日本のメディアは、侵攻で被害を負っているウクライナの肩を持っているが、プーチンがブチ切れた気持ちも分からなくはない。
かつてのロシアはソビエト社会主義共和国連邦、連邦とは2つ以上の国(州)が1つの主権の下に結合して形成する国家形態のことで、ウクライナは連邦の一国だった。
しかし、ソビエトが崩壊すると、連邦の一国だった国々は離脱して独立国家となった。
独立した時に、ロシアはどう思っただろう?
今まで一緒だったのに、ソビエト連邦がヤバくなると、お前達、逃げ出すのか、卑怯者!
しかし、図体(ずうたい)が大きいと民を養うのは大変、独立してくれたほうが身軽になる。
しかし、独立して、ヨーロッパやアメリカの味方にはなるなよ、元々は仲間だったのだから。
元々は仲間だったことは、ウクライナも承知していたため、独立した時には、ロシアの敵になるようなことはしないと約束をした。
しかし、時が経つと、ウクライナは約束を破り、ヨーロッパと仲良くなろうとした。
ただ仲良くするだけでなく、ロシアを敵とするヨーロッパの軍隊をウクライナに配置しようとした。
ロシアからすれば、約束が違うじゃないか!
ウクライナからすれば、約束なんて昔のことだろ!
ロシアからすれば、約束は約束だろ!
ウクライナにヨーロッパの軍隊が配置されれば、ウクライナに接するロシアにとってはメッチャ驚異、ウクライナからロシアの首都であるモスクワはメッチャ近い。
ロシアからすれば、常日頃から銃口を向けられているの同じこと。
ロシアはウクライナに、「銃口を向けるな!」と言い続けた。
しかし、ウクライナは聞く耳を持たなかった。
これに堪忍袋の緒が切れ、ロシアはウクライナに侵攻。
隣の家の人が、365日24時間、自分に銃口を向けていたらどうだろう?メッチャ恐怖だよね。
銃口を向けないよう、町内会の人や役場、警察に言っても、何もしてくれなければ、自衛で守るしかないよね。
日本のメディアではあまり報道されないが、プーチンは諸外国にロシアに銃口を向けるなと言い続けていた。
ロシアからすれば、ウクライナの現状は自業自得なのだ。
しかし、北方領土問題を抱える日本としては、ロシアの他国への侵攻はメッチャ恐怖。
隣の犬がキャンキャン吠えるだけでイライラする私は、プーチン的思考の持ち主かもしれない。
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