2015年02月11日
美しきペテンの島国
美しきペテンの島国 高橋五郎・小池壮彦著
「何の本でしょう・・・・・・
美しき敷島―。
須磨大使は日本国を古語でそう語った。
目の前で蹲踞の姿勢のまま、厳かに語る巨軀の駐スペイン大使の言葉にべラスコは、ウットリと酔いしれて、まだ見ぬ日本を想像した。
須磨の態度にこそ、サムライの姿を見たのだろう。
(中略)
美しき島国・日本を前に、美しさに欠ける情報のプロの出会いは、日西が知力を競うまさに“ペテンゲーム”のオープニングにふさわしい場だったような気がする。
謀略と裏切りに知力を尽くし、全霊を賭けた両人の世界こそが、本書の題名の名付けの親に思える。本書はそんな本です。」
高橋氏の本を読むと、知識のなさからくる「かゆいところに全く手が届かない」まだろっこしさと
日本はもう終わっているのかという悲観さとが同時に襲ってくる。
しかし、高橋氏が「終わっている」と言う日本で、日本人に向けていまだに本を提供し続けること自体が
「微かな希望」と思えてくるから不思議である。
自分の言うことすら信じるなという高橋氏と的確な質問を投げかける小池氏との小気味いい会話文だが
扱っている内容は読むものの力量如何によって「大きく」とも「小さく」とも響く。
他のおすすめの本・・・
真説 日本の正体: 封印された謀略の裏面史を紐解く
天皇の金塊
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ネイフィールウォーター
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美しき敷島―。
須磨大使は日本国を古語でそう語った。
目の前で蹲踞の姿勢のまま、厳かに語る巨軀の駐スペイン大使の言葉にべラスコは、ウットリと酔いしれて、まだ見ぬ日本を想像した。
須磨の態度にこそ、サムライの姿を見たのだろう。
(中略)
美しき島国・日本を前に、美しさに欠ける情報のプロの出会いは、日西が知力を競うまさに“ペテンゲーム”のオープニングにふさわしい場だったような気がする。
謀略と裏切りに知力を尽くし、全霊を賭けた両人の世界こそが、本書の題名の名付けの親に思える。本書はそんな本です。」
高橋氏の本を読むと、知識のなさからくる「かゆいところに全く手が届かない」まだろっこしさと
日本はもう終わっているのかという悲観さとが同時に襲ってくる。
しかし、高橋氏が「終わっている」と言う日本で、日本人に向けていまだに本を提供し続けること自体が
「微かな希望」と思えてくるから不思議である。
自分の言うことすら信じるなという高橋氏と的確な質問を投げかける小池氏との小気味いい会話文だが
扱っている内容は読むものの力量如何によって「大きく」とも「小さく」とも響く。
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タグ:#ペテン#日本#島国
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