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2020年06月20日

クエーカー教 初期の歴史を学んでみた オンライン講座

ここ数年 Amishコミュニティー(相互扶助)や神との契約に元ずく生き方への憧れ
からの、その裏にあるゆがんだ現実に対する驚き、物事を一面的に見ることばかりでは本質を見ることはできないことを知った。

 次に私の関心を惹きつけたのは、Universal教会。誰もが救われるというゆるーい繫がりのコミュニティー。しかしこれも少し前に日本からなくなってしまった。現在アメリカにはあることは確認したが。
 そして現在関心があるのが、クエーカー教だ。

       Simplicity(簡素な生き方をする)
     Peace(平和を築く者となる)
     Integrity(誠実に神と人に接する)
     Community(共同体に奉仕する)
     Equality(平等に人を尊ぶ)
     Stewardship(環境保全に努める)


ジョージフォックスが始めたとされたこのコミュニティーについて、ランカスター大学のオンライン講座を通して勉強してみた。Pink Dandelionという教授の論文を以前少し目にしていたので、彼が中心となって配信していた講座は親しみを持って参加することができた。

 初期のクエーカーは今とは異なり聖書の言葉をかなり意識したコミュニティーであったようだ。しかし、沈黙の礼拝はその頃から特徴的で、静かに自分の中のLightを通して神の声を聴くという神秘体験、だれもが直接神と繋がることができるという(教会や神父、牧師を介さず)同じプロテスタントの中でもかなりの異端をはなっている。
 イギリスの階級制度、王政や教会の特権への疑問から生まれたイギリス発祥の宗教だ。現在は三分の一はアフリカ大陸にその信者がいるようだが、イギリス、そしてイギリスから移民してきたアメリカにも一定数の信者はいるようだ。しかし、日本には現在100名前後の信者しか存在していないようだ。茨城、東京、大阪の3か所しか集会所(ミーティングハウス)はなく、50年後に日本にクエーカー教徒はいなくなる可能性だったるんだと思う。
 
 私は信じるか信じないかという問いに対しては、答えを出せない状態でいるが、生き方の追求としての宗教は歓迎したい。初めはアーミッシュ的なことに憧れを感じていた。相互扶助はコミュニティーの繫がりとしてあこがれる要素だ。しかし、神の次に男性、その次に女性、こども、という考え方、家族内でレイプされても、相手を許せという教え、赦せば自分も神から赦される。という考え方はとうてい受け入れることはできず、表面的なものしか見えていなかった自分に愕然とした。
 その点、今のところ、クエーカーは信じるか信じないかを考えることは脇において、どう生きるかの指針として寄り添っていける、自分にとってはピンとくる教えだ。
 2020年6月20日のHPによると
          「悪い言葉を一切口にしてはいけません。
           ただ聞く人に恵みが与えられるように
           その人を創りあげるのに役立つ言葉を
                必要に応じて語りなさい」

        エフェソの信者への手紙4章29節となっている。

神を信じよ、とか信じれば救われる、とか選民思想的なものは、受け入れることはなかなかできないが、生き方としていつもそばにおいておきたい、もっと学びたい、気付きを深めたいと思うのは、クエーカー教だ。

最近Pink Dandelionの本を大阪のキリスト教研究の教授が翻訳したので、ゆっくりと読んでみようと思っている。

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おばさんだけど、挑戦することを放棄したくない。 この年だから広い視野で物事をとらえられる。 少々からだはポンコツで、記憶力もときどき怪しい時があるけれど、いろいろなことにチャレンジしていきたい。悪あがき?でも等身大の私のジャーナルです。
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