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2019年01月01日

プロスペクト理論の対策~前提知識編~

未来は結果的に1つになるが、
相場師は常に複数の未来を想定しなければならない。

未来のことは分からない。

だが有力視される未来をある程度絞り込んで、
想定することが僕たちには出来る。
(相場の世界以外にも、チェスや将棋をするとき、
常に、複数の未来[相手の有力手]を想定しています。)

複数の未来を想定したうえで、我々は行動し、
起きた事象に対して、柔軟に対応してく必要がある。

損は絶対にしたくないが、
損するパターンは常に思い描いている。

そして、損を抱えたときに、いかにその損失を和らげるか、
その対応力(逆転力)に強いこだわりを持っている。

正しい勝利と正しい敗北を繰り返していれば、
いずれ確率が味方してくれること、
期待値がプラスになることを僕は理解している。


プロスペクト理論というものがある。
(ノーベル経済学賞を受賞した理論)

ざっくり説明すると、
10万円を手にしたときの喜びが100とすると、
10万円を失ったときの悲しみが220になるという理論。

一時的に、含み益が10万円発生(喜び100)し、
その後、含み益が0円(悲しみ220)になると、
±0だが、悲しみだけが120残るらしい。

楽しいことがなくても、物理的に死ぬことはないが、
恐怖は、自分の生命を脅かす可能性がある。

だから、人は自分の命を守るために損失には、
敏感に反応するように出来ている。

僕も人なので、例外なくこの理論が当てはまる。

「時間を手に入れたときは、ほどほどに喜ぶが、
時間を無駄にしたときは、地面を腐らせるくらいに落ち込む。」


相場で勝てない大きな原因の中に、
プロスペクト理論が存在するらしい。

その理由について考えていく。

人は、損を認めたくない。つまり、ロスカットを極端に嫌がる。
つまり、心理的に正しく負けるという行為が理解できない。

「勝率100%でないと嫌。」

こういった思考が強い人ほど、
プロスペクト理論に支配されていると言っても過言ではない。

僕自身も例外ではありません。
プロスペクト理論は思い切り適応されています。

僕自身も勝率100%が本当に可能なら、絶対にそうでありたい。

しかし、勝率100%なんて世界トップくらすの
相場師にも可能な出来事なのだろうか?

むしろ、一番成績の良かった投資家の勝率は20%というデータもある。


すこし利益のでたところで、利益確定。
ちょっと儲かったら、利益確定。
数pips増えたら、利益確定。

人は目の前に利益があると、
利益が手に入らないというリスクの回避を優先する。
(プロスペクト理論:引用)


こうすれば必然的に勝率は上がるし、
儲かった瞬間は気分がいいだろう。

しかし、こういった行動をとる人たちは、
損失を極端に嫌う傾向があるため、
ロスカットという概念から、常に目を背けようとする。

その結果、大きな損失に飲まれ、積み上げてきたものを全て失う。

皆さんご存知のコツコツドカン。
損大利小の高勝率負け組トレーダーだ。

そして残念なことに、人は損を抱えていると、
それを取り返そうと感情的になり、ギャンブル的な行動をとろうとする。

損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする。
(プロスペクト理論の損失回避性。引用)


損を抱えたままだと、
その損を解消するためにリスクを取る。

だって人は、損を極端に恐れる生き物だから。

理論も減ったくれもない、
感情のみのただのギャンブルトレーダーに変貌を遂げる。

その結果、損に損を重ねることになる。

なるほど、相場で稼げない原因に、
プロスペクト理論が大きく関係していることがよく解る。


ではなぜ稼げる人が世の中には存在するのか、
プロスペクト理論が適応されないからだろうか?

いや、馬鹿とプロスペクト理論は使いようだぜ。

簡単に言うと、
「プロスペクト理論の存在は認めたうえで、
上手に対応しているから、稼ぎ続けることができるのであろう。」

具体的に何をしているかと言うと、
「負けを損失だと思わないように訓練している。」

稼げる相場師は基本、
勝ったから負けたからで、一喜一憂しないと思う。

数百億稼いだB・N・Fさんが、リーマンブラザーズの株7億円程を
消し飛ばしたときに、モニターを2台破壊したという話もあるから、
一概にそうだとは言えないが…


ロスカットでも利益確定でも、
「あぁ、そう…そんでは、反省会でもするか。」
↑このくらい反応。

もっと具体的に言うと、短期的に物事を考えない。

短期的に損をしても、それが美しいロスカットなら、
将来につながるロスカット、芸術的なロスカットが出来た。

「あぁ~正しい負けが出来て、よかった、よかった。」

という感じで、損を抱えても美しい取引が出来れば
損だと思わないのが勝ち組の相場師だと思っている。


むしろ僕は、得をしても、それが美しくないのであれば、

「やっちまった。こんな取引を繰り返していれば、
いずれ大きな損を被る。猛省せねば。」

という感じで、口座残高が爆増しても、損した気分になる。


将棋棋士の藤井聡太先生は勝ったとしても、ひどい手を指したときは、
絶望感を漂わせながら、ソファに体をずっぷりと沈みこませ嘆くらしい。

羽生善治先生(永世七冠)も美しい将棋が指せれば、
負けてもそんなに悲観することはないみたい。
(超一流の達人ほど、結果よりも内容に、
こだわる思考を持っていると思う。)

何が言いたいかと言うと、
稼げる相場師と稼げない相場師の損得の基準が、
根本的に異なるということ。


稼げない相場師は、
ロスカットでいちいち落ち込み、利益確定でいちいち胸を撫で下ろす。

稼げる相場師は、
取引が美しければ、ロスカットも利益確定も得だと思う。
取引が汚ければ、ロスカットも利益確定も損だと思う。

負け組は、結果で損得を判断する。
勝ち組は、内容で損得を判断する。

(短期的に損をしたとしても、長期的には稼げるのが、良い内容の条件。)

だから僕は、内容に対してプロスペクト理論を適応させることにした。


とはいえ、とはいえ…

内容に損得の基準を置き換えろと言っても、
それが出来なくて困っている。

「言うだけなら簡単だが、実行するのは至難の業なんだよ。」

まったくもってその通り。

次は具体的に、プロスペクト理論の対応策を考えていく。
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