ノコギリヤシは前回でも大きく取り上げたように副作用が極めて少ないという点を取り上げた。

しかし、その副作用は男性にとっては大きく副作用がないものの、女性には少なからず影響が出る可能性がある。

一部の実験で女性の場合にはノコギリヤシの摂取が主な要因と考えられるホルモンバランスの崩れが生じ更年期障害やＰＭＳ（月経前症候群）の程度が悪化するなどの事態を招く場合もあるという報告が発表されている。

この主な理由としてはヒトのホルモンに似た働きをノコギリヤシがする可能性が高いためであり体質によっては男性ホルモンが増えてしまって髭が生えてきてしまった事例もある。

また妊娠中や授乳中などの期間には男児胎児や男児乳児に影響を与える可能性があるため摂取は極力避けるようにしたほうがよい。

ただし母乳の分泌促進にも効果・効能が認められた事例もあるため、授乳中の摂取については賛否両論という状況である。

そのほか経口避妊薬の利用やホルモン療法をを行っている場合は薬の効果や治療に多大な影響が出る可能性があるため必ず医師と相談することが必要である。

なおＡＧＡ（男性型脱毛症）の治療にはプロペシアが利用されているが女性は使用できないためノコギリヤシをうまく利用することが女性にとっては有効である可能性が高い。