NBA馬鹿

昨日書こうと思ったけど、書けなかった、大波乱が起きた。

スパーズーサンダーが２−４でサンダーがカンファレンスファイナルへ進出！！

まさかの事が起こった。

初戦スパーズが圧勝した時は、ほらな的な感じで見たけど、こんなことになるとわ。４戦目までは、交互に勝って２−２。それでも、５戦で大手、６戦でアウェイでもスパーズが勝って４−２かと思ってたら、全く逆の展開になった。

ちょうど週末に、５戦、６戦とあったので観戦したけど、サンダーが勝った一番の要因はウエストブルックの存在だと思う。もちろんデュラントも活躍したけど、そこはレナードと相殺的なところもあるし、デュラントに３０点ぐらいは想定の範囲内だと思う。

見てて一番が感じたのが、パーカー、ミルズが基本的にはついてたけど、全く対応できない。スピード、体の強さその二つは全く対応できてなかった。あとは、ウエストブルックのよく言えば度胸、悪く言えば空気のよめないいけいけなところがスパーズ全体で計算外だったのだと思う。

オフェンスでも、パーカーがウエストブルックからプレッシャーをかけられて、いつものオフェンスが全く機能していなかったように思える。

まず、ディフェンスでは、サンダーが速い展開で、まずフロントコートにボールを持ってくる、でスパーズもしっかりもどってるんだけど、普通はそこで一旦ハーフコートオフェンスを組みなおすと思うんだけど、ウエストブルックの独断なのか、ベンチからの支持なのかわからないけど、とりあえずウエストブルックが仕掛けてくる。

だいたいの場合、そこでパーカー、ミルズが抜かれてしまう。で、ヘルプにくる。そうすると、打てればフリースローぐらいからのジャンパーを打ってくる。当然ながら、これは結構決まる。ヘルプが速いとさらに中まで入ってレイアップ、無理なら外へさばく、そしたらすでにローテーションがだいぶ狂ってるので、デュラントが何かしらのミスマッチを使っての１オン１、もしくは、他の選手が３Pを狙ってくるみたいな感じ。

どうしても、パーカー、ミルズが抜かれてフリースローあたりまで簡単に入られてしまうので、ディフェンスが後手後手になる。とにかくウエストブルックを止めなきゃという事で、どうしてもウェイターズ、ロバーソン、フォイなんかの外が手薄になるし、インサイド側のカンター、アダムスあたりもスパーズのインサイド陣がヘルプに行くので手薄になってしまう。また、外のシュートが落ちてもインサイド陣は外の方まで出されてしまっているので、リバウンドも手薄みたいな感じになってしまっていた。

それでも、なんとか食らいついていたけど、終盤離されるみたいな感じだった。

そのせいか、オフェンスでも明らかにいつもみたいなパスをしっかり回してのハーフコートオフェンスという感じではなかった。ここでも、パーカー、ミルズがゲームメイクできていなかった様に思える。
レナードのちょっと無理な１オン１、インサイドに入れてのオルドリッジの１オン１の２パターンしかなかった様に見えた。いつもは、パス回しからスムーズな感じでどちらかの１オン１やパーカーとの２オン２みたいな感じすごくよくきれいに決まるんだけど、５戦６戦は全くと言っていいほどなかった。

カレッジでの実績のある、ビリードノバンの戦略だとすれば、これは見事だと思う。オフェンスでも、ディフェンスでもスパーズの弱点をしっかりついたいいシリーズだったと思う。

百戦錬磨と言っても過言ではないスパーズの選手たちも、どこか表情が追い詰められた感じがしてた。いつもあんな感じじゃなくて、落ち着いてしっかりゲームプランを実行するみたいな感じだから、相当嫌な感じにやられてしまったのだと思う。

それにしても、デュラント＆ウエストブルックは脅威だわ。

スパーズがあっさりと勝つなんて言って申し訳ありませんでしたって感じだわ。

ウォリアーズーブレイザーズは４−１
４戦目からベンチでカリーが復活。その４戦目でオーバータイムでカリーが１７点で圧巻のプレーで勝利すると、５戦目でも手堅く勝った。

ブレイザーズはやはり、カリーのいない３戦目までで、２勝はしたかったなという感じ。ブレイザーズはそれなりに良かったと思うけど、ウォリアーズがカリー抜きで頑張ったという方が当てはまる気がする。

一つ僕が思うのは、ウォリアーズは運もよかったなと思う。相手が、CP３のいる万全のクリッパーズだったらまたちがったのかなという気もする。逆に言えば、１位通過でホームコートアドバンテージを獲得したのも大きかったと思う。サンダーとカリーなしの状態で当たってれれば負けてたかもしれない。

これで、ウエスタンカンファレンスファイナルはまさかの

ウォリアーズーサンダーに決定。

確かレギュラーシーズンはどんだけやってもサンダーが勝てないって感じで４−０だったと思う。
ただ、スパーズとのシリーズを見てると、カリーがウエストブルックにやられるともしかしたらあり得ると思う。

それに、サンダーは負けて元々みたいな感じでノープレッシャーでくるので怖い。

個人的には、カリーも確かにすごいけど、得点力でいえばケビンデュラントに勝るとは思わないし、インサイドのアダムス、カンターあたりも調子がいいのでちょっとわからない気もする。

ちなみにイースト、ラプターズーヒートは６戦目ヒートで第７戦に突入。
これで両チームとも、ファーストラウンドも７戦目までやってるので、１４試合やってることになる。
キャブスは８試合だから、倍ぐらいやってることになる。疲労はだいぶたまってると思う。

ただ、あんまり簡単に勝つよりこういう風に苦戦しながら上がってきた方がいいみたいな時もあるから、ヒートはともかくラプターズが来るとキャブスも苦戦するかもしれない。



最後に、ダンカンがもしかしたら引退するかもと思ってしまうぐらいダンカンの存在感がなかった。
ほんとにこれで最後になるかもしれない。