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2023年11月02日

「怪奇小説集 共犯者」*遠藤周作




複雑なトリックのミステリーも素晴らしいと思うが、実は私の好みではない。
小難しいトリックよりも、人間の卑しさ、心の奥底に眠っている「悪」、憎しみ等が滲み出てくるようなミステリーが私は好きである。

それ故、遠藤周作氏のミステリーは大好きだ。
どれもこれも「現実にありそうな話」だからか、余計に空恐ろしい。

「怪奇小説集 共犯者」*遠藤周作(角川文庫)

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怪奇小説集 共犯者(2) (角川文庫) [ 遠藤 周作 ]

価格:792円
(2023/11/2 21:30時点)
感想(0件)



以前「真昼の悪魔」を読んで「本当の悪魔ってこういう人の事を言うのね」とゾクゾクした。
今回もそういった悪の精鋭達が揃いに揃っている。

また、令和と昭和では人の考え方も結構変化しているものだと、しみじみ。
とは言え、本書の感覚は昭和生まれの私にとっては少々懐かしささえ感じるから不思議だ。

この「怪奇小説集」は他にも「蜘蛛」「恐怖の窓」なる二編がある。
これは是非とも読んでみなければ!

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素敵な読書タイムを。




posted by mysterynovels at 21:19| JAPAN
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