2018年12月05日
M-1グランプリ初審査員のナイツ塙と立川志らくに注目が・・
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<<M-1初審査員の塙と志らく>>
漫才日本一を決する年末恒例の
「M-1グランプリ2018」(テレビ朝日系)
が12月2日に開催され、お笑いコンビ・霜降り明星が史上最年少優勝で4640組の頂点に立ちました。
一部では“史上最大の注目度”とも謳われ、ジャルジャルやトム・ブラウンといった超個性派コンビから、和牛やギャロップなどの正統派漫談コンビまで、多種多様な顔触れとなったM-1グランプリ2018ですが、出場コンビと同じく熱い視線を集めるのは彼らをジャッジする7人の審査員です。
常連となったダウンタウンの松本人志やオール巨人、上沼恵美子らに加え、今大会が初の審査員としての参加となった新顔のナイツの塙宣之と立川志らくには多くの注目が集まりました。
落語家の志らくはもちろん、塙もM-1グランプリでの優勝経験は無く、この点では同じ審査員をつとめたサンドウィッチマン富澤とは事情が異なるものの、圧巻のボキャブラリーと独自の解析力を誇る志らくと、漫才を極めた塙の鋭い指摘は大会に新たな風を吹き込みました。
「M-1グランプリという大舞台で初めての審査員ともなれば、周囲のベテランなどに萎縮してしまうこともあるでしょうが、志らくはジャルジャルの“国名分けっこ”なる斬新なネタに『ひとつも笑えなかったけど、ものすごく面白かった』という名言を残し、99点を付与。
一方の塙も終始一辺倒なままネタを終えたギャロップについて『M-1の4分間の筋肉を使い切れてなかった』と鋭いコメントを残しています。
上沼恵美子のように“好み”や“嫌い”、“ファン”といったワードを多発する感情型の審査員は時に非難の対象となり得ますが、塙はしっかりと客観的な分析を見せていました。やはり漫才協会の理事に就いている自負があるのでしょう」(テレビ誌ライター)
芸人としてもまだまだ現役ど真ん中で舞台に立つサンドウィッチマンの富澤たけしもまた、普段とは異なるシリアスな表情で適切なジャッジを下した人間の一人。
「オール巨人や上沼恵美子らに比べ、圧倒的に芸歴が浅い富澤ですが、彼が審査員の席に座ることに異議を唱える人間はいないんじゃないでしょうか。
というのもサンドウィッチマンのネタは若者から年配にかけて大人気で、彼らの漫才やコントの動画は軒並みYouTubeでとんでもない数字の再生数を叩き出しており、コメント欄にもネタを絶賛する声が並んでいるんです。
もちろん、M-1での史上初の敗者復活戦からの優勝者という肩書きもありますが、そもそも富澤は自身が考案するネタが国民から圧倒的に支持されている事実から、周囲に臆することなく出場コンビの審査をできるのかもしれませんね」(前出・テレビ誌ライター)
ネット上でも
「個人的にはナイツ塙さんが一番的確な意見と点数付けをしていたと思います」
「志らくさんの審査は賛否両論ありそうですが、ああいう人が1人居ても良いのでは」
「富澤さんの冷静な審査にも好感持てた」
などの声が並び、全体的に2018年度の審査員は好評を博したようです。
出場コンビだけでなく、彼らを批評する審査員側の人間すらも世間からは厳しくジャッジされてしまうM-1グランプリは、やはり特別な大会ということですね。
<<ナイツ塙コメントのM-1審査員コメント>>
1組目 見取り図
「トップバッターとして完璧だった。好みだと思うが、横の意識しかなかったのでもう少し、縦のお客さんの方を意識した立体感が生まれるともっと点数が上がったと思う」
2組目 スーパーマラドーナ
「毎年難しい設定を面白くしているのでそこに期待したが、後半失速した印象」
3組目 かまいたち
「パワーバランスがすごくいい。かまいたちはずっと面白いことを言うレールにかかっている感じがして好み。」
4組目 ジャルジャル
「ゲームの設定をあまりしないで、段々お客さんと一緒になって分かっていくというのが理想的な展開だった」
5組目 ギャロップ
「ギャロップもスーパーマラドーナも一緒に一生漫才やっていく仲間だと思っているけど、M-1の4分の筋肉が使い切れていなかったという感じ」
6組目 ゆにばーす
「(コメント振りなし)」
7組目 ミキ
「若いのにこれだけテンポが出せるテクニックがすごい」
8組目 トム・ブラウン
「途中からツッコミの布川くんが、客席にいちいち同意を求めてくるのがおかしくなっちゃった。誰に対して言ってるんだろうって」
9組目 霜降り明星
「2人とも強弱でいうところの強い人間がやってるなと思う。吉本の宝ですよ。漫才協会に絶対入ってもらいたい」
10組目 和牛
「毎年優勝候補と言われている中で、これだけのネタをつくってきてやる話術がすごい。尊敬します」
<<立川志らくのM-1審査員コメント>>
立川志らくさんにブーイング?が殺到した、一番の理由はジャルジャルへの採点でしょう。
お笑いコンビ・ジャルジャルの漫才に、立川志らくさんはいきなり「99点」の高得点。
「最初から最後まで1回も笑わなかったんだけど。
頭の中はすごく面白くて笑ってました。プロを笑わせる漫才だな〜と。
面白いの上を行くと、笑いが起きない」
ギャロップのネタには、「86点」と低評価をつけ、
「ハゲ方が面白くない」
かまいたちのネタに対しては、「88点」。
「面白さよりうまいなと思わせる漫才だったから」
・・もう、お笑いの深さというか、怖さすら感じさせる志らくさんのコメントですね。
来年は誰がまた笑わせてくれるのでしょうか?
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