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2018年11月19日

脳梗塞の前兆チェックリスト

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<<どんな人が脳卒中になりやすい?>>



 1.高血圧の人

 2.糖尿病がコントロールできていない人

 3.高脂血症の人

 4.肥満の人

 5.喫煙者

 6.心筋梗塞や狭心症にかかったことのある人

 7.不整脈(心房細動)のある人  

 8.血縁に脳卒中の人がいる人

 9.アルコール過飲の人

 10.自分の健康に関心の薄い人


 「1.高血圧の人」

高血圧は諸悪の根源です。たくさんある生活習慣病の一つですが、高血圧は脳卒中の非常に大きな危険因子です。
高血圧の最新の定義は上が140mmHg以上、あるいは下が90mmHg以上。例えば上が130mmHgで下が95mmHgなら高血圧ですからしかるべき治療をきちんと受けないといけません。

降圧剤や利尿剤、ときには鎮静剤などを飲んで血圧を下げる治療が必要です。
高血圧が脳卒中にどれだけ関与しているかというと、くも膜下出血の発症率は高血圧のない人に比べて9倍に、脳梗塞の発症率は4倍に、脳出血の発症率にいたっては10倍以上高いのです。

高血圧はきちんと治療しないといけない病気です
高血圧は治る病気ではありません。血圧が落ち着いて安定しても、服用を勝手にやめることは絶対にしないでください。
高血圧は血管の老化が原因で、血管が硬くなって血圧が上がってきていますから、顔のしわがとれないように血管の硬さもとれません。

薬を飲んで血圧を下げているだけで、薬をやめるとまた上がります。血圧の薬はいったん飲み始めると、これは一生のつきあいだと思って、服用を続けて下さい。 

 「2.糖尿病がコントロールできていない人」

糖尿病と言われたら、糖尿病を放ったからしにしている患者さんはいません。
その治療が十分にされていないと脳卒中の危険性が非常に上がってきます。

糖尿病のコントロールができているかどうかの指標はヘモグロビンA1c(HbA1c)、この言葉を聞いたことがあると思います。このヘモグロビンA1cの値が非常に大事です。ヘモグロビンA1cが6.5%以上だと糖尿病がコントロールできていないことになるので、脳卒中の危険性がぐっと上がります。

具体的には脳梗塞は糖尿病がコントロールできている人と比べると倍に上がります。

  「3.高脂血症の人」

コレステロール、特に悪玉のLDLコレステロールが140mg/dL以上、善玉のHDLコレステロールが40mg/dL以下、中性脂肪が150mg/dL以上、このどれか一つでも満たしていると高脂血症と診断されます。こういうときにはまず食事が大事です。

LDLコレステロールが高い方はきちんとコレステロールを下げる薬を飲んだほうがいいだろうと考えます。
高脂血症の人は脳梗塞の危険性がぐっとあがって、高脂血症でない人の1.4倍なりやすい。

  「4.肥満の人」

自分は大して太っていないとお考えの人もいると思います。
具体的に計るにはBMI=ボディマス指数(ボティマスしすう)と呼ばれる、体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数を使って肥満かどうかを調べられます。

計算式は体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)です。

例えば身長170cm、体重70kgの人では
 70÷1.7÷1.7=24.2という値が出ます。このBMIの値が25以上を肥満と定義しています。この計算が面倒という方には肥満の一つの指標としてウェスト周囲が重要視されています。

肥満でも皮下脂肪が多い肥満と内臓脂肪が多い肥満があり、男性では皮下脂肪はあまりなくて意外と内臓脂肪をためている方、見た目には体格が比較的普通でも内臓脂肪がいっぱいの方がいます。

その内臓脂肪の多い・少ないを評価する値として、ここでいう肥満はウェスト周囲と考えていただいたほうがよろしいかと思います。

男性は85cm以上、女性は90cm以上あれば肥満と呼んでいいと考えています。皆さん帰宅されて測ってみてください。男性で85cm以上あると要注意になります。

日本肥満学会の肥満基準(2011年)
状態
指標
低体重(痩せ型)
18.5未満
普通体重
18.5以上、25未満
肥満(1度)
25以上、30未満
肥満(2度)
30以上、35未満
肥満(3度)
35以上、40未満
肥満(4度)
40以上

(参考)
BMI計算
http://bmi.nobody.jp/

肥満は脳梗塞の危険因子として直接には働きませんが、高血圧、糖尿病が脳卒中の危険因子であり、肥満の人は高血圧になりやすい、糖尿病になりやすいということを考えれば、間接的に肥満も脳卒中の危険因子になるのです。
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 「5.喫煙者」

たばこを吸う方をあまり外では見かけなくなりました。
たばこは労働場所や飲食店などではあまり吸えない環境になってきていますが、むしろ高齢の方や若い世代で吸っている人が多いような気もします。

喫煙は脳梗塞の発症率を2倍にふやします。くも膜下出血では4倍になります。例えば1日10本以下だからいいだろうということはない。10本以下でも20本以上でもくも膜下出血の発症率は変わらないというデータがあります。たばこは吸わないことが大事だと思います。

 「6.心筋梗塞や狭心症にかかったことのある人」

脳卒中は血管の病気ですので、動脈硬化が背景にあります。
動脈硬化は脳の血管だけでなくて心臓の血管、足の血管など体のいたるところの血管で起こっていますから、心筋梗塞や狭心症になったことがあるということは動脈硬化がかなり進んでいる大きな指標にもなります。もちろん脳卒中、特に脳梗塞に10倍以上なりやすいのです。

 「7.不整脈(心房細動)のある人」

特に心房細動、心房が不規則にピクピクと痙攣するような状態の拍動をする不整脈です。
心房細動のある人はない人に比べて7倍脳梗塞になりやすい。かかりつけのお医者さんに心房細動がありますねと言われたら、しっかりした循環器内科できちんと診断して、しかるべき治療を受けないと危険です。

心房細動で脳梗塞を起こす患者さんがたくさんいます。いったん脳梗塞を起こしてしまうとそれでアウトですから、その前に予防しなければなりません。


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 「8.血縁に脳卒中の人がいる人」

例えば親、兄弟、おばあさん、おじいさん、おじさん、おばさんに至るまで、血縁者に脳卒中になった人がいる場合には脳卒中になる危険率が上がります。

特にくも膜下出血は血縁にそういう人がいるとほぼ10倍近く起こしやすくなります。
一方、脳梗塞は血縁にはあまり影響なく、親が脳梗塞で亡くなったり寝たきりになったという場合でも、子どもが脳梗塞に必ずしもなるとは言えません。

くも膜下出血ははっきりと血縁者との関係がありますので、もし肉親や血縁者にそういう方がいれば脳外科を受診してください。MRA検査でクモ膜下出血を起こす原因となる動脈瘤を調べることができます。
見つかれば早期治療を考えられますし、見つからなければ、それはそれでよかったということです。 

 「9.アルコール多飲・過飲の人」

日本酒なら1.5合、ワインなら200mL以下、これが適量と言われています。
それ以上飲むと、特に毎日それ以上飲む習慣のある方ではくも膜下出血の発症率は5倍、脳出血の発症率は3倍になります。ただ脳梗塞の発症率は適量ならばむしろ下がるとも言われ、程よいお酒は脳卒中にはいいということになります。 

年配の方は脳卒中になりやすい世代ですが、50代になると脳梗塞を発症する患者数がぐっとふえてきます。特に脳梗塞は高齢になればなるほど発症率は上がってきます。

 「10.自分の健康に関心の薄い人」

脳卒中に限らず、他の病気にも言えることかもしれません。

救急車で運ばれてくる人で、どこかできちんと治療を受けていた人はまずいません。

こんな高血圧をなぜ放っておいたのか、こんなひどい糖尿病で今まで生きてこられたなあ、という患者さんがある日突然倒れられるのが多いのです。

自分の健康に関心を持っていただきたいと思います。


<<生活習慣で改善することができる>>



脳卒中の危険因子のまとめです。高血圧、糖尿病、高脂血症、このあたりはきちんと治療を受けなければなりません。

肥満、喫煙、アルコールは生活習慣でかなり改善できます。よく自分で考えて自分で節制してください。


自分の健康に関心を持ちましょう
興味がない、関係ないとされている方にはぜひ話をして、健康の輪を広げましょう。 



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