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2018年11月21日

脳梗塞を再発するリスクの高い人とその因子とは?

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歌う葬儀屋のイタゾーです。

今年(2018年)5月の西城秀樹さん逝去のニュースは驚きましたが、彼は8回脳梗塞を起していたそうです(一般に報道されたのは2003年と2011年の二回のみ)

脳梗塞は再発しやすい病気です。
再発すると重症化しやすく、命に関わることも少なくありません。

そんな脳梗塞の再発を防ぐためには、どのような点に気をつければよいのでしょう・・


自治医科大学内科学講座神経内科学部門主任教授の藤本茂先生のお話です・・

<<脳梗塞を再発しやすいタイプ/再発しやすい時期>>

脳梗塞にはいくつかのタイプがあり、タイプによって再発率や重症度、薬剤の選択などが異なります。脳梗塞を発症したことがある方は、自分はどのタイプの脳梗塞だったのかを主治医に確認しておき、再発予防に役立てることが大切です。 

3つのタイプの中でもっとも再発しやすいのは「心原性脳塞栓症」です。重い症状が出やすく、死亡率も高いのが特徴です。次にアテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞と続きます。 

脳梗塞の急性期(発症後3週間程度)は、特に心原性脳塞栓症やアテローム血栓性脳梗塞の再発率が高いといえます。
基礎疾患として心房細動という不整脈のある方、脳の大血管(内頸動脈、中大脳動脈、脳底動脈など)に狭窄や閉塞のある方、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの複数の基礎疾患をもっている方はより再発率が高くなります。 

<<注目されている原因不明の脳梗塞がある>>


これまでは、これら3つのタイプが脳梗塞の発症のほぼ3分の1ずつを占めるといわれていました。ところが近年、これらのほかに、原因がよくわからない脳梗塞(潜因性脳梗塞)が25%程度、存在することがわかっています。

そのなかでも多いのが、ESUS(イーサス)と呼ばれる血栓ができた場所が特定できない脳梗塞(塞栓源不明の脳塞栓症)です。代表的なものに、心臓と頸動脈の間にある大動脈の動脈硬化が原因と考えられる「大動脈原性脳塞栓症」と、通常の検査ではわからない発作性心房細動が原因と考えられるものがあり、どちらも非常に再発率が高いといわれています。
 
初回の脳梗塞の原因がよくわからない場合には、再発予防のためにも大動脈の動脈硬化のチェックが重要になります。

経食道心エコーの検査で、大動脈に4ミリ以上のアテローム(粥腫)がある場合は注意が必要です。 


<<再発すると後遺症が加わりADLが低下>>

脳梗塞を再発すると、新たな後遺症が加わりますから、それだけADL(食事、歩行、排泄などの日常生活動作)が低下します。

これまで杖を使って歩行できた人も、麻痺が重くなって歩けなくなったり、会話ができていたのに言葉が出なくなったりすることもあります。

脳梗塞は脳に血栓ができることが理由で引き起こされますが、血栓を作り出してしまった原因が生活習慣にあったりすると、また再発することがあります。

また、完治した人の約20%から30%は3年以内に再発するというデータもあります。1年以内に再発する確率は、ラクナ梗塞だと約5%、アテローム梗塞で約6%、心原性梗塞で約8%となっていて、脳以外に原因がある梗塞が高い再発率があることがわかっています。

しかも、脳梗塞は再発をするたびに重度の症状が起こります。例え最初は早期発見で軽度の症状で治ったとしても、もう一度起きた時にはそれよりもひどい症状になってしまうということです。

その理由として挙げられるのは、1回脳梗塞が起きると、症状の度合いに関わらず脳の一部の細胞が損傷を受けて機能が働かなくなるため、再発すると他の部分の細胞が損傷を受けて範囲が広がってしまうからです。そのため、再発すればするほど症状は深刻化し、重度の後遺症が起こりやすくなってしまうのです。


いずれにしても脳梗塞の再発の危険性は、1回目の症状が軽くても早期治療を行ったとしても高いのです。確かに、何も症状がないままだと、通院や投薬をやめてしまいたくなるかもしれませんが、自己判断で中止をすると再発率は高くなるので油断しないようにしましょう。


<<再発予防の基本は薬、自己判断は危険>>
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(写真はイメージ)


脳梗塞は、脳の血管に血栓が詰まる病気ですから、再発予防には、血栓ができないようにすることが大切です。そのためには、血栓を予防する抗血栓薬、いわゆる「血液をサラサラにする薬」を服用します。 

脳梗塞の再発予防の薬は、基本的には一生飲み続けていかなければなりません。自己判断で勝手にやめてしまう方がいますが、それは非常に危険です。 

脳梗塞の再発予防に使われるお薬は、高血圧の薬のように、成果が数値として実感できないので、「飲まなくても大丈夫だろう」と考えてしまう人がいますが、それは違います。

薬を途中でやめたり、飲み忘れたりすることで、再発する方が非常に多いのです。 
薬は決められた用法・用量どおりに、毎日確実に服用することが重要です。ご自分で管理が出来ない時は、ご家族など周りの方がサポートしてあげてください。 


<<脳梗塞の危険因子を減らす努力を>>



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高血圧、脂質異常症、高血糖、喫煙などは、脳梗塞の再発リスクを大いにはらんでいます。 
とくに抗血栓薬を服用している場合、もっとも大事なのが血圧管理です。多剤併用療法をしている方や脳出血の既往のある方は、より徹底した血圧管理が必要です。 

日常生活でも脳梗塞の再発予防のために気をつけてほしいことはあります。 

食事については塩分を控えたうす味にし、バランスのよいものを腹八分目食べましょう。うす味にしても、たくさんの量を食べてしまうと、塩分摂取量は多くなります。 
運動は散歩など、その人の体力に合わせて行います。 

また、なるべく外に出るようにして、人と触れ合うことは大切です。ご家族も患者さんが過ごしやすくなるようにさりげなく協力してあげていただきたいですね。
(自治医科大学内科学講座神経内科学部門主任教授の藤本茂先生の話を元に作成) 


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