眠り戦士

ととの入浴介助は
�@看護師さんとヘルパーさん
�Aとと母ちゃんとヘルパーさん
�Bヘルパーさん2人
�Cとと母ちゃんとヘルパーさん2人
の4パターンがある。
人工呼吸器を外し、アンビューバッグでバギングしながら、
家のお風呂で入浴する。

今日は訪問看護の日で訪問看護師さんと
ヘルパーさん。とと母ちゃんは
上がってきてからの服などの準備をする。

今日、ととは分泌も少なく、のほほんと落ち着いてたが、
入浴介助で一変した

「上がりま〜す」と声をかけてもらう。
お風呂場に行く。私はアンビューバッグを受け取る。
ヘルパーさんから、手にバスタオルを広げた看護師がととを受け取り、
急いでベッドへ。

この時、既に顔色が悪い。
悪いってもんじゃない。
真っ青！
チアノーゼだっ！
口から唾液が溢れてる。
垂れ込み？

ベッドに着くと看護師はすぐに吸引。バギング。
私は急いでSPO2モニターをつけた。
つけた時点で　SPO2は88、心拍は140↑
ということは、SPO2はもっと下がってただろう。
ととを苦しめてしまった。

スクイージング　吸引　バギングを繰り返す。
我が家には酸素はないので乗り切らねば。
全体から口唇チアノーゼ程度になり、SPO2も上がってきた。
SPO2 92−96　心拍130代へ　

とりあえず、ほっ。

痰が奥（後ろ）にあるなら、SPO2低くてもうつ伏せした方が
いい、うつ伏せになると痰が上がる、肺野が広がり換気量も増える。
うつ伏せできなければがっつりめの横向きにと話す。

普段、訪問看護の時に
買い物などで外出をさせてもらってる。
状態が状態だから買い物は明日でも良かったが
私自身が落ち着きたくて30分で帰ってきますと
スーパーへ。
気持ちを落ち着かせる。冷静になろう。
訪問看護師に話す事を整理する・・・

帰宅すると
「うつ伏せしてすぐに痰が上がった。沢山とれた。
　SPO2回復し98、心拍はまだ高いけど110代に」とのこと。

(入浴前後にしっかり吸引することはもちろんですが）
ととは、一気にあふれるように分泌することがあるので
入浴中も吸引して下さい。手動のものをいつも置いています。
各事業所に任せていますが…
私が介助に入る時は毎回、吸引しています。口と鼻を
しっかり吸引しておけば、気管まで吸引しなくても
垂れ込んだことはないです。とお願いする。

入浴時は加湿がかかり、痰が増えやすい。
入浴時はSPO2モニターも外している。
顔色に充分注意しなくてはいけません。
危険な状況を早めに察知し、落ち着いて
急変時に対処しなくてはいけません。

ととにとって、入浴は汚れや汗を洗い流すだけでなく、
力がだらんと抜けリラックスできる。また、体温を上げて
くれるので低体温のととにとっては不可欠です。

でも、入浴は危険と隣り合わせ です。

看護師さんもヘルパーさんも
私の話にも意見にも耳を傾けてくれた。
「入浴中も吸引します。他の看護師にも伝えます」と。
ととに「ごめんね、苦しかったね、」と何度も言われてた。

責めているように思われるかもしれませんが
そうじゃなんです。
前にも書きましたが、私は完璧でもないし、
何でもわかるわけでも、何でもできるわけでもありません。

一緒に考えていけたらと思っています。
知識・技術・経験も不可欠でそれらの向上も必要だと思います。


ただ、本音を言えば、
自分の息子が真っ青になっている姿を見たくないし、
苦しめたくありません。







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タグ：入浴介助 吸引 垂れ込み チアノーゼ

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