魔法瓶を押し売りするブログ

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＜目次＞ 1.漂着系の日常 2.苦難 3.千日手、または立ち往生 4.好手にむけて

一昨日、昨日あたり、たぶんあなたはパソコン
のキーボードを叩いていた。

夜明けごろの活動的になった鳥に活力をもらい
その鳥がねぐらに帰り眠りにつく宵のうちまで
、身を粉にしてのこしてもらった蓄えと骨身を
けずり、ときにコーヒーをすすりながら。

ブログの不透明な先行きや脳裏をかすめる不安
をふりはらい、少ない語彙に過労をしいて拙い
ながらもアフィリエイトたらしめた。





とりあえずの完成から１時間をなんとか２４回
かぞえた頃、冬空のめずらしくあたたかい陽ざ
しも手伝い、がまんしきれずアクセス解析のナ
ビゲーションをクリックする。

ぽっこりふくらんだ食後の腹のような数値が解
析結果のマスにところせましと並ぶ、淡い期待。

しかし、見当が凄絶に浅はかなことを知る。

納得のいかない感情をじっくりそしゃくし、こ
の一年切磋琢磨することで身につけた自慢の引
き締まった指筋をていねいにもみほぐす。

スーっ。

目を閉じ、空気を鼻からおおきく吸い込みゆっ
くりと吐きだし、おもむろに左右の手をキーボ
ードにセットする。

時間をかけて染み込ませた指先の感覚、タイミ
ングのよかったときの音を思い出しながら、丸
みをおびた検索窓めがけ自分のブログのフルタ
イトルを渾身のノーミスでタイピング。


、、、うそっ！？どういうこと、、？

信じられないことに精力をそそぎ書いたブログ
は検索結果をうつす画面のどこにも見当たらな
い。

迫真のタイプをきめ終えた指には一字一句まち
がえていないたしかな感触がのこっている。

いやぁ、、いまのタイプは決まったよ、、、、

絶対に決まった。検索結果に表示されないんだ
ったら、、、オレのブログにはエスパーくらい
しかくることできないよ、、





末期の暗礁に乗り上げた気持ちはきりかえ、力
ない指をあたためなおし新たな文章を書こうと
するが、何もピンとくるものはない。

検索結果に表示されてもなぁ、、書くことない
よなぁ、、、、

ほぐした指はしだいにふしぎと安堵をまとい新
しいタブを開く。

pv数ゼロによるブロークンハート。

そこに検索結果非表示でのモチベーション急下
降のはいった免罪符を所持したいま、指はバラ
エティに富む百花繚乱のつべ動画を心おきなく
つぎつぎとクリックする。

動画は楽しく、ひとたび足をふみ入れれば計測
不能な時間が一瞬でとけていく。ことあるごと
におとずれた、あのつべタイム。

天秤の片方の皿にのせた頭をもたげる重みと心
の晴れぐあい、その逆の皿に分銅がわりのとか
した時間をどれだけのせても傾きを水平にする
ことはできない。

目と鼻の先にせまる餓えに対する不安、成果報
酬を得るための浮かばぬ名案はどれほどまでに
重いのだろうか、、







さて、このような状況はブログを立ち上げて一
年がすぎた、漂着系のあなたのまさに直近のこ
とかと思われる。

SEOがサーチエンジン最適化といった本来のも
のではなくSafe Enjoy ピィーなる斜に構えたも
のであったとしても、自分のブログをフルタイ
トルで検索したときくらい検索結果への表示を
求めることは自然な心理であろう。

また、表示されないまま放っておいたとしたな
ら、アフィリエイトをなりわいとするうえで致
命的なダメージとなる可能性はきわめて高い。

・まずブログそのものの存在がしっかりと認知
　され、できばえに見あった場所、たとえ下位
　の最たるところであったとしても検索結果と
　して表示されるにはどうしたらよいか？

・アイデアが息つくひまなく浮かび書きたくて
　たまらないといった特異体質への向上心こそ
　もつが、現実は気乗りせずさっぱり書くこと
　ができない。その状況下でも、なぜか書きだ
　すには、、

次のページと、その次のページでは解決法とま
ではいかなくとも参考となる程度のものを書い
ていく。

長いアフィリエイトの道中、末期的な症状を呈
し立ち往生した際など、もし気がむいたなら参
考にしていただければと思う。

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