃないですよ」
お兄さん、「外見で判断するな!自分らも子供達にオバサンと言われたらイラッとするだろ!」
確かに見ず知らずの子にオバサンと言われたら、「お姉さんと言いなさい」と言いたくなる。
この近所のお兄さんは昔から破天荒、近所で悪ガキがイタズラすると必ず注意をしてくれたのが、このお兄さん。
自分の子供が注意をされると、お兄さんに反感を抱く保護者もいるが、悪ガキを見て見ぬ振りをするダメな男よりは。お兄さんのほうがウンとマシ。
ママ友、「あの人(お兄さんのこと)、歳のせいか最近は大人しくなったらしいわよ」
私、「へえそうなの?」
とは言ったが、お兄さんの家の庭には、スグに取り出せる場所に鉄パイプが置いてあり、いつでも戦えるようになっている。
庭木が延びると、その鉄パイプがパタンと道に倒れるため、気付いたら元に戻してあげる。
それを知ってか、お兄さんは子供の時から私には優しく、「旦那に暴力を振るわれたら、いつでも言え」と言われている。
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