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2023年06月09日
【アングラーなら楽しめる】釣り気分を味わえる!世界の釣り映画3選
釣りに行きたくても、釣りに行けない。
そんな時に、少しでも釣りに行った気分を味わえる、釣りに関連した映画を3作品紹介します。
釣り気分を味わうだけでなく、釣り欲が更に高まってしまうかもしれません。
「釣りに行けない」そんな日は
出典・photoAC
どんなに釣りが好きでも、どんなに釣りに行きたくても、釣りを断念せざるをえない状況ってありますよね。
強風や台風といった天候不良なのか、それとも別の予定が入っているのか。
あるいは、何もしていなくても汗が流れ出てくる命の危険があるような真夏日、手足だけでなく体の芯まで凍える冬の寒さに釣りを断念することもあるでしょう。
何かしらの理由で、釣りに行けない・釣行を諦めないといけない。
出典・photoAC
そこで今回は、釣りに行けないそんな日に、少しでも釣りに行った気分を味わえる、釣りに関連した海外の映画を3作品紹介します。
映画を見て釣りに行った気分を味わうだけでなく、釣り欲が更に高まってしまうかもしれません。
リバー・ランズ・スルー・イット
ロバート・レッドフォード監督作
20世紀初頭のアメリカのモンタナを舞台にした作品。
フライ・フィッシングを通して交流する家族の、絆や葛藤を描いたヒューマンドラマです。
厳格な牧師の父ともとで育った、真面目な兄ノーマンと自由奔放で破天荒な弟ポール(ブラット・ピット)。
対照的な二人の兄弟は、フライフィッシングを通して人生を川に学び絆を強めていきますが、やがて二人は別々の道を歩み始めます。
美しい自然に癒される
この作品は、アメリカモンタナ州を流れる雄大な川をメインに、大自然やフライフィッシングの様子を美しく描いています。
釣りに出かけると鳥のさえずりや波の音、水の流れる音などで癒されますよね。
釣りに行けないときだからこそ、この映画を見て癒されてみるのも良いかもしれません。
ストーリー的にはわりと淡々と進みますが、二人の兄弟を演じている主演クレイグ・シェイファー、そして若きブラッド・ピッドの名演にも注目です。
フィッシング・ウィズ・ジョン
1900年代後半にサックス奏者や俳優として活躍したジョン・ルーリー。
彼が映画の監督・脚本・主演・音楽を手がけています。
この作品は、ジョン・ルーリーが親交の深い5人の映画監督、俳優(ジム・ジャームッシュ、トム・ウェイツ、マット・ディロン、ウィレム・デフォー、デニス・ホッパー)を引き連れて釣りをしに世界各地を冒険するドキュメンタリーアドベンチャーです。
サックス奏者で俳優のジョン・ルーリー
この作品は6つのエピソードで構成され、ジョンとその友人がボートや船、また降り立った土地で何気ない会話をしたり、時にはふざけ合いながら釣をするだけ。
この作品のエピソード2では、ミュージシャンで俳優のトム・ウェイツとジョン・ルーリーが、ジャマイカの紺碧の海でスナッパー釣りに挑みます。
挑むというと聞こえが良いですが、映画の中はなんともマッタリとした時間が流れています。
なので、流し見やBGMの代わりとしても良い映画かもしれません。
ジョンが魚をどう釣り上げるのか?釣り師2人組の冒険旅行を愉快に描いています。
老人と海
20世紀の文学界と人々のライフスタイルに大きな影響を与えたアーネスト・ヘミングウェイの小説を映画化。
自分を慕う少年と毎日小舟で漁へ出かけていた老人は、ある日、1人で漁へ出ることになります。
その時仕掛けた網に掛かったのは、信じられないほどの大きさのカジキでした。
網に掛かったカジキと老人の4日間の死闘を描いた、不朽の名作です。
手こぎボートで4日間も!?
老人は手こぎのボートで漁へ出かけていきます。
手が傷だらけになりながらも、魚と老人の手に汗握る命をかけたやり取りは必見です。
たまには映画でのんびりと
釣り人の中には、あまり映画とは縁がない、という方も居るかもしれません。
しかし、釣り人だからこそ共感できるシーンやセリフ、情景など、見てみると意外とハマってしまうかもしれません。
釣りに行けない週末、のんびり映画を見てみるのも悪くないかもしれません。
気になる作品がもしあれば、是非、鑑賞してみてくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございます。
タグ:映画
2023年06月03日
ザリガニを釣ったら違法?2023年6月からアメリカザリガニも特定外来生物に
近場で誰でも簡単に楽しめる“ザリガニ釣り”。
大人もこどもも夢中にさせてくれるザリガニですが、2023年6月1日からアメリカザリガニも特定外来生物に指定されます。
ザリガニを釣ったら違法になるのか?
2023年6月から規制スタートとなっている外来種対策について紹介します。
ザリガニについて
出典・photoAC
釣り針も使わず、もっとも簡単で小さな子どもでも楽しめちゃう釣りと言ったら「ザリガニ釣り」ですよね。
小さな頃、お父さんやおじいちゃんにザリガニ釣りに連れて行ったもらったという方も多いのではないでしょうか?
そんなザリガニ、日本には大きく分けて3種類のザリガニが生息しています。
しかし、そのうち2種は海外からの移入種であり、外来生物法により規制が掛かっています。
まずは、3種類のザリガニを見ていきましょう。
ザリガニ(ニホンザリガニ)
日本に元々生息していたザリガニの仲間は1種類のみで、その名もザリガニです。
茶褐色でずんぐりとした形が特徴の小型のザリガニ。
現在では生息域が減ってしまい、絶滅の危惧に瀕しています。
現代ではニホンザリガニと呼ばれることが増えてきています。
アメリカザリガニ
出典・photoAC
北海道から沖縄まで全都道府県に生息し、もっとも身近なザリガニの仲間といえるのが、赤い色が特徴的なアメリカザリガニ。
いつしか「ザリガニ」と言えば外来種のアメリカザリガニを指すように......。
アメリカザリガニは北米原産の生物であり、雑食性で落ち葉から生きた魚まで何でも食べます。
水温が下がる冬から春にかけて(12月から3月)冬眠します。
このアメリカザリガニも2023年6月から特定外来生物法による規制が始まっています。
ウチダザリガニ(タンカイザリガニ)
北海道や福島県、岐阜県や滋賀県などに、ウチダザリガニやタンカイザリガニと呼ばれる一際大きなザリガニの仲間が生息しています。
いかにも日本の在来種のような名前が付いていますが、じつは北米由来の“外来種”。
外来生物法により飼育や生きたままの輸送・販売などが規制されています。
ザリガニを釣ったら違法?2023年6月から規制開始
出典・photoAC
日本の生態系や農林水産業、人の生命・身体へ被害を与える海外起源の外来生物は、『特定外来生物』に指定され、生きた状態での輸入・飼育および保管・運搬・販売や譲渡・野外への放出などが法律によって禁止されています。
従来から、ウチダザリガニなどの一部の外来ザリガニ類は特定外来生物に指定されていました。
2020年11月2日からは、アメリカザリガニを除くその他の外来ザリガニ類についても、全て特定外来生物に指定されました。
そして、2023年6月1日からアメリカザリガニも特定外来生物(一部の規制を適用除外にする条件付特定外来生物)に指定され、外来生物法による規制がスタート。
飼育について
アメリカザリガニの飼育はOK、ウチダザリガニはNG。
外来生物法では、特定外来生物の飼育が禁止されています。
しかし、アメリカザリガニに関しては飼育者が多いという理由から、許可をとらなくても“一般家庭等での飼育と無償での譲渡”が認められます。
しかし、ウチダザリガニやタンカイザリガニ、ミステリークレイフィッシュを含め、アメリカザリガニを除く全ての外国産ザリガニは特定外来生物に指定されており飼育は禁止されています。
野外へ放つと厳しく罰せられる
特例的に飼育は認められますが、野外への放出は禁止されています。
最高で個人の場合3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金という重い罰則の対象となります。
たとえ、水槽から逃げ出してしまったとしても野外への放出に該当し規制対象になるので、注意が必要です。
釣りの生き餌としての販売・使用も禁止
特定外来生物を野外へ放つことが生態系に被害を与えるという観点から、釣り餌としての生きたアメリカザリガニの販売や使用も禁止されます。
ただ、自宅等で飼育している観賞魚等のペットへの活き餌としての使用は認められます。
ザリガニ釣りはOK
外来生物法では、特定外来生物を釣ることに関する規制はありません。
特定外来生物であるブラックバスやアメリカナマズなどと同じように、今まで通りザリガニ釣りを楽しむことができます。
キャッチ&リリースに関して、釣り上げてすぐその場で逃がすことに関してはOKですが、都道府県によってはブラックバスなどを対象にキャッチ&リリースを禁止する条例等もあるので事前に確認しておきましょう。
ルールを守って楽しもう!
アメリカザリガニは2023年6月から特定外来生物に指定され、規制の対象となっています。
ザリガニ釣りは今まで通り楽しむことはできますが、飼育していたザリガニを野外へ放つと厳しい罰則の対象となってしまうので注意しましょう。
外来生物といえど、親子で夢中になって楽しめるザリガニ釣り。
たこ糸とスルメを持って、ルールを守り気軽にザリガニ釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございます。