エラリー姫百合ファンのブログ

ＷＧＰ２０１４、１次受付の当落通知は１０月１４日（火）の１８時までに行われるようです。
「１次受付忘れちゃった！」という方も、2次受付が開始されるかもしれません。
公式ページのチェックは忘れずに行うように！



今回のレシピ考察は、しろくろワールドカップE代表のそろさんのレシピ。
使用タイトルは、まさかのＷＳ参戦を果たした国民的アニメ番組「クレヨンしんちゃん」です。

Ｌｖ３　７枚
４　未来のために しんのすけ（他の家族か幼稚園キャラ3枚以上でパワー１１０００、登場時のデッキトップチェック（家族か幼稚園）成功時に相手へ１点ダメージ、ＣＸ
シナジー：アタック時、相手の控え室のカードを１枚選んで山札の上へ＆自キャラ全てのパワー＋２０００）
３　幸せな家族 野原一家（ＣＩＰ回復、他の家族か幼稚園のキャラ3枚以上でパワー１１０００）

Ｌｖ２　４枚
１　武器を構えるひろし（３０００助太刀、チェンジ：戦闘準備 ひろし（クライマックスフェイズ始め、手札１枚））
３　スナック カスカビアン（控え室のキャラを２枚回収し、手札１枚を控え室へ）

Ｌｖ１　１２枚
４　運転手 しんのすけ（他の家族か幼稚園のキャラ3枚以上でパワー６０００）
４　仕切り役 ボーちゃん（レベル１以下相打ち）
３　“魔法少女みさリン”こと みさえ（１０００助太刀、早出しメタ（控え室へ置く））
２　元気いっぱい ひまわり（登場時、手札を１枚控え室において山札から家族か幼稚園のキャラを１枚サーチ）

Ｌｖ０　１９枚
４　豪ケツ！しんのすけ（移動キャラ（アタックフェイズはじめに山札の上から１枚控え室におき、そのカードが家族か和服なら前列移動可能））
４　いつものしんのすけ（4枚レスト集中＆ヒット時、山札から家族か幼稚園のキャラを１枚サーチ）
３　妹思いのお兄ちゃん しんのすけ （レベル0相打ち、控え室におかれたときにコストを払って山札から家族か幼稚園のキャラを１枚サーチ）
３　みんなに挨拶 ひまわり（１０００助太刀、自レベル３キャラがいるときにソウル＋１）
３　戦闘準備 みさえ（登場時に山札の上を１枚見て元に戻すか控え室へ、絆：運転手 しんのすけ）
２　戦家族の一員 シロ（５００応援、登場時、自分のキャラを１枚選んでパワーをそのキャラのレベル×５００上昇）


ＣＸ　８枚
４　大切な思い出のハンカチ（リターン）
４　未来はオラが守る （カムバック）

登場時１点バーン＆デッキへのトップ盛りという使いやすい詰め能力を持つレベル３「未来のために しんのすけ」を筆頭に、レベル２に控室回収＆手札切りイベント、レベル１には絆持ち高パワーキャラに相打ちキャラ、そして山札を削るタイプの移動キャラ。
高パワーレベル１とレベル３以降の早期決着が望まれるヴァイスシュヴァルツ環境において、「クレヨン　しんちゃん」はなかなかどうしてうまく噛み合ったカードを所持するタイトルとなっています。
その分必須パーツ高いです。「未来のために しんのすけ」は３０００円オーバーが平均値。たけぇ。

そろさんのレシピには入っていませんが、レベル０焼きを持つ「鶴のひとこえ ネネちゃん」や条件付きレベル３バウンス能力を持つ「鬼の井尻 又兵衛」といった相手の盤面を操作できるキャラも投入可能。
環境に合わせたデッキレシピの組み換えも可能となっており、カードリスト公開前はネタタイトルと言われていましたが、いざ蓋を開けてみると高水準にまとまったタイトルとなっていました。

個人的に評価しているのは、絆対応のレベル１アタッカー「運転手 しんのすけ」の存在。
条件的にパワー６０００を維持しやすく、また、絆を所有するため盤面に並べることも容易なのは純粋に強み。
たとえ返しのターンで倒されたとしても、絆元を手札に抱えておけば、低コストで再び舞台に登場させることが可能。
手札に引いたレベル３も維持しやすく、手札事故が起きにくい状況を作る1枚となっています。

弱点らしい弱点といえば回復キャラが１体（「幸せな家族 野原一家」）のみというところですが、「未来のために しんのすけ」を３面並べるという戦法による１ターンキルが理想なので、別段気にしなくとも良いのがまた憎い。
優秀なカードの特徴が合わず失敗するケースもあるが、それはデッキを組む側の人間の問題なので今回は割愛しましょう。


上記のように豊富な回収手段と詰め能力を持つ「クレヨン しんちゃん」対策ですが、山札の削り、言い換えれば控室の枚数は気にした方がいいでしょう。
絆回収、回収イベント、カムバックアイコンと、控室が肥えるほどに「クレヨン しんちゃん」は状況に対する柔軟性を増すことになります。特にレベル３に関しては、「スナック カスカビアン」で手札を整えることを前提にプレイすることが目立つので、レベル２以降の相手の控室は強く意識した方がいいでしょう。
各レベル帯を長引かせれば長引かせるほど、次のレベルの準備を相手にさせてこちらが苦戦することになるので、大きなキャンセル要素が絡むダイレクトアタック、運任せのソウル＋２アタック等は極力抑えるべきかもしれません。
能動的な山札削りは、レスト集中と移動キャラくらいなものなので、狙えるならレベル１への先上がりを"狙えるなら"狙っていきましょう。

次いで、レベル２はメタ構築or手札入れ替えをメインに「スナック カスカビアン」さえあればいいと考えられていることが多く、レベル１とレベル３に比べるとかなり層が薄くなっています。
自分のデッキに高パワーのレベル２キャラを投入しているのならば、そのキャラを舞台に登場させる前提で戦ってもいいでしょう。

……と語りましたが、具体的な対策というのはあまりありません。
すべてのレベル帯で強気に攻めることが可能（しかも手札は枯れにくい）という安定した強さをもつタイトルなので、こちらのプレイミスが他のタイトル以上に目立った差を生みかねません。
「クレヨン しんちゃん」と対戦する際は、いつも以上に自分のミスを減らすようにプレイすることが一番の対策になるかもしれませんね。