生活保護は是か否か？: 尾兼正のブログ

2020年11月13日

生活保護は是か否か？

先日の生活保護受給者の自動車死亡事故に関してまずは結論がら申し上げますと、不正受給でもない限りレンタカーだろうと何だろうと頂いたお金をどうしようと個人の自由なんですよ。
生活保護は国民の権利ですし、それこそ生活保護バッシングをされる方は大勢おられますが、「受給者〇ね」って言ってる人達に言いたいのは「そんなに腹立つんだったらアナタも会社辞めて生活保護の申請をしてみなさいよ」です。
「アナタ達がそんなに腹立つのはぶっちゃけアナタ達が満たされてないからですよね？やり場のない怒りを向けるべきは本当は生活保護受給者じゃないですよね？」とも言いたいです。
（ちなみに受給者が仮に１００００人減ったところで、１０億円／月程の財源が別の所に使われるだけですし、仮に全額国民に還付されるとしてもたかが１０円／月ですよ）
しかし、今回の一件はパチンコ屋はしご１０軒ですよね。
確かに生活保護法においてギャンブルを禁止する規定は明確にはないですが、普通はパチンコ屋をはしごするということは「この店の台は全然出ないから他の店にしよ」ってことか、「この店の台を打ち止めにしたから他の店にいこ」ですが、まず前者の場合どんなに普段の生活ではやりくり上手でもそんなことしたら限られた保護費が足りる訳がないんです。
つまりこの場合は借金をしてるはずなので不正受給に当たるからアウトです。
後者の場合は打ち止めにしまくって店を転々なら役所や出張所の担当者に一円単位で正確に所得申告をしなくてはいけないのでこれも不正受給でアウトです。
今回の一件は１０軒はしごですのでどっちにしてもパチンコが不正受給に当たるのでその件に関してはワタシは許せないですが、レンタカー云々は個人の自由であるというのがワタシ個人の意見です。
ちなみに不正受給者や、日本国憲法において「国民」とは認められていない在日外国人に対してならたかが１０円でもワタシだって腹立ちますが、不正受給者（日本人も在日も含む。ちなみに割合は２：８で在日が多いです）は全体のわずか０.０３％で、生活保護法のグレーゾーンの在日外国人（不正してない前提の人）が同じく０.０３％です。
受給者の０.０６％を人数で言うと９７０００人です。
日本人口１億２０００万と比べたら僅かな人数のために本当に困っておられる方々を実際に救ってる生活保護そのものを全否定する思想にはワタシは賛成しかねます。