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2023年11月23日

株式編 第1章 株式とは:株式の定義、発行、取引、価格、配当

 株式とは、株式会社に出資してその一部の所有者となることを表す権利のことです。株式を持つことで、株主として会社の経営に参加したり、利益の分配を受けたりすることができます。株式は、証券取引所で売買されることが多く、その価格は需要と供給や市場の状況などによって変動します。株式投資は、株式の価格差や配当などで利益を得ることができますが、同時に損失を被るリスクもあります。株式には、権利の内容や取引の方法によってさまざまな種類があります。

株式の定義

 株式とは、株式会社に出資してその一部の所有者となることを表す権利のことです。株式会社は、株式を発行して資金を集め、その資金を使って事業を行います。株式を発行した会社は、株式の発行額以上の返済義務はありません。株式を発行することで、会社は大規模な事業に必要な資金を調達することができます。

 株式を持つことで、株主として会社に対するさまざまな権利を得ます。これを株主権といいます。株主権には、次のようなものがあります。

・自益権
 会社の利益の一部を配当として受け取ったり、会社の解散時に残余財産の分配を受け取ったりする権利です。

・共益権
 会社の経営に参加し、意思決定に影響を与えたり、不当な経営を防止したりする権利です。例えば、株主総会に出席して議決権を行使したり、取締役や監査役を選任したりすることができます。

 株主権は、株式の種類や内容によって異なります。例えば、優先株は普通株に比べて配当や残余財産の分配に優先する権利を持ちますが、議決権を持たない場合があります。

株式の発行

 株式会社は、株式を発行することで資金を集めます。株式の発行には、次のような方法があります。

・新規公開(IPO)
 株式会社が初めて株式を一般に公開して売り出すことです。証券取引所に上場することで、株式の流通性や知名度を高めることができます。

・増資
 株式会社が既存の株主や新規の投資家に対して、新たに株式を発行して売り出すことです。増資には、株式の種類や発行方法によって、公募増資、売出し増資、第三者割当増資、自己株式の処分などがあります。

・株式分割
 株式会社が既存の株式を細分化して、株式の数を増やすことです。株式分割によって、株式の単価が下がり、投資しやすくなります。株式分割の逆に、株式の数を減らして単価を上げる株式併合もあります。

 株式の発行には、会社法や証券取引法などの法律や規則に従って、定款の変更や株主総会の決議などの手続きが必要です。また、株式の発行によって、既存の株主の持ち分や権利が希薄化することがあります。そのため、株式の発行には、株主の利益や市場の反応などを考慮する必要があります。

株式の取引

 株式は、証券取引所や店頭市場などで売買されます。株式の取引には、次のような方法があります。

・現物取引
 自己資金で株式を購入し、保有・売却する取引です。期間に制限はありません。現物取引には、単元株(100株など一定の単位で取引される株式)、単元未満株(単元株より少ない数の株式)、ミニ株(1株単位で取引できる株式)などがあります。

・信用取引
 委託保証金を証券会社に担保として差し入れ、買付代金や売付株式を借りて売買する取引です。所定の期限内に反対売買や現引き・現渡しで決済する必要があります。信用取引には、買付代金を借りて行う信用買いと、株式を借りて行う信用売りがあります。

 株式の取引には、証券会社に口座を開設する必要があります。証券会社には、インターネットや電話で注文できるネット証券や、店舗で対面で注文できる総合証券などがあります。証券会社は、株式の売買に関する情報やアドバイスを提供したり、株式の売買の代行や仲介を行ったりします。その代わりに、株式の売買にかかる手数料や税金などを支払う必要があります。

株式の価格

 株式の価格は、株価と呼ばれます。株価は、株式市場において、株式の売買が成立したときの値段を指します。株価は、需要と供給や市場の状況などによって変動します。株価が上昇するときは、株式の需要が供給を上回っていることを意味します。株価が下落するときは、株式の供給が需要を上回っていることを意味します。株式の供給が増える理由としては、会社が新たに株式を発行したり、既存の株主が株式を売却したりすることがあります。株式の需要が減る理由としては、会社の業績や信用が悪化したり、市場の景気や金利が変動したりすることがあります。

 株価は、単に株式の売買の結果として決まるだけではありません。株価は、会社の将来の収益や成長性などの見通しに基づいて、投資家の期待や評価に影響されます。株価は、会社の実態と投資家の心理との間にギャップが生じることがあります。このギャップを埋めるために、株価は調整されることがあります。これを株価の修正といいます。

 株価は、さまざまな指標や分析によって評価されます。株価の指標には、次のようなものがあります。

・株価収益率(PER)
 株価を一株当たりの純利益で割った値です。株価収益率は、株式の割安度や収益性を測る指標として使われます。株価収益率が高いほど、株式の価値が高く評価されていることを意味します。

・株価帳面価値比(PBR)
 株価を一株当たりの純資産で割った値です。株価帳面価値比は、株式の割安度や資産価値を測る指標として使われます。株価帳面価値比が低いほど、株式の価値が低く評価されていることを意味します。

・配当利回り(DY)
 一株当たりの配当を株価で割った値です。配当利回りは、株式の収益性や安定性を測る指標として使われます。配当利回りが高いほど、株式の収益性が高く、配当が安定していることを意味します。

 株価の分析には、次のような方法があります。

・ファンダメンタルズ分析
 会社の財務状況や業績、市場の環境などを分析して、株式の本来の価値や将来の見通しを評価する方法です。ファンダメンタルズ分析では、株価の指標や財務諸表などを用いて、株式の割安度や収益性などを判断します。

・テクニカル分析
 株価や出来高などの過去の値動きを分析して、株式の需給や心理、トレンドなどを評価する方法です。テクニカル分析では、チャートや指標などを用いて、株価の変動や反転のタイミングなどを予測します。

株式の配当

 株式の配当とは、株式会社が株主に対して、利益の一部を分配することです。株式の配当には、次のような特徴があります。

・配当は、株主総会の決議によって決定されます。配当の額や時期は、会社の方針や業績によって異なります。配当は、通常、年に2回(中間配当と期末配当)支払われます。

・配当は、株式の所有者に支払われます。配当の権利を得るためには、配当権利確定日と呼ばれる日に株式を保有している必要があります。配当権利確定日は、通常、株主総会の前日です。

・配当は、株式の種類によって異なります。優先株は普通株に比べて配当の額や優先度が高いことが多いです。また、株式の代わりに株式の一部を配当する株式分割配当や、株式の代わりに新たに発行された株式を配当する株式配当などもあります。

 株式の配当は、株式投資の収益の一つです。株式の配当は、株価の変動に関係なく、定期的に受け取ることができます。株式の配当は、所得税や住民税などの税金がかかります。株式の配当は、配当利回りという指標で評価されます。

まとめ

 株式とは、株式会社に出資してその一部の所有者となることを表す権利のことです。株式を持つことで、株主として会社の経営に参加したり、利益の分配を受けたりすることができます。株式は、証券取引所で売買されることが多く、その価格は需要と供給や市場の状況などによって変動します。株式投資は、株式の価格差や配当などで利益を得ることができますが、同時に損失を被るリスクもあります。株式には、権利の内容や取引の方法によってさまざまな種類があります。





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タグ:株式
posted by もぴ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式
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