2016年03月18日
おすすめの一冊☆ヨグマタ相川圭子『ヒマラヤ聖者の太陽になる言葉』河出書房新社 2015
◆仕事や勉強、介護や子育て、自分を取り巻く人間関係に。疲れてしまったすべての人に、おすすめの一冊。読めば、きっと心が軽くなるはず♪
先日、BS日テレの「久米書店 〜ヨクわかる!話題の一冊」で紹介されていました。
http://go.science.ne.jp/kawade_mb
もう少し、早くこの本に出合っていたら、
今の私は、もっと別の場所に立っていたかもしれません。
それは、自分の成功とか、名声とか、お金持ちになるとか、
そういう外的因子ではなくて。
もっと、自分の内側のこと。
自分の価値や評価を他人にゆだねて、
褒められたいと懸命にキャリアを追い求めていた頃の私に
いちばん必要な本だったと思います。
よく見られたいという自分のエゴによって、怒りや妬みが消えず、
心と身体、子供との関係、大切なものとの関係が
すべて乖離していったのを覚えています。
だから本当は、その時点で、この本に出合いたかった。
この本を読んでいれば、自ら状況を変えようとがむしゃらに動かずとも、
もっと、楽に考え、行動し、心豊かに生きることができたのではないかと思います。
そして、これは、経験しないとわからないと思いますが、
読後、なんとも言えない空気に包まれます。
心はゆったりなのに、頭は凛とするというのか。
気持ちがスッと軽くなって、きっと楽に生きられるという自信が湧いてくるんです。
軸がしっかりして、ブレない気持ちになる。
それって、強いですよね。
◆遠い記憶を呼び覚ます。幸せになれる一冊。
この本を読んでいる間、こんなことを思い出していました。
私の祖父の家はお寺です。
幼い頃、私は、祖父の家の本堂が好きで、よく遊びに行っていました。
遊びに行くといっても、私がしていたのは、本堂の広縁に座って、
ただじっと木魚を見たり、シャラシャラと吊るされた金色の飾りを眺めたり。
そしてなぜか、宗派の違うお経を唱えたり。
宗派の違うお経を唱えたりしたら、怒られそうですが、
神様や仏様は、そんなことでは、怒らないと子供ながらに確信していました。
本堂には、納骨前のお骨が幾つかあって。
「怖いからこっちへ来なさい」と大人たちに言われても、
そこを動かず、ただ、じっとしている。
他から見たら、ちょっと変わった子供だったかもしれません。
ただ、
しばらく、そこにじっとしていると、五感が冴えわたるのがわかりました。
ひぐらしが飛び立つ時の羽音。
夕立ちの気配。
雨が降り出した時の土の匂いや
雨上がりに差し込む光とその光の柔らかさ。
私にとっては、心地よい記憶ですが、
実は、この記憶、幼い頃のというよりは、
もっと奥深くからやって来るものなのだと思います。
久しぶりに、そんな遠い記憶を追体験して、戻るべき場所に心が戻った気がしました。
なぜ、そんな遠い記憶を思い出したのか?
それはきっと、この本が、内面を見せてくれたのだと思います。
本の帯に、「あなたを最高に幸せにする本」とありますが、
それは、強ち嘘ではないと思います。
◆これからヨガをはじめようとしている人にもおすすめです。
もともと、何か気になると、とことん調べたくなるのが性分で。
自分がヨガをはじめる時も、相当な時間とお金を使ってしまいました。。。
ヨガは、その起源からではなく、現代にあるものから調べてしまうと、
その流派や種類の多さに何から手を付ければいいのかわからなくなってしまうんです。
だから、まず、この一冊から入るといいのではと思います。
この本の内容を知って、ヨガをはじめるのと、そうでないのとでは、
効果の合わられ方が数段に違ってくると思いますよ。
是非、疲れた心と身体に、心地よい時間を…
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