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2015年07月21日
嵐山・宝厳院の書院で獅子吼の庭に心洗われる時間
おはようございます。
はんなり京太郎です。
<宝厳院書院から眺める獅子吼の庭園>
先日、京都嵐山の宝厳院の本堂と書院が一般公開
されているとのことで訪れて来ました。
第40回京の夏の旅開催による特別公開で9月30日迄
の開催のようです。嵐山渡月橋を渡り、川沿いに
大堰川と嵐山の山並みを眺めながら上流へ進むと
宝厳院に辿りつきます。
受付入口よりすすむと庭園内は美しい緑に包まれ、
暑さの中に吹く涼しい風が心地よかったですね。
順路に沿って進むと須弥山を現す築山、人生を
思わせる“苦海”(空池)が広がり、対岸には“雲上三尊石”
があり、苦海の中には“此岸”から“彼岸”へ渡る意味を
表す丸い舟石が配置されています。
<宝厳院・獅子吼の庭園・苦海>
そのまま、緑苔の絨毯が美しい獅子吼の庭園を進むと
本堂へ辿りつきます。
特別公開中の本堂と書院にはそれぞれガイドが説明案内
をしてくれます。本堂の本尊は十一面観音菩薩像、脇仏
に三十三体の観世音菩薩が祀られており、西国三十三か所
巡りと同等の功徳があると伝えられます。また、本堂の
襖絵は洋画伯の田村能里子画伯によるもので鮮やかな
赤を基調とした襖絵は「タムラレッド」と呼ばれる独特の
赤色が鮮やかに描かれています。(これは必見の価値あり)
そのあと、書院へ。ここから眺める獅子吼の庭園は普段、
公開されていない箇所なのでとても値打ちがありました。
あまりの絶景に心を奪われて思わずボーっと書院に座り
込んで庭園の美しさに引き込まれてしまいました。
紅葉の時期は、それこそこの緑が、燃えるような赤になる
のかと想像しただけで感動してしまいそうな佇まいです。
※残念がら紅葉時期は書院は公開されていないので入る
事すら出来ません。
選べるシート・時間で夜行も安心! 安全快適なお得な高速バス-当日予約OK
<書院の窓ガラスは明治時代のもので現代は再現できない>
<宝厳院書院の外観>
<宝厳院・獅子吼の庭・碧岩.>
秋には燃えるような紅葉も楽しめる宝厳院ですが、
本堂・書院の特別公開開催中の9月30日までがおすすめ
ですので是非この機会にお出かけください。
◎大亀山宝厳院 (第40回京の夏の旅)
〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
TEL:075-861-0091
【拝観料】特別公開 大人800円 小中学生400円
【開催期間】平成27年7月11日(金)〜9月30日(水)
【拝観時間】午前10時〜午後4時(受付終了)
※8月6日(木)・9月20日(日)・26日(土)は12:00からの公開
になります。8月5日(水)は12:00(受付終了)までの公開。
【交通アクセス】
JR「嵯峨嵐山駅」下車徒歩15分
京福電鉄「嵐山駅」下車徒歩5分
京阪「三条駅」下車(地下鉄東西線、太秦駅で京福乗り換え)
京福電鉄「嵐山駅」下車
阪急「嵐山駅」下車徒歩10分
http://www.hogonin.jp/
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はんなり京太郎です。
<宝厳院書院から眺める獅子吼の庭園>
先日、京都嵐山の宝厳院の本堂と書院が一般公開
されているとのことで訪れて来ました。
第40回京の夏の旅開催による特別公開で9月30日迄
の開催のようです。嵐山渡月橋を渡り、川沿いに
大堰川と嵐山の山並みを眺めながら上流へ進むと
宝厳院に辿りつきます。
受付入口よりすすむと庭園内は美しい緑に包まれ、
暑さの中に吹く涼しい風が心地よかったですね。
順路に沿って進むと須弥山を現す築山、人生を
思わせる“苦海”(空池)が広がり、対岸には“雲上三尊石”
があり、苦海の中には“此岸”から“彼岸”へ渡る意味を
表す丸い舟石が配置されています。
<宝厳院・獅子吼の庭園・苦海>
そのまま、緑苔の絨毯が美しい獅子吼の庭園を進むと
本堂へ辿りつきます。
特別公開中の本堂と書院にはそれぞれガイドが説明案内
をしてくれます。本堂の本尊は十一面観音菩薩像、脇仏
に三十三体の観世音菩薩が祀られており、西国三十三か所
巡りと同等の功徳があると伝えられます。また、本堂の
襖絵は洋画伯の田村能里子画伯によるもので鮮やかな
赤を基調とした襖絵は「タムラレッド」と呼ばれる独特の
赤色が鮮やかに描かれています。(これは必見の価値あり)
そのあと、書院へ。ここから眺める獅子吼の庭園は普段、
公開されていない箇所なのでとても値打ちがありました。
あまりの絶景に心を奪われて思わずボーっと書院に座り
込んで庭園の美しさに引き込まれてしまいました。
紅葉の時期は、それこそこの緑が、燃えるような赤になる
のかと想像しただけで感動してしまいそうな佇まいです。
※残念がら紅葉時期は書院は公開されていないので入る
事すら出来ません。
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<書院の窓ガラスは明治時代のもので現代は再現できない>
<宝厳院書院の外観>
<宝厳院・獅子吼の庭・碧岩.>
秋には燃えるような紅葉も楽しめる宝厳院ですが、
本堂・書院の特別公開開催中の9月30日までがおすすめ
ですので是非この機会にお出かけください。
◎大亀山宝厳院 (第40回京の夏の旅)
〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36
TEL:075-861-0091
【拝観料】特別公開 大人800円 小中学生400円
【開催期間】平成27年7月11日(金)〜9月30日(水)
【拝観時間】午前10時〜午後4時(受付終了)
※8月6日(木)・9月20日(日)・26日(土)は12:00からの公開
になります。8月5日(水)は12:00(受付終了)までの公開。
【交通アクセス】
JR「嵯峨嵐山駅」下車徒歩15分
京福電鉄「嵐山駅」下車徒歩5分
京阪「三条駅」下車(地下鉄東西線、太秦駅で京福乗り換え)
京福電鉄「嵐山駅」下車
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2015年05月04日
秀吉の妻、ねね終焉地 京・東山「圓徳院」の北庭に酔いしれる
こんにちわ。
はんなり京太郎です。
GWも終盤に差し掛かりましたね。今日あたりから
Uターンラッシュがピークになるそうです。
先日、新緑の京都・東山界隈をぶらり散策して来ま
した。GW中の平日でしたが、京都の観光地は結構
な人出で賑わってました。
<新緑と花々が美しい圓徳院正門すぐの庭園>
今回、訪ねたのはあの太閤秀吉の妻・北政所ねね
終焉の地でもある「圓徳院」です。
<正 門>
圓徳院正門の向こう側には美しい新緑と季節の花々が
庭園を彩る額縁のような風景が広がります。
<正門の向こうに広がる美しい風景>
秀吉没後、北政所ねねは「高台寺」の号を勅賜された
のを機縁に、高台寺建立を発願、秀吉と過ごした伏見城
の化粧御殿とその前庭を山内に移築して移住しました。
これが現在の圓徳院の起源であると云われます。
<国名勝指定の美しい枯山水の北庭>
<北書院の茶室>
ねねは五八歳から七七歳で没するまで一九年間をこの地
で余生を送り、この圓徳院がねね終焉の地となりました。
北書院から眺める北庭は北政所ねねも眺められたという
美しい桃山時代の原型をほぼそのままの姿に留める当時
の代表的庭園のひとつといわれ、その美しさは格別です。
ほかにも方丈から眺める南庭も新緑が映える美しい庭園
です。方丈の軒先に座してしばらく時間が経つのを忘れて
その美しさに見とれてしまいました。
<圓徳院方丈から眺める南庭>
◎圓徳院
〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町530
TEL:075-525-0101
【拝観料】大人500円 中高生200円
※3ケ所(高台寺、掌美術館、圓徳院)共通割引拝観券900円あり
【拝観時間】午前10:00〜午後5:00受付終了(午後5:30閉門)
【交通アクセス】
※京都駅より市バス206系統にて東山安井バス停下車
※四条河原町から市バス207系統にて東山安井バス停下車
※東山三条より市バス202,206系統にて東山安井バス停下車
ともに東山安井⇒圓徳院まで徒歩約10分程度
※京阪祇園四条駅からのんびり歩いて約20分で行けます!
http://www.kodaiji.com/entoku-in/idx.shtml
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はんなり京太郎です。
GWも終盤に差し掛かりましたね。今日あたりから
Uターンラッシュがピークになるそうです。
先日、新緑の京都・東山界隈をぶらり散策して来ま
した。GW中の平日でしたが、京都の観光地は結構
な人出で賑わってました。
<新緑と花々が美しい圓徳院正門すぐの庭園>
今回、訪ねたのはあの太閤秀吉の妻・北政所ねね
終焉の地でもある「圓徳院」です。
<正 門>
圓徳院正門の向こう側には美しい新緑と季節の花々が
庭園を彩る額縁のような風景が広がります。
<正門の向こうに広がる美しい風景>
秀吉没後、北政所ねねは「高台寺」の号を勅賜された
のを機縁に、高台寺建立を発願、秀吉と過ごした伏見城
の化粧御殿とその前庭を山内に移築して移住しました。
これが現在の圓徳院の起源であると云われます。
<国名勝指定の美しい枯山水の北庭>
<北書院の茶室>
ねねは五八歳から七七歳で没するまで一九年間をこの地
で余生を送り、この圓徳院がねね終焉の地となりました。
北書院から眺める北庭は北政所ねねも眺められたという
美しい桃山時代の原型をほぼそのままの姿に留める当時
の代表的庭園のひとつといわれ、その美しさは格別です。
ほかにも方丈から眺める南庭も新緑が映える美しい庭園
です。方丈の軒先に座してしばらく時間が経つのを忘れて
その美しさに見とれてしまいました。
<圓徳院方丈から眺める南庭>
◎圓徳院
〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町530
TEL:075-525-0101
【拝観料】大人500円 中高生200円
※3ケ所(高台寺、掌美術館、圓徳院)共通割引拝観券900円あり
【拝観時間】午前10:00〜午後5:00受付終了(午後5:30閉門)
【交通アクセス】
※京都駅より市バス206系統にて東山安井バス停下車
※四条河原町から市バス207系統にて東山安井バス停下車
※東山三条より市バス202,206系統にて東山安井バス停下車
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2014年11月04日
京の北、鷹ケ峰三山を見渡す光悦寺
皆さん、こんばんわ。
はんなり京太郎です。
今日は、先日紹介の“源光庵”より徒歩100mの
「光悦寺」の紹介です。
<光悦寺参道>
<光悦寺山門>
このあたりは鷹ケ峰光悦町と呼び、1615年に
徳川家康公が本阿弥光悦翁に野屋敷として与えた
のがこの地であると云われます。
光悦翁の没後に日蓮宗の寺「光悦寺」として
今日に至る。
境内の奥には苔の緑が映える光悦翁の墓碑が
あり、今日もこの鷹ケ峰の松籟を聞きながら
静かにこの地に眠っておられます。
<光悦翁墓所>
<墓所へ続く美しい庭園散策路>
また、光悦翁は茶道においてもその奥義を
極められ、古田織部、織田有楽斎の教えを
受け、千宗旦とも深い親交があったとか。
<風情が漂う本堂への廻廊>
<本堂>
本堂に通じる廻廊をくぐった池の前方に
「三巴茶席」、その南には光悦翁終焉の
「大虚庵」、その前方には「了寂軒」が
あり、「本阿弥庵茶席」は京都市内を
見下ろす場所に建ってます。
光悦寺境内に茶席の聚落を形成し、今でも
茶会の催しなど卓越した芸術の新様式を確立
した翁への敬慕に集う人々の心の休息所と
なっています。
<本阿弥庵>
<境内より京都市街と鷹峯三峰を眺望>
◎光悦寺
〒603-8466 京都市北区鷹峯光悦町29
TEL:075-491-1399
拝観料:一般300円 ※小学生以下は保護者同伴必要
拝観時間:8時〜17時まで
閉園寺日:11月10〜13日 の4日間
※車駐車場も数台分はあり。紅葉シーズンのみ有料。
アクセス:市営地下鉄「北大路駅」より
市バス乗換、北1系統「源光庵前」下車
阪急四条大宮より市バス6系統にて
「源光庵前」下車、徒歩50m。
http://kyotokk.com/kouetuzi.html
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はんなり京太郎です。
今日は、先日紹介の“源光庵”より徒歩100mの
「光悦寺」の紹介です。
<光悦寺参道>
<光悦寺山門>
このあたりは鷹ケ峰光悦町と呼び、1615年に
徳川家康公が本阿弥光悦翁に野屋敷として与えた
のがこの地であると云われます。
光悦翁の没後に日蓮宗の寺「光悦寺」として
今日に至る。
境内の奥には苔の緑が映える光悦翁の墓碑が
あり、今日もこの鷹ケ峰の松籟を聞きながら
静かにこの地に眠っておられます。
<光悦翁墓所>
<墓所へ続く美しい庭園散策路>
また、光悦翁は茶道においてもその奥義を
極められ、古田織部、織田有楽斎の教えを
受け、千宗旦とも深い親交があったとか。
<風情が漂う本堂への廻廊>
<本堂>
本堂に通じる廻廊をくぐった池の前方に
「三巴茶席」、その南には光悦翁終焉の
「大虚庵」、その前方には「了寂軒」が
あり、「本阿弥庵茶席」は京都市内を
見下ろす場所に建ってます。
光悦寺境内に茶席の聚落を形成し、今でも
茶会の催しなど卓越した芸術の新様式を確立
した翁への敬慕に集う人々の心の休息所と
なっています。
<本阿弥庵>
<境内より京都市街と鷹峯三峰を眺望>
◎光悦寺
〒603-8466 京都市北区鷹峯光悦町29
TEL:075-491-1399
拝観料:一般300円 ※小学生以下は保護者同伴必要
拝観時間:8時〜17時まで
閉園寺日:11月10〜13日 の4日間
※車駐車場も数台分はあり。紅葉シーズンのみ有料。
アクセス:市営地下鉄「北大路駅」より
市バス乗換、北1系統「源光庵前」下車
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2014年10月22日
青蓮院門跡〜四季を映す庭園
皆さん、こんにちわ。
はんなり京太郎です。
10月に入り連続して週末に台風がやってくるなど気象状況に
振り回され、慌ただしい日々を送ってましたが、気が付けば
もう11月も目前に迫ってまいりました。
いよいよ京都も秋本番を迎えようとしております。
さて、今回は京都東山にある青蓮院門跡の紹介です。
かの有名な円山公園、知恩院に隣接し、円山公園から徒歩10分
程度で辿りつけます。
<華頂殿から眺める相阿弥の庭>
門前にて出迎えてくれる楠の大木は親鸞聖人のお手植えとされ、
京都市の天然記念物にも指定されています。
天台宗の祖、最澄が比叡山を開く際に造った住坊「青蓮坊」
が起源とされ、創建は1150年、開基は行玄。
比叡山延暦寺の五ケ室門跡のひとつで別名を粟田御所と
呼ばれ、皇室とも関わりが深く、高い格式を誇ります。
<前庭から望む宸殿>
境内、華頂殿から眺める庭園は室町時代の相阿弥の作で
粟田山を借景に山裾を利用した池泉回遊式庭園、また
江戸時代の大名茶人かの小堀遠州作の“霧島の庭”など
四季を映す庭園を散策できます。
5月には美しいツツジの花が“霧島の庭”ではお楽しみ
頂けます。
ほか、境内には平安時代末は門主の居間であったとされる
小御所、ご本尊「織盛光如来」をお納めしている本堂、
歴代天皇御尊碑と歴代門主の位牌を安置、法要する宸殿
など歴史ある殿舎からなります。
<宸殿前庭>
<小堀遠州作・霧島の庭>
10月24日からは青蓮院門跡の夜間ライトアップが行われ
ます。宸殿前の杉苔の庭が青い光で美しくライトアップ
され幻想的な世界が広がります。
◎青蓮院門跡
京都市東山区粟田口山条坊町69-1
TEL:075-561-2345
拝観料:大人500円 中高生400円 小学生200円
※夜間ライトアップは大人800円 小中高生400円
拝観時間:9時〜17時(受付終了16時30分) ※無休
夜間ライトアップ:18時〜22時(受付終了21時30分)
※10月24日〜12月23日迄
アクセス:市営地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩5分
京都駅より市バス 5又は206系統で神宮道下車
河原町より市バス 46系統で神宮道下車
※神宮道から青蓮院門跡までは徒歩3分
http://shorenin.com/
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はんなり京太郎です。
10月に入り連続して週末に台風がやってくるなど気象状況に
振り回され、慌ただしい日々を送ってましたが、気が付けば
もう11月も目前に迫ってまいりました。
いよいよ京都も秋本番を迎えようとしております。
さて、今回は京都東山にある青蓮院門跡の紹介です。
かの有名な円山公園、知恩院に隣接し、円山公園から徒歩10分
程度で辿りつけます。
<華頂殿から眺める相阿弥の庭>
門前にて出迎えてくれる楠の大木は親鸞聖人のお手植えとされ、
京都市の天然記念物にも指定されています。
天台宗の祖、最澄が比叡山を開く際に造った住坊「青蓮坊」
が起源とされ、創建は1150年、開基は行玄。
比叡山延暦寺の五ケ室門跡のひとつで別名を粟田御所と
呼ばれ、皇室とも関わりが深く、高い格式を誇ります。
<前庭から望む宸殿>
境内、華頂殿から眺める庭園は室町時代の相阿弥の作で
粟田山を借景に山裾を利用した池泉回遊式庭園、また
江戸時代の大名茶人かの小堀遠州作の“霧島の庭”など
四季を映す庭園を散策できます。
5月には美しいツツジの花が“霧島の庭”ではお楽しみ
頂けます。
ほか、境内には平安時代末は門主の居間であったとされる
小御所、ご本尊「織盛光如来」をお納めしている本堂、
歴代天皇御尊碑と歴代門主の位牌を安置、法要する宸殿
など歴史ある殿舎からなります。
<宸殿前庭>
<小堀遠州作・霧島の庭>
10月24日からは青蓮院門跡の夜間ライトアップが行われ
ます。宸殿前の杉苔の庭が青い光で美しくライトアップ
され幻想的な世界が広がります。
◎青蓮院門跡
京都市東山区粟田口山条坊町69-1
TEL:075-561-2345
拝観料:大人500円 中高生400円 小学生200円
※夜間ライトアップは大人800円 小中高生400円
拝観時間:9時〜17時(受付終了16時30分) ※無休
夜間ライトアップ:18時〜22時(受付終了21時30分)
※10月24日〜12月23日迄
アクセス:市営地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩5分
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2014年09月27日
開山800年 京都最古の禅寺 建仁寺
皆さん、こんにちは。
はんなり京太郎です。
すっかり秋らしくなりましたね♪
台風の影響もなく、雨予報から一転、
晴れ間が出てきた東山を先日、ぶらり
そぞろ歩きしてきました。
<法堂天井画 小泉淳作筆「双龍図」>
今回訪ねたのは京都最古の禅寺として
知られる「建仁寺」。
法堂(はっとう)天井画「双龍図」でも有名です。
<建仁寺勅使門:重要文化財>
今年で開山800年の臨済宗建仁寺派の
大本山で開山は栄西禅師、開基は
源頼家で鎌倉時代の建仁二年(1202)の
開創であり、寺名は年号から名付け
られたとか…。
<風神雷神図屏風:国宝>
本坊に入るとまず最初に国宝の
風神雷神図屏風がご覧頂けます。
俵屋宗達、晩年の最高傑作として有名。
そこから○△□乃庭、三連の庭こと
潮音庭、重要文化財の方丈、大雄苑、
秀吉ゆかりの茶室「東陽坊」と順路に
沿って拝観。
<〇△□乃庭>
<潮音庭 ー三連の庭ー>
本坊中庭の潮音庭は、三尊石と座禅石
廻りに紅葉を配した四方正面の禅庭で
縁側に座り、暫く静かに物思いにふける
には最高の場所でした♪
まさに大哉心乎「大いなるかな心や」
ー人の心は本来自由で大らかであるー
日本に禅をもたらし、茶を広めた
栄西禅師が説いた言葉です…。
<方丈:重要文化財と大雄苑>
方丈の銅板葺の屋根は、開山八百年を機に
建立時の枕葺に戻されました。
ご本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像。
何といっても白砂、緑苔と巨岩を配した
枯山水の庭園は見事です。
他にも雲竜図や竹林七賢図など海北友松
によって桃山時代に描かれた方丈襖絵も
ご覧いただけます。(これは必見!)
<竹林七賢図:襖絵>
<雲竜図:襖絵>
今回の目的は法堂天井画「双龍図」。
初めて見ましたが圧巻の迫力でした。
まさしくパワースポット!!
正面須弥壇には本尊釈迦如来坐像、
脇侍迦葉尊者・阿難尊者が祀られてます。
<秀吉ゆかりの茶席「東陽坊」>
ここにいるだけで、こころ静かに
自らと向き合える
今回は見事な庭園に心が静まり清浄され、
風神雷神図屏風、双龍図に大きなパワー
をもらった建仁寺の紹介でした。
さすがに京都最古の禅寺といわれるだけの
エネルギーがここにはあると感じました。
皆様も是非、京都へお越しの際は訪ねてみて下さい。
◎建仁寺
京都市東山区大和大路四条下ル小松町
TEL:075-561-6363
拝観料:大人500円 中高生300円
拝観時間:3〜10月 10時〜17時 (受付終了16時30分)
11〜3月 10時〜16時30分(受付終了16時)
※12月28〜31日は休館。
※各行事等により拝観できない場合があります。
拝観の際には各自、事前に必ずご確認ください。
アクセス:電車でお越しの方
京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩 7分
阪急電車「河原町駅」より 徒歩10分
バスでお越しの方
京都駅より市バス206系統又は100系統
「東山安井」より徒歩5分、「南座前」より 徒歩7分
「祇園」より 徒歩10分、「清水道」より 徒歩10分
http://www.kenninji.jp
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すっかり秋らしくなりましたね♪
台風の影響もなく、雨予報から一転、
晴れ間が出てきた東山を先日、ぶらり
そぞろ歩きしてきました。
<法堂天井画 小泉淳作筆「双龍図」>
今回訪ねたのは京都最古の禅寺として
知られる「建仁寺」。
法堂(はっとう)天井画「双龍図」でも有名です。
<建仁寺勅使門:重要文化財>
今年で開山800年の臨済宗建仁寺派の
大本山で開山は栄西禅師、開基は
源頼家で鎌倉時代の建仁二年(1202)の
開創であり、寺名は年号から名付け
られたとか…。
<風神雷神図屏風:国宝>
本坊に入るとまず最初に国宝の
風神雷神図屏風がご覧頂けます。
俵屋宗達、晩年の最高傑作として有名。
そこから○△□乃庭、三連の庭こと
潮音庭、重要文化財の方丈、大雄苑、
秀吉ゆかりの茶室「東陽坊」と順路に
沿って拝観。
<〇△□乃庭>
<潮音庭 ー三連の庭ー>
本坊中庭の潮音庭は、三尊石と座禅石
廻りに紅葉を配した四方正面の禅庭で
縁側に座り、暫く静かに物思いにふける
には最高の場所でした♪
まさに大哉心乎「大いなるかな心や」
ー人の心は本来自由で大らかであるー
日本に禅をもたらし、茶を広めた
栄西禅師が説いた言葉です…。
<方丈:重要文化財と大雄苑>
方丈の銅板葺の屋根は、開山八百年を機に
建立時の枕葺に戻されました。
ご本尊は東福門院寄進の十一面観音菩薩像。
何といっても白砂、緑苔と巨岩を配した
枯山水の庭園は見事です。
他にも雲竜図や竹林七賢図など海北友松
によって桃山時代に描かれた方丈襖絵も
ご覧いただけます。(これは必見!)
<竹林七賢図:襖絵>
<雲竜図:襖絵>
今回の目的は法堂天井画「双龍図」。
初めて見ましたが圧巻の迫力でした。
まさしくパワースポット!!
正面須弥壇には本尊釈迦如来坐像、
脇侍迦葉尊者・阿難尊者が祀られてます。
<秀吉ゆかりの茶席「東陽坊」>
ここにいるだけで、こころ静かに
自らと向き合える
今回は見事な庭園に心が静まり清浄され、
風神雷神図屏風、双龍図に大きなパワー
をもらった建仁寺の紹介でした。
さすがに京都最古の禅寺といわれるだけの
エネルギーがここにはあると感じました。
皆様も是非、京都へお越しの際は訪ねてみて下さい。
◎建仁寺
京都市東山区大和大路四条下ル小松町
TEL:075-561-6363
拝観料:大人500円 中高生300円
拝観時間:3〜10月 10時〜17時 (受付終了16時30分)
11〜3月 10時〜16時30分(受付終了16時)
※12月28〜31日は休館。
※各行事等により拝観できない場合があります。
拝観の際には各自、事前に必ずご確認ください。
アクセス:電車でお越しの方
京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩 7分
阪急電車「河原町駅」より 徒歩10分
バスでお越しの方
京都駅より市バス206系統又は100系統
「東山安井」より徒歩5分、「南座前」より 徒歩7分
「祇園」より 徒歩10分、「清水道」より 徒歩10分
http://www.kenninji.jp
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2014年09月26日
京都東山・建礼門院ゆかりの長楽寺へ
皆さん、こんにちわ。
はんなり京太郎です。
今回は、東山は“しだれ桜”で有名なあの円山公園の
さらに山手に佇む平清盛公の娘、建礼門院ご出家の
寺として有名な黄台山・長楽寺に行って来ました。
台風の影響で天候は曇りでしたが、雨は降ってなかった
ので足を延ばしてみました。
八坂神社境内を通り抜けて、円山公園へ。さらに
進むとひっそりと灯篭が並ぶ長楽寺への参道と山門
が見えて来ます。
<参道と山門>
<緑と調和が美しい本堂>
<庭園>
由来は延暦二十四年(西暦805年)に桓武天皇の勅命に
より伝教大師を開基として観世音菩薩を本尊として
創建したのが始まりと云われる天台宗の別院。
境内には本堂、鐘楼、建礼門院塔、庭園拝観所、茶室、
国指定重要文化財の慶派大仏師作遊行上人像七体を
収める収蔵庫があり、拝観は約30分程度の所要時間。
特に庭園拝観所から眺める相阿弥作の園池は見事で
紅葉の時期は格別な眺めを楽しめます。
壇ノ浦の戦いに平家が破れ、建礼門院は入水されるも
その命を助けられ帰京後、長楽寺に入り、その後29歳
で出家された時の御影が今も残されてます。
<建礼門院塔>
建礼門院に思いを馳せながら境内を奥に進むと
頼山陽、頼三樹三郎、水戸藩烈士などの墓があり、
高台からは京都市内が一望できるビューポイント
になってます。
拝観の後は、参道沿いにある甘味処「紅葉庵」にて
休憩ができますよ〜。あべかわ餅、ぜんざい、宇治寒天、
夏は宇治金時をはじめとする“かき氷”も各種あります。
風情ある建物なのですぐに分かります。
ぜひお立寄り下さい。
<甘味処紅葉庵>
◎黄台山・長楽寺
〒605-0071 京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町626
TEL:075-561-0589
拝観料:大人@500円 高校生@500円 小人@200円
拝観時間:9時〜17時 木曜休館 ※特別拝観時期は除く
アクセス:京都駅より市バス206系統「北大路バス
ターミナル行」で「祇園」下車、徒歩8分
京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約15分
阪急電車「河原町駅」より徒歩約20分
http://www.age.ne.jp/x/chouraku
◎甘味処紅葉庵
〒605-0071 京都市東山区円山公園内(長楽寺参道入口)
TEL:075-551-0420
営業時間:11時〜17時 木曜定休
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はんなり京太郎です。
今回は、東山は“しだれ桜”で有名なあの円山公園の
さらに山手に佇む平清盛公の娘、建礼門院ご出家の
寺として有名な黄台山・長楽寺に行って来ました。
台風の影響で天候は曇りでしたが、雨は降ってなかった
ので足を延ばしてみました。
八坂神社境内を通り抜けて、円山公園へ。さらに
進むとひっそりと灯篭が並ぶ長楽寺への参道と山門
が見えて来ます。
<参道と山門>
<緑と調和が美しい本堂>
<庭園>
由来は延暦二十四年(西暦805年)に桓武天皇の勅命に
より伝教大師を開基として観世音菩薩を本尊として
創建したのが始まりと云われる天台宗の別院。
境内には本堂、鐘楼、建礼門院塔、庭園拝観所、茶室、
国指定重要文化財の慶派大仏師作遊行上人像七体を
収める収蔵庫があり、拝観は約30分程度の所要時間。
特に庭園拝観所から眺める相阿弥作の園池は見事で
紅葉の時期は格別な眺めを楽しめます。
壇ノ浦の戦いに平家が破れ、建礼門院は入水されるも
その命を助けられ帰京後、長楽寺に入り、その後29歳
で出家された時の御影が今も残されてます。
<建礼門院塔>
建礼門院に思いを馳せながら境内を奥に進むと
頼山陽、頼三樹三郎、水戸藩烈士などの墓があり、
高台からは京都市内が一望できるビューポイント
になってます。
拝観の後は、参道沿いにある甘味処「紅葉庵」にて
休憩ができますよ〜。あべかわ餅、ぜんざい、宇治寒天、
夏は宇治金時をはじめとする“かき氷”も各種あります。
風情ある建物なのですぐに分かります。
ぜひお立寄り下さい。
<甘味処紅葉庵>
◎黄台山・長楽寺
〒605-0071 京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町626
TEL:075-561-0589
拝観料:大人@500円 高校生@500円 小人@200円
拝観時間:9時〜17時 木曜休館 ※特別拝観時期は除く
アクセス:京都駅より市バス206系統「北大路バス
ターミナル行」で「祇園」下車、徒歩8分
京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約15分
阪急電車「河原町駅」より徒歩約20分
http://www.age.ne.jp/x/chouraku
◎甘味処紅葉庵
〒605-0071 京都市東山区円山公園内(長楽寺参道入口)
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営業時間:11時〜17時 木曜定休
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2014年06月16日
奥嵐山の隠れスポット 大悲閣千光寺
今回は自分的隠れスポットの奥嵐山
角倉了以ゆかりの大悲閣千光寺を紹介します。
先日、日曜日に娘と久しぶりに訪れました。
嵐山渡月橋よりさらに1キロ以上上流『星のや京都』の
真上に位置する角倉了以、素庵 父子の史跡です。
嵐山の大河内山荘から大堰川を挟んだ対岸の山中腹に
見えて気になって行ったのがきっかけでした。
目印は『GREAT VIEW』絶景!という看板にナビゲート
され、ひたすら大堰川沿いに約20分歩くとたどり着けます。
途中で嵯峨野トロッコ列車や保津川下りの船に出会うこと
が出来る静かなエリア。
星のや京都が見えるとその脇に大きな看板が。
そしてその目の前の参道を登って行くと境内へ到着。
拝観料400円必要です。
大悲閣の展望スペースは15帖程度の広さで窓際の椅子に
座ってぼーっとしながら歩き疲れを癒します…。
正面に比叡山、大文字山をはじめ東山三十六峰、京都市街が
遠望出来て眼下に大堰川、対岸に小倉山が眺望出来るまさに
絶景スポット。
秋には紅葉に包まれての眺望が楽しめて更に癒されます。
秋のシーズンを外すとあまり人もいないのでのんびり
過ごせます。
※トイレも広く綺麗になっていました(^^)
阪急嵐山駅、嵐電嵐山駅からそれぞれ約徒歩30分程度。
嵐山モンキーパークの入口前を通過した上流になります。
〒616-0004
京都市西京区嵐山中尾下町62
TEL 075-861-2913
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角倉了以ゆかりの大悲閣千光寺を紹介します。
先日、日曜日に娘と久しぶりに訪れました。
嵐山渡月橋よりさらに1キロ以上上流『星のや京都』の
真上に位置する角倉了以、素庵 父子の史跡です。
嵐山の大河内山荘から大堰川を挟んだ対岸の山中腹に
見えて気になって行ったのがきっかけでした。
目印は『GREAT VIEW』絶景!という看板にナビゲート
され、ひたすら大堰川沿いに約20分歩くとたどり着けます。
途中で嵯峨野トロッコ列車や保津川下りの船に出会うこと
が出来る静かなエリア。
星のや京都が見えるとその脇に大きな看板が。
そしてその目の前の参道を登って行くと境内へ到着。
拝観料400円必要です。
大悲閣の展望スペースは15帖程度の広さで窓際の椅子に
座ってぼーっとしながら歩き疲れを癒します…。
正面に比叡山、大文字山をはじめ東山三十六峰、京都市街が
遠望出来て眼下に大堰川、対岸に小倉山が眺望出来るまさに
絶景スポット。
秋には紅葉に包まれての眺望が楽しめて更に癒されます。
秋のシーズンを外すとあまり人もいないのでのんびり
過ごせます。
※トイレも広く綺麗になっていました(^^)
阪急嵐山駅、嵐電嵐山駅からそれぞれ約徒歩30分程度。
嵐山モンキーパークの入口前を通過した上流になります。
〒616-0004
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