エラリー姫百合ファンのブログ

ヴァイスシュヴァルツ　ワールドグランプリ2014 地区決勝大会
【2次募集〆切】

11/29（土）開催【札幌】　→ 11/16（日）23：59 〆切
12/06（土）開催【名古屋】　→ 11/23（日）23：59 〆切
12/07（日）開催【福岡】　→ 11/23（日）23：59 〆切
12/13（土）開催【金沢】　→ 11/30（日）23：59 〆切
12/21（日）開催【東京】　→ 11/30（日）23：59 〆切

上記大会の２次募集締め切りが間近となっております。
申し込みを予定している方は忘れないようにご注意ください。


今回のレシピ考察は、しろくろワールドカップＣ代表の秋津さんのレシピです。
使用タイトルは「ゼロの使い魔」となっております。

Ｌｖ３　８枚
４　相思相愛 ルイズ（ＣＩＰ回復、ＣＸシナジー（ワールドドア）：前列にいるなら、思い出置場の「途切れぬ想い サイト」を舞台の好きな枠へ置く＆このカードのパワーをターン中＋３０００）
４　貴族の務め ルイズ（ＣＩＰ回復、経験：「揺るぎない信頼 ルイズ」と「聖国のルイズ」があるなら、レベル−１）

Ｌｖ２　１１枚
４　揺るぎない信頼 ルイズ（レベル応援、ＣＸシナジー（サモン・サーヴァント）：自分の山札からレベル１以上の使い魔か虚無のキャラを１枚選んで手札に加える）
４　人質救出作戦（控え室からキャラ回収、３枚集中＆ヒット時に控え室からキャラ回収）
３　ディスペル発動！（３５００カウンター、３枚集中＆ヒット時にこのカードをストックへ）

Ｌｖ１　６枚
４　聖国のルイズ（７０００バニラ）
２　気丈なサイト（他のキャラがフロントアタックされたとき、このカードを控え室をおいてキャラのパワーを＋１５００）

Ｌｖ０　１７枚
４　理想のお部屋 ルイズ（コスト０以下相打ち（自分のストックが２枚以下のとき））
４　長女 エレオノール（相手のターン中、ルイズネームにパワー＋１０００）
３　ルイズ＆エレオノール（相手のターン中、パワー＋１０００）
２　入浴中のティファニア（４枚レスト集中＆ヒット時、クロックから１枚手札に加えて山札の上から１枚クロックへ）
２　キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー（５００応援、起動効果：このカードを控え室においてトップ盛り）
２　香水のモンモランシー（手札から舞台に置かれた時に山札の上を見てデッキトップかボトムへ、ダメージを受けたときにパワー＋５００）


ＣＸ　８枚
４　ご褒美（カムバック）
４　ワールドドア （カムバック）

経験達成による早出し可能となるＣＩＰ回復キャラ「貴族の務め ルイズ」を中心とした、赤黄で組まれた「ゼロの使い魔」の貴族構築。
「“ガンダールヴ”サイト」などのレベル１アタッカーはもとより、レベル１での助太刀やカウンターイベントは投入せず、レベル２での戦いを主軸にしたデッキとなっています。
このあたりは、ルイズネームのパワーを底上げする「長女 エレオノール」の投入からも見て取れる感じですね。

２種類の経験、集中によるアドバンテージ稼ぎを基軸としているため、「ゼロの使い魔」は運要素が強く絡むタイトルになっています。
安定しないときもありますが、レベル２で準備を整えたあとの盤面はとても強固。
ＣＩＰ回復持ちの早出しキャラは使いやすく、デッキ圧縮が決まれば、集中やイベントカードによる回収も容易になり、ちょっとやそっとや崩せないパワーラインを構築されてしまいます。
『型にはまれば強い』を地で行くタイトルであり、レベル２以降のダメージレースで負けてしまい、レベル３にできないまま負けてしまった……と言う経験を持つ方も、多いのではないでしょうか。


しかし、２０１３年以降は「“カリスマ魔女様”朱音」を皮切りに回復メタカードが台頭し、上記のようにうまく回復耐久を行うことが難しくなってきました。
２０１４年現在では回復メタカードの種類はさらに増し、特に環境入りしている「艦隊これくしょん」のテンプレ構築に自然と入っている点は、「ゼロの使い魔」使用者にとってかなりの痛手になっています。
加えて、「艦隊これくしょん」には「陽炎型駆逐艦7番艦 初風」という「フルカムバック構築を絶対殺す艦」もおり、タイトルが持っていた強みをだいぶ消されてしまった印象は否めません。


とはいえ、「ゼロの使い魔」が手強いタイトルであることには違いありません。
メインアタッカー「聖国のルイズ」は、「長女 エレオノール」によりパワー９０００（相手ターン中のみですが……）に上がることも珍しくありません。
さらに「気丈なサイト」の援護も合わせればパワーは１００００オーバー！　助太刀はないとはいえ、突破にはだいぶ骨を折る数字にまで上がってしまいます。
盤面全てを倒すことは難しく、かといって倒せないとストックを稼がれて回復持久の準備をされる……何とも攻め方が難しいタイトルです。



「ゼロの使い魔」を相手にする場合、回復メタキャラを投入しているデッキなら、何はともあれ回復メタキャラを登場させてしまいましょう。
それだけで相手は怨嗟の言葉を漏らし、やりたいことの９割がたを封印されることになります。

回復メタキャラを積んでいないデッキ、あるいはタイトルに存在しないデッキを使う場合は、無理なフロントアタックで盤面を空けないように心がけましょう。
ダメージレースとなった際、ダイレクトアタックが多いことは単純に負け筋へと繋がります。
特にレベル２以降においてその傾向は顕著になり、ダイレクトアタック時の２点（あるいは３点）が通すことだけは、是が非でも避けなければなりません。


昔であれば弱点がないと知られたタイトルと言われた「ゼロの使い魔」ですが、今だと対戦するデッキによっては封殺されかねないので、何とも住みづらい時代となってしまいました。