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a.「今どき絵ハガキなんてまだ売ってるんやろか」、そう思いつつ、ホンマ絵ハガキみたいやなあ、
b.あまりに構図が出来過ぎててCGみたいっす、神社ですか、ここ、
a.いつも素通りしてた日吉(ヒヨシ)神社、前々から立派な杉の御神木(ゴシンボク)が目を引いてたけど、境内に入るのは今回初、驚くほど美しい紅葉なのに、誰もいなかった、
b.2009年11月8日、日曜日の晴れた昼さがりなのに、もったいないっすね、
a.右奥に見えてる山がたぶん愛宕山(アタゴヤマ)、あの中腹(チュウフク)あたりをうねうね細道が通っていて、保津峡・嵯峨野へ行けるんや、
b.じゃあこのまま道なりでいいんすか、
a.そんなに道の選択肢もないから、迷うこともほぼ無さそう、
b.登りは?
a.大きなため池の先から少し登らされるけど、それもじき終わって、あとは保津峡まで延々下るばっかしや、
b.これがその溜め池っすか、登り手前の、
a.廻り田池、「メグリダイケ」っていうんやろか、道にそって細長くつづく人工的な池、
b.しかし、ここ、道広いっすね、
a.国道477号線、3ケタでもちょっと格がちがうな、
b.しかし、我々は池とともに国道とも分かれ、急な登りに入ってゆきます、そんな坂の途中に突然現れる、映画のロケに使えそうなかやぶきの民家、
a.もともとは明治天皇も診察したと言われる名医の屋敷で、現在は京都市の文化財になってるそうや、
b.お屋敷そばの大イチョウはまだ青かったけど、そのすこし先、樒原(シキミガハラ)の神社にそびえるこのイチョウは見事な色づきです、
a.ここで休憩しよう、原神社のすみっこの石段のぼって、
b.棚田のながめと相まって、ずっと居たくなる場所ですね、ここ、
a.気持ちが落ち着くなあ、ヒトもクルマもほとんど来ないし、小鳥や風の音がするくらい、
b.登りはもうこれくらいっすか、
a.あと数分ほど登れば、あとは下りっぱ、
b.なるほど、同時に集落もとぎれて薄暗い杉の森に突入しました、
a.下りで快適やけど、ちょっとストップ、いつもの池が下の方にチラッと見えてる、
b.この池はいつ見ても良いすね、
a.この角度からしか見下ろせないんで、なおさら貴重な感じがするなあ、
b.何池でしたっけ、
a.あまりに平凡な名前で忘れてもうた、池のほとりに案内板があったんやけど・・・
b.池の木も紅葉してますね、
「山奥の小さな池のモミジかな」、
a.さあ、あとは水尾の集落からゴールの保津峡までほんの少し、
b.逆からだと登りっぱできつい道ですけど、ウソのように楽ちんですね、こっちからやと、
a.「人間がダメになるよな下りやな」、
b.そんなこと無いでしょう、ここまで自力で登ってきたんやし、ところで、ここ水尾(ミズオ)の里も見事に色づいてますね、
a.交通の便が悪いので今や限界集落になってしまった水尾地区、でも、素晴らしいところやなあ、
b.ゆずの里なんすね、ゆず湯の旅館があったりで、
a.うむ、「モミジ愛(メ)でゆず湯へひたる水尾(ミズオ)かな」、
b.ところで、保津峡ゴールっておかしくないすか、ふつう少し先の嵯峨野がゴールでは、
a.確かにそうなんやけど、この季節の嵯峨野は観光客で一杯やからなあ、オマケにそろそろ疲労もピークで、なるだけ早く家でゆっくりしたいし、
b.なるほど、写真もラストは保津峡の見事な紅葉ですし、じゃあここでお開きとしますか、
a.そんでええ、
b.じゃあ今回の旅のまとめを簡単にお願いします、
a.嵐山のアパートからもよりのJR嵯峨嵐山駅へ向かい、保津峡をトンネルで抜けてわずか4駅先の並河駅へ輪行、JR山陰本線にそうように亀岡盆地をなぞり、紅葉峠から山路へ、神吉(カミヨシ)から樒原(シキミガハラ)、水尾(ミズオ)と山里の紅葉を愛でつつ保津峡へ、
b.カメラは、
a.オリンパスのミュー1050SW、もっと良いカメラで撮りたかったけど、小さいレンズながら、なかなか健闘してるやろ、
b.まあ欲言ったら切りないですし、この小さなボディーでこんだけ撮れたら、充分じゃないすか、