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2017年06月20日

◆プライベートレッスンの悩み こんなときどうする?

こんにちは!
フリーランス日本語教師のTomomiです。
このブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今日はセミナーにご参加くださった方からの質問とその答えをこちらでシェアしたいと思います。

【質問】
プライベートレッスンを受け持っていると内容がそのレッスン1回限りになってしまうのですが、ともみさんはどのようにしていますか。

つまり、1回完結のレッスンになってしまうということですね。

【答え】
まず、1回完結のレッスンが悪いのかどうか?
1回完結のレッスンだと、教師の準備の負担が増えるかもしれません。
1カ月に4回レッスンがあるとすれば、4回分の話題と内容を詰める必要がありますよね。

次に学習者にとっていいかどうかは、その人の考え方によると思います。
毎回新しい話題がいいという人もいれば、一つの内容についてより深く知りたいという人もいます。

それから扱う語彙や文型の定着具合についても考えるといいと思います。
語彙や文法はレッスンで提示した話題ととともに記憶されることが多いので、その話題を扱うのが1回限りでは導入した語彙や文法が入りにくいということがあります。

まとめると、1回完結のレッスンにするか何回か継続して同じ話題を扱うのかは、
学習者の興味と反応、導入する語彙や文法の難易度によるといったところでしょうか…

【私が気をつけていること】
私個人としては、クライアントにレッスンを継続してもらうということもとても大事なことなので、1か月後、2か月後もレッスンを続けていることを前提として話をします。

どういうことかというと、
「1か月後にはこれができるようになっていよう」
とか、
「1か月後のレッスンでこれを読むよ。」
とか、
「〇〇週後に漢字のテストをしよう。」
とか、未来のことについて話すということをよくします。

まず未来に目標を掲げて、逆算してそこまでのステップを考える
そうすると必然的に、扱う話題は1回完結であったとしても各回のレッスンが目標までの道のりになります。

教師と学習者がともに数週間先を見ている状態を作ることで、『1回完結のレッスン』という感覚がなくなるのです。

フリーランスとして活動するということは自由にクライアントを獲得できるということですが、同時に『いつでもレッスンをやめられる』というクライアント側の自由もあります。
今週はレッスンするけど来週はしない。
準備していたのにキャンセルになった。
そんなことが起こらないよう、モチベーションを保ち継続してもらうという工夫もとても大切なことだと思うのです。

最後までお読みいただきありがとうございました^^
IMG_3016.JPG
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Tomomi
【学校以外で働く日本語教師ってどんな活動をしているの?】 2007年からこれまで、日本語学校に勤めることなくフリーランス日本語教師として活動してきました。 日本語教師というやりがいに満ちた仕事を、報酬や人間関係、激務を理由に離れてしまう人がいることをとても悲しく感じていて『自分が望むのであれば日本語学校以外で日本語教師を続けることができる』『日本語教師の経験を活かして新たな働き方生み出すことができる』ということをお伝えしたいと思っています。 「どうやってクライアントを集めたらいいの?」 「本当にそれで生活していけるの?」 「学歴が必要なんじゃないの?」 「経験も自信もないけど大丈夫なの?」 そんな疑問に、日本語学校に就職したことも、海外で日本語を教えた経験もない私が大使館や企業と契約ができるようになるまでにやっていたことを公開し、モヤモヤを抱える日本語教師の皆様に光を感じていただく事が出来たら嬉しいです。 時間的・精神的・経済的自由な日本語教師を目指すみなさん、一緒に頑張りましょう!
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