＄楽に生きる為にはお金も必要＄

一番上のおねえちゃんは赤ん坊のころから朝晩の眠たい時間にめっぽう弱い。
寝ているところを起こすと、いつまでもグズグズグズグズ、ワーワーワーワー、キャーキャービービー。
一時期ホントに腫物を触るように接していた。
教育や子育ての本なんかも読み漁った。
でも、本通り行かないのが子育て。

おねぇちゃんがまだ、4歳ぐらいの時だったと思う。
私が仕事から帰ってきた時におねぇちゃんは眠たくていつものグズグズが始まっていた。
このころ私はこのおねぇちゃんのグズグズが一番ストレスが溜まる瞬間だった。
ここで怒ったところで、グズグズは進化し、ワーキャーになりいつ鳴りやむかといった状態になることは明確だった。
私は、おねぇちゃんと向き合い、
「お願い、一回パパのお話きいてくれるかなぁ」
と言った。
当然一回では全く聞いてくれないので、何度も何度もお願いした。
いつもと違うパパの様子を不思議に思ったのか、だんだん落ち着きを取り戻し、話ができる状態になった。
私はそこでおねぇちゃんにこんな話をした。
「ぱぱね、今日お仕事で、すごい怖いおじさんにいっぱい怒られてきたんだ。
だから泣きそうなんだけどね、泣くの我慢してるの。
えらい？
お家帰ってきたらおねぇちゃんが褒めてくれるかなぁと思って急いで帰ってきたんだよ。
出来ればこれからは、お帰り、お仕事お疲れ様って言ってほしいな。
それで寝るときは明日お仕事頑張ってね、朝は行ってらっしゃいお仕事がんばってねって言ってもらえたらパパお仕事がんばれるんだけどな」
と話した。
一緒にお風呂に入ったときなんかも同じ話を何度もした。
すると、
朝は、行ってらっしゃい、お仕事頑張ってね。
夜は、お帰り、お仕事お疲れ様。
寝る前は、おやすみ、大好きだよ。明日お仕事頑張ってね。
と必ず言ってくれるようになった。
更に嬉しいことに、グズグズもほとんどなくなった。
更に、更に、上の子だけにしか教えてないのに2歳下の妹ちゃん、4歳下のいもうとちゃんがおねぇちゃんが言っているのを真似して自然に同じ様に言う様になった。
妹ちゃん二人はグズグズもほとんどない。
たった一言お疲れ様と言ってもらうことで、本当に疲れが吹っ飛ぶ魔法の言葉になってしまったのだ。
子どもの心の中とか細かいことはわからないけど、子どもなりにパパママとどうやってコミュニケーションを取っていいのか分からなかっただけなのかもしれない。
皆さんのご家庭でも参考になれば幸いです。