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日産本社、41年ぶり横浜に“帰還”

日産自動車は2日、横浜市西区に建設した新しいグローバル本社の完成式典を行った。

 発祥の地、横浜への本社移転は1968年以来、41年ぶり。日産のカルロス・ゴーン社長は式典で「歴史の新しい1ページを開く」と意気込みを語った。

 完成式典では、2010年度に発売する新しい電気自動車(EV)「リーフ」を初めて公開。ゴーン社長自らが運転し、小泉元首相、松沢知事、中田宏横浜市長を乗せて登場した。小泉元首相は「意外とスムーズで静か。脱石油社会の実現に向けて、きっと普及すると思う」と期待感を示した。

 また、本社移転を誘致した中田市長は「ようこそ日産、お帰りなさい」と社員らに呼びかけた。一方で、辞職表明を踏まえ「私自身も日産に始まって日産で終わった」とも振り返った。

 新本社は地上22階、地下2階建て。延べ床面積は約8万平方メートルで従業員約2800人が働く。中央の吹き抜けを使って自然光や外気を取り込む構造で、旧本社に比べて27%以上の二酸化炭素排出量削減を達成したという。横浜駅東口とは歩行者専用橋で2階部分が結ばれており、8日から日産車を展示したギャラリーやカフェが利用できる。

 日産は、ハイブリッド車(HV)が好調なトヨタ自動車やホンダに対し、EVの本格展開で対抗する。ただ、普及には一般車と同程度の自己負担で購入できるための補助金や充電器などのインフラ整備が避けられない。日産は、県や横浜市と実証実験などで関係強化を図っている。松沢知事も式典で「新しい自動車社会の到来を感じることができた」と述べ、EV支援を継続する考えを示した。

(2009年8月3日08時22分 読売新聞)

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