笑うも人生、泣くも人生

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先日来日してその存在が日本で大きくクローズアップされた、“世界一貧しい大統領”ウルグアイのムヒカ前大統領。テレビにも出演して、学生の前で講演もしました。
彼は演説で富に対して差別的な発言をしていますが、言いたい事はその逆で貧困を減少させる事に全力を尽くす、そのための経済の効率化・向上を考えなくてはならないと言っているのです。

ウルグアイという国は南大西洋に面し、南米の大国ブラジルとアルゼンチンに囲まれています。ムヒカ氏この立地に目を向け、『ソーナフランカ』と呼ばれる関税のかからないフリーゾーンを各所に設けて南米の物流拠点にしようと政策を進めました。
汚職は少なく民主化は進み、南米一治安が良いとされているウルグアイ。そのリーダーがムヒカ氏だったのです。
経済成長率は平均5％を越え、一人当たりの年間所得は170万円を超えました。貧困率はこの7年で半分以下となりました。教育面では小学校にパソコンを無料配布しました。
貧困層には無料住宅を提供しますが、その入居に当たっては週に20時間以上建設を手伝わせるという徹底ぶり。働いたものがそこに住めるとしました。

『ペペ』という愛称で国民から親しまれたムヒカ前大統領ですが、その政治手腕にも確かなものがあった訳です。
初めて日本を訪れたムヒカ前大統領ですが、目覚ましい経済発展を遂げた日本を憂いていました。子供の貧困率は過去最悪の16.3％（2012年）の日本。
「この国の若者は幸せなのか？」と・・

次ページでは有名なリオ会議でのスピーチを掲載します・・



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