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「いちご」倉橋ようこ・作　　さべあ　のま・絵

５巻で完結です。
とてもいい物語でした！

主人公の女の子、
お父さんの脱サラによって都会から山の中へ引っ越すことになるんです。

お父さんと、お父さんの友達であるおじさんの夢で
山村のペンションを開くんですが、
アトピーの顔のブツブツのせいで「いちご」というアダナをつけられていた「いちご」。

何もない山も、ひやかされる学校もイヤ、
そして、アトピーが治るかも…なんて都合のいい理由をつけた両親もイヤになって
反抗して不登校にもなるんです。

だけど、一緒にペンションをするおじさんの息子「光」との出会いによって
心を開くようになるんですが、
学校に行っていない光のことだって
両親は最初、いい顔をしない…

大人たちへの心の葛藤やいじめ、
前の学校の友達関係への苦悩、
そして、それら全部にかかわってくれる光への淡い想い…

動物や自然とのふれあいも素晴らしいですよ♪

５巻で完結なので
いろんな「事件」も読みごたえありますが、
ハラハラしながら爽快です！

大人が読んでも

悩みながら成長していく子供心やその姿、
自然に対する気持ちを、

改めたり愛しく感じることができる
とても素敵なシリーズです！

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