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2015年05月02日

0047. ダイアトニックコードのよく使われる進行のパターン(ダイアトニックハーモニー)について説明してます

おんがくりろんでごはんたべたい(灬╹ω╹灬)です



♪♪今回もコード進行についてですけど
ここからはまた理論の内容にそって
進めていきますね

さいごちょっとだけ広告のせてるけど
もしよかったらクリックしてみて。

こっからもよろしく(●´∀`)ノ+

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●Diatonic harmony
ダイアトニックコードで
よく使われる進行を紹介します


ここでの内容は
大事、というか
あたりまえ、の話なんですが、

Diatonic chordのコード進行の組み合わせは
ぜんぶよく使われるバターンなので
それぞれをすべてまとめて載せてあります



それぞれの進行のインターバルが
何度進行なのかを確認しながら
各パータンをおぼえてみてください



@down in 5th
Rootの進行が5度ダウンする進行。


T  → W  (P5度down)
W  → Zdim (dim5度down)
Zdim → V− (P5度down)
V− → Y− (P5度down)
Y− → U− (P5度down)
U− → X  (P5度down)
X  → T  (P5度down)

triad chordで記載(seventh chordでもよい)
それぞれよく使われる

W→Zの進行は、
diatonic scaleのインターバルの関係で
間隔がdim5度downになる。

theory0013_cycleof5th.gif


このcycle of fifthの図で言うと、
逆時計まわりの進行

それぞれの組み合わせはとてもよく使う



それらを組み合わせただけで
そのまま曲でも使えそうなくらい
耳慣れた進行になる

例)

Key=C
theory0152_downin5th.gif







Adown in 4th
Rootの進行が4度ダウンする進行。

T  → X  (P4度down)
X  → U− (P4度down)
U− → Y− (P4度down)
Y− → V− (P4度down)
V− → Zdim (P4度down)
Zdim → W  (aug4度down)
W  → T  (P4度down)

triad chordで記載(seventh chordでもよい)
それぞれよく使われる

theory0013_cycleof5th.gif



このcycle of fifthの図で言うと、
時計まわりの進行

それぞれの組み合わせはとてもよく使う


例)連続させただけでも曲ぽい

theory0153_downin4th.gif








Bステップ ワイズ
down or up in whole Step &half step

かんたんにいうと
半音進行か全音進行で上下する進行のこと


T  ←→ U− (whole step)
U− ←→ V− (whole step)
V− ←→ W  (half step)
W  ←→ X  (whole step)
X  ←→ Y− (whole step)
Y− ←→ Z− (whole step)
Zdim ←→ T  (half step)


triad chordで記載(seventh chordでもよい)
それぞれよく使われる


インターバル的には
正確にいうと

ド → レ は maj2
レ → ド は min7 になる


この場合はオクターブ上へ転回したのではなく
同じ2音を行き来しているので

どちらの動きも
whole step(全音)の上下を表現している


half stepも同様。










Cdown or up in 3rd

それぞれの進行が3度(maj3およびmin3)
で上下する進行。


T  ←→ V− (maj3)
U− ←→ W  (-3)
V− ←→ X  (ー3)
W  ←→ Y− (maj3)
X  ←→ Zdim (maj3)
Y− ←→ T  (ー3)
Zdim ←→ U− (ー3)


転回音程的には
maj3 ←→ min6
min3 ←→ maj6 だけど


この場合はオクターブ上へ転回したのではなく
同じ2音を行き来しているので

どちらの動きも
3度の上下で表現している








まとめ)

diatonic chordは
どの組み合わせでもよく使う進行なので

これらの名前をおぼえることは
だいじじゃないけど

それぞれの進行が
何度で動いているのかは
すぐに把握できるようになるのは大事



あと
4度と5度については

たがいに
P4←→P5 で転回音程の関係なので

P4downは P5upで、
P5downは P4upではありますが


4度5度は上下ではなく
downのほうで数えているので
気を付けてね









今回はここまでヾ(*・ω・)ノ゜+












0046. 実例 コードに7thやテンションをつける方法 コードづけB童謡「おお牧場はみどり」続き






おんがくりろんでごはんたべたい(灬╹ω╹灬)です



今回も「おお牧場はみどり」のコードづけをしていきます

theory0146_oomakiba.gif

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前回で
3コードはつけてみました

いろんなパターンが考えられますが
収集がつかないので
ひとまずこの形を基本として

7thやtensionを加えていきます




  G   C  G   D    G
@|レ レ|ソ レ|シ シ|ラ ラ|

  G   C  G    D  C D G
A|レ レ|ソ レ|シ レ|ミファ♯ソ|

  G       C D  G
B|シ レ|ソ シ|ド ラ|シ ソ|

  G       C D  G
C|シ レ|ソ シ|ド ラ|シ ソ|


Point!!)
トライアドはコードの響きがシンプルなので
進行感の動きで曲を狙って動かしてみたけど

セブンスやテンションは、せっかく
コードに複雑なニュアンスがあるので、
あえてコードの数を減らしてみました。

逆にA段目4小節目はフレーズが
4分でリズム的に遊んでいる部分なので、
ここは1音ずつにコードをはめて
伴奏もリズムで遊ばせてます














■7thやtensionの音を加えてみよう


7thの音は、単純には
トライアドの響きを複雑にしただけなので

トライアドがはまっている部分なら
気にせず好みで7thが入れれます
(available tensionも同様に入れれる)



ただし、Vに対する7thは例外で

dominant7th コードに関しては、
7thによって
響きではなく、コードの機能が変化した
(dominant functionを持つ)ので
使用には注意が必要です。


→これはコードの響きで選ぶのではなく、
 進行感で選びたいコード





Point!!)
またdominant7thコードは
強拍などの印象の強いところに使うと
その機能が効果的に発揮されなくて
音の濁った感じだけがでてしまいます

BLUESの7thみたいなサウンドが
欲しいのならよいのだけど
dominant7thとして利用したいのなら、

この場所もだめです。






なので今回のような
強拍に対して3コードで
メロディにコード感をつけた進行だと

dominant7thの機能が発揮されづらく
音が濁るだけになるかもしれないので

このコードだけは
使い方には気を付けてください








ということで。

安直に「D」コード以外
ぜんぶ7thにしてみましたパターン



dominant7thは
進行感につかえるとこだけつけます。

ぜんぶでした ←

(>Ц<●)



  G△7  C△7 G△7  D7  G△7
@|レ レ|ソ レ |シ シ|ラ ラ|

  G△7 C△7 G△7   D7 C△7D7G△7
A|レ レ|ソ レ |シ レ|ミファ♯ソ|

  G△7     C△7 D7 G△7
B|シ レ|ソ シ|ド ラ|シ ソ|

  G△7     C△7 D7 G△7
C|シ レ|ソ シ|ド ラ|シ ソ|







これでもかってくらい
まろやかなサウンドになりました。

●7thコードになると、
トライアドのときのようなカチカチとした
変化がなく、コード進行がスムーズです

逆に言うと、コードチェンジの勢いが弱いです



●それに対してdominant7thコードは
ドミナントが機能した場所では、
進行感がとても強く出ます

→次の音へ進みたいってニュアンス



7thなどの豊かなサウンドを持たせつつも
曲の進行感を強くださせる手法として
このドミナントの機能を使うのは効果的です
(他にも方法はたくさんあるよ)


Point!!)
曲にコード進行感を強く持たせたいときは

・トライアドコードを利用する
・dominant7thコードを利用するなど















7thやtensionのある曲づくりで
まず大事なのは、

作っている人の耳が
この複雑な響きに
違和感を感じないかどうかなんです。


これらは耳慣れないと、
どうしても7thやtensionが入っただけで
え?変か!?って不安になるみたい

まずは耳をならして、
複雑なコードを使い慣れましょう




ここでもう1つ
7thなどの音を利用する意図ですが、

わざわざそうした響きを入れる
狙いを持っておくと、使いどころが見えてきます



ここからは
その視点でみてみます

(●´∀`)ノ+゜*
















●曲にその雰囲気を足したかった。は大事

曲の雰囲気をコードでつくるときは

曲の印象の強い場所のほうが
相手には伝わりやすいので
そうした場所を狙う

→1拍目などの強拍やフレーズの落ち着くところ
→ドミナントした後の安心感の強いところ



逆に、その響きをあまり
はっきり出さずに雰囲気を伝えたいときは

→ちょっと弱めの強拍や印象弱めの小節など

曲の脇役ところにその響きを秘めさせて
使うっていうのも効果的な方法です。



例)たとえば@段目


★印象の強い小節(奇数小節)に7th

  G△7  C  G G△7 D7   G△7
@|レ レ|ソ レ |シ シ |ラ ラ|

印象の強い拍に置いた響きはとても目立つ

これが逆にその響きが苦手な人には
きつすぎるときもある


major7thは半音でぶつかるコードなので
使い方によってはキツく感じるかも

ナチュラル9thとかだと心地よいよ
(9thは全音ぶつかり)

  Gadd9 C  G Gadd9 D7  Gadd9
@’’|レ レ|ソ レ |シ シ|ラ ラ|


6thコードも全音ぶつかり
ただしG6コードはE-7(Y-7)と構成音が同じなので
voicingには気をつけて。

   G6   C  G G6 D7    G6
@’’’|レ レ|ソ レ |シ シ|ラ ラ|





★印象の弱い小節(偶数小説)に7th

  G   C△7G△7  G D7   G
@|レ レ|ソ レ |シ シ|ラ ラ|


秘めるのもおしゃれやね

一部分でも7thのニュアンスがあるだけで
ほかのコードもその雰囲気につつまれるから

音楽って不思議

(○゚ε^○)









●曲のメロディの音にコード感を加えたいときも

通常、メロディはスケールで演奏されるので
chord tone以外の音も入ってきます

音価の弱い細かい音符の音は別として
音価が強い長い音符の場合は、

・chord toneにその音を持たせるか
・chord toneにその音を持たせないか、で

ずいぶんフレーズのニュアンスも変わってきます

また今のコードづけは
強拍の音とchord toneを結び付けて
3コードから選んでいるので
あまり選択肢はないですが

そのメロディの音を、chord toneの
何番目の音(Root、3rd、5th、7th、tension)に
重ねさせるかでも、
ハーモニーはずいぶん変わるので
これも狙って出せます。




●Top noteにメロディを持たせるため

たとえば、最初の進行

 G△7  C△7 G△7   D7  G△7
@|レ レ|ソ レ |シ シ|ラ ラ|

1小節目について
top noteをvoicingしていった結果

7thやtensionが入ってきた例)

theory0151_oomakiba1-43.gif






こんな感じで
いろいろな理由から
トライアド以外の音をたくさん混ぜながら

コード進行を考えていきますパターン


 G Gadd9 C6 Gadd9 G D7  Gdd9
@|レ レ |ソ レ |シ シ|ラ ラ|
 G Gadd9 C6 Gadd9 G D C D G
A|レ レ |ソ レ |シ シ|ラ ラ|

 Gadd9  G△7(9) D7  Gadd9 Dadd13
B|シ レ|ソ シ|ド ラ|シ ソ|

 Gadd9  G△7(9) Cadd6 D Gadd9 G
C|シ レ|ソ シ|ド ラ|シ ソ|




まだ現時点では
進行感があまりだせません

(ノД`)・゜・。

でもコードの
ハーモニーでけっこう
フレーズ的な流れは結構出せますね




いろいろ試してみてください











ぜんぜん息抜き回じゃなかった

・゜・(PД`q。)・゜・笑




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