衆議院は9日、解散された。これを受け、各政党は党公認候補への公認証交付などの手続きを行った。
自民党はこの日、279人を第1次公認として発表した。自民党本部では、石破茂首相(党総裁)や森山裕幹事長、小泉進次郎選対委員長ら執行部が顔をそろえ、各選挙区で公認を得た衆院選の候補者に公認証を手渡し、石破首相と握手の記念写真を撮影する場を設けた。
石破首相と「犬猿の仲」とされ、9月の総裁選決選投票では石破首相に敗れた高市早苗前経済安保相を支援していた麻生太郎最高顧問(84=福岡8区)も、首相から直接、公認証を手渡された。麻生氏は終始硬い表情だったが、時折言葉を交わし、石破首相との記念撮影にも応じた。
麻生氏は立ち去る際、進次郎氏とは笑顔で握手を交わした。
自民党は派閥裏金事件を受けて、萩生田光一元政調会長ら6人に加え、この日新たに菅家一郎衆院議員ら6人を加え、計12人を非公認とした。