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2016年04月10日
おすすめ 高配当銘柄:キャノン(7751)2016年6月
キャノン(7751)は、複合機、レーザープリンターをはじめとする、オフィス向けビジネスユニットや、デジタルカメラ、インクジェットプリンターを代表とする、イメージングシステムビジネスユニット。半導体露光装置、FPD露光装置などの、産業機器・その他ビジネスユニットを製造販売する大手企業です。オフィス向けBU.が売上高の約6割を占め、以下、イメージングシステムBU.が3割、産業機器・その他BU.が1割を占めています。海外の売上比率が8割以上と高く、特に、欧州・アフリカ・中近東の売上比率が全体の3割を占めています。
代表的な製品としては、オフィス向け複合機では、image RUNNER ADVANCE。デジタルカメラでは、EOS、IXYなどが有名です。複写・映像関連の技術に強みがあり、近年では、仮想空間を作り出す、MREALを製品化。自動車業界において、試作レス化を目的とした車室内の空間評価などにも利用されています。また、2015/2/10、監視カメラ世界首位であるスウェーデンのアクシス社を買収。ネットワークカメラ事業を今度の成長の原動力と位置づけ強化を図っています。
配当は、6月(中間)、12月(期末)の年2回実施。2016/6、2016/12の会社予想は、共に75円。年間配当利回りは4.75%です。株主優待は、ありません。2016/6の権利付き最終日は、6/27(月)ですので、たとえば、その日の取引き終了までに100株保有していれば、2016/4/8の終値3152円で計算すると、31万5200円の投資金で、7500円の配当金が貰えます。
注目株:キャノンの最近の株価動向をチェック!!
次に、ここ2年の株価に目を向けると、まず、2014年12月期決算においては、国内では消費増税後の購買意欲の低下。欧州においても、クリミア半島の帰属を発端とした、ロシアとウクライナの対立により、景気低迷が長期化した影響を受け、イメージングシステムBU.の売上が減少し、連結売上高は前年比0.1%減の3兆7272億円。一方、連結当期純利益は、円安による為替差益、及び、グループを挙げて実施された経費削減活動により、前年比10.5%増の2547億円となりました。翌2015年12月期決算においては、イメージングシステムBU.は、中国経済の減速を背景に売上が減少したものの、オフィス向けBU.では、雇用増加や個人消費の拡大により、経済が堅調に推移した米国では売上を伸ばし、また、産業機器・その他BU.においても、スマートフォンやクラウドサーバーなどの需要増加を受け、顧客の設備投資が乱発化した事や、アクシス社を連結した事による売上寄与もあり、売上を伸ばしました。 |
結果、連結売上高は前年比2.0%増の3兆8002億円に。一方、連結当期純利益は、ユーロ円が前期比、約6円円高の134.20円で推移した事による為替損益などもあり、前年比13.6%減の2202億円で着地しています。このように業績が推移する中、株価は、2015年12月期第1Q決算発表(15/4/27)までは、上限500億円規模の自社株買い(14/10/29発表)や、アクシス社の買収を材料に上値を追います。黒田バズーカ2(14/10/31)や、日銀ETF、GPIFによる買い支えも追い風でした。しかし、第1Q決算発表後は、会社予想に届かない業績が嫌気され、13週線に頭を抑えられる展開が続いています。2016年年明け後、資源価格の下落により、世界経済の減速懸念から世界連鎖株安が発生した時には、2977.5円まで売り込まれました。業績は安定していますが、M&Aや自社株買いを材料に期待買いが先行した分、会社予想やコンセンサスに届かない業績が嫌気されているようです。また、海外の売上比率が高いため、世界経済の減速懸念に対しても過渡に反応しているように思われます。
四季報には、【上向く】カラー複写機や商業用プリンタは堅調で、ネットワークカメラ、露光装置も拡大。前期買収したアクシス社通期化。が、台数減続く一眼レフは引き続き低調。LBPも新興国で苦戦。営業益は微増程度。とあります。また、直近の証券会社による格付けでは、2016/3/22、ドイツ証券がHoldl継続で目標株価を3500→3000円に。シティーG証券が1継続で、目標株価を4200→3700円としています。
昨年の配当権利落ち日前後の株価動向をチェック!
最後に、2015年6月の配当権利落ち日前後の株価推移を見ると、配当落ち日には130円の配当落ちがあり、7月中は、日経平均が高値を維持する中、大きく値を落としています。株価は、ここ1年、下落トレンドを余儀なくされていますが、現在の3152円水準は、過去に何度か自社株買いを実施してきた水準です。 |
業績は安定しており、現時点では減配の可能性も低いと思いますので、3000円割れなど、今の水準から、大きく下押す事があれば、長期的に見れば、絶好の買い場になるのではないかと思います。マイナス金利が導入された事で、業績の安定している高配当銘柄は再評価される時が必ず来ると思います。そろそろ下値を見定めながら、買いを入れていく段階に入ったのではないでしょうか?
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2016年04月08日
本日の株価(2016.4.8 日経概況)円高一服で続伸
本日の日経は、71.68円高の15821.52円と続伸しました。昨晩のNYダウは、原油価格の下落を背景に売られ、174.09ドル安の17541.96ドルと、反落しました。この流れを受けて、日経先物も売られ、前日比285円安の15445円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、欧米株安や円の急伸を嫌気し、15597円で寄り付きましたが、財務相による口先介入により、ドル円高が一服すると、次第に買戻しが優勢となり、後場にはプラス圏に浮上。一時、200円超高の16027円まで買われました。 |
しかし、週末要因もあり16000円以上を積極的に買い向かう動きはなく、終盤には利確定に押されて冒頭の値で引けました。日銀によるETFの買い入れが5日連続で実施され、下値を支えている模様です。尚、4月のミニSQ値は、15507円となりました。
2016年04月07日
本日の株価(2016.4.7 日経概況)8日振りの小反発
本日の日経は、34.48円高の15749.24円と8日振りに反発しました。昨晩のNYダウは、EIA(米エネルギー省 エネルギー情報局)が発表した週間の石油在庫統計で、原油在庫が減少した事を受けて原油価格が上昇した事や、FOMC議事録において、4月の利上げについて慎重なアプローチが賢明との考えが示された事を好感し、 |
112.73ドル高の17716.05ドルと、反発しました。一方、日経先物は、FOMC議事録を受けて、円が強含んだ事もあって、強弱が入り混じり、前日比5円高の15745円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、15739円で寄り付くと、急激な円高進行が重しとはなりましたが、7連敗に伴う値頃感から買戻しが優勢の展開となり、底堅く推移しました。
2016年04月06日
本日の株価(2016.4.6 日経概況)下げ渋るも、円高を嫌気し7連敗
本日の日経は、17.46円安の15715.36円と7日連続で続落しました。昨晩のNYダウは、米国の2月貿易収支において、予想以上に赤字額が増加した事や、原油安が嫌気され、133.68ドル安の17603.32ドルと、続落しました。この流れを受けて、日経先物も売られ、前日比115円安の15615円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、15727円と小高く寄り付きましたが、急激な円高進行を嫌気した売りに押され、マイナス圏に転落。一方、主力の輸出関連銘柄には、円高を加味しても、下げ過ぎ感がある銘柄もあり、次第に自立反発的な動きも見られはじめ、結局、前日の終値付近でもみ合う展開となりました。 |
2016年04月05日
本日の株価(2016.4.5 日経概況)円高を嫌気し6日連続続落
本日の日経は、390.45円安の15732.82円と6日連続で続落しました。昨晩のNYダウは、2月の製造業新規受注が前月比マイナスで着地した事や、原油価格の下落が嫌気して売られ、55.75ドル安の17737.00ドルと、反落しました。一方、日経先物は高安まちまちで、前日比45円高の16095円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、16044円で寄り付くと、円高を嫌気した売りに押され下値模索の展開となり、16000円の大台を大きく割り込みました。 |
米ドルは、3/17に110.65円を付けて以降、買戻しが優勢となり、3/29にかけて113.80円まで買われましたが、イエレン議長が利上げに対して慎重な姿勢を示されて以後、再度売られ、3/17の安値を更新しようとしています。この事が、日本株にはネガティブに働いている模様です。
2016年04月04日
本日の株価(2016.4.4 日経概況)円高を嫌気し5日連続続落
本日の日経は、40.89円安の16123.27円と5日連続で続落しました。先週末のNYダウは、3月の米国雇用統計にて、非農業部門の雇用者数が予想以上に増加した事や、ISM製造業景況指数も良好な結果で着地した事などが好感され、107.66ドル高の17792.75ドルと、反発しました。一方、雇用統計が良かったものの、数日前のイエレン議長のコメントでは、利上げに対して慎重な姿勢が示されていた事で、米ドルは下落したため、日経先物は弱含み、20円安の16160円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、16087円で寄り付くと、先週末の日銀短観の結果を受けた急落への反動から、内需を中心に買戻しが入り、一旦はプラス圏へ浮上しましたが、円高が重しとなり、終盤崩れて、5日連続の続落となりました。 |
2016年04月02日
本日の株価(2016.4.1 日経概況)3月の日銀短観悪化で急落
本日の日経は、594.51円安の16164.16円と4日連続で続落しました。昨晩のNYダウは、週間新規失業保険申請件数が市場予想を上回った事などを背景に売りが先行しましたが、原油価格が上昇した事を好感し、終盤にかけて下げ幅を縮小し、31.57ドル安の17685.09ドルと、小幅な下落に留まりました。この流れを受けて、日経先物も高安まちまちとなり、前日比5円高の16765円で本日の日本時間を迎えました。 |
日本時間では、16719円で寄り付くと、朝方発表された3月の日銀短観において、企業の景況感が悪化した事を受け、売りが先行。週末要因や、今晩に控えた米国雇用統計を前に積極的な押し目買いも入らず、下値模索の展開となりました。個別では、昨日強い動きを見せた、ホンダ(7267)も、4.67%の2942円で、再度3000円の大台を割り込んでしまいました。3月の米国自動車販売台数は、前年同期比9.4%増の13万8221台となった模様ですが、終日軟調に推移して、25日線を下抜ける、嫌な陰線を付けてしまいました。上昇に入るのではないかと思いましたが、まだ、今一つスッキリしていないようですね。今度は6月配当を視野に置きながら、急落したらカバーするスタンスで、静観する事にします。
2016年03月31日
本日の株価(2016.3.31 日経概況)3日連続続落。円高が重し
本日の日経は、120.29円安の16758.67円と3日連続で続落しました。昨晩のNYダウは、3月のADP雇用統計が好調だった事を好感し、83.55ドル高の17716.66ドルと、4営業日連続で続伸しました。この流れを受けて、日経先物にも買戻しが入り、前日比45円高の16985円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、欧米株高を好感し、16997円で寄り付きましたが、買い一巡後は、利確定に押される展開となり、終盤にはマイナス圏に転落しました。 |
個別では、ホンダ(7267)に注目しています。昨日、タカタ(7312)の試算したエアバックのリコール費用が、最大で2.7兆円に上るとの報道から、連れ安を余儀なくされましたが、本日は円の強含みにも関わらず、3.12%高で3086円となりました。リコール報道にも大分耐性がついてきたようです。ここ2日、出来高も増加しており、25日線もなだらかに上を向いてきました。上昇前の前兆のような形にも見えます。ただ、長期移動平均線は下を向いている事や、依然として外部環境に振られやすいため、控え目に見ると、当面3000円〜3500円のレンジ推移になるのではないかと考えます。すると、3500円程度までは射程距離に入ってきたと言えるのではないでしょうか。悪い報道への反応が限られてくると、過去の経験から良い報道へは過敏に反応するようになります。見直し買いが本格化するか。今後に期待です。
2016年03月30日
本日の株価(2016.3.30 日経概況)利上げ観測後退による、円高を嫌気
本日の日経は、224.57円安の16878.96円と続落しました。昨晩のNYダウは、原油価格の下落を背景に売りが先行しましたが、FRBのイエレン議長が利上げに対して慎重な姿勢を示した事や、3月の消費者信頼感指数が市場予想を上振れた事を材料に買い戻され、97.72ドル高の17633.11ドルと、3営業日連続で続伸しました。一方、日経先物は、利上げ観測の後退により米ドル円高が進行した事を嫌気し、前日比80円安の17020円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、17078円で寄り付くと、円高進行による企業業績の悪化が嫌気され、売り優勢の展開に。前場は戻りを試す場面もありましたが、後場には下値模索となり、200円超安となりました。 |
2016年03月29日
本日の株価(2016.3.29 日経概況)期末配当落ちで反落も底堅い動き
本日の日経は、30.84円安の17103.53円と反落しました。昨晩のNYダウは、2月の個人所得が市場予想を上回った事で買いが先行しましたが、原油価格の下落が重しとなり、19.66ドル高の17535.39ドルと、小幅な続伸に留まりました。この流れを受けて、日経先物も高安まちまちで、前日比20円安の16950円で本日の日本時間を迎えました。日本時間では、16985円で寄り付くと、3月期末配当落ちに伴う売りが先行し、16948円まで売られました。しかし、その後は、米ドルが強含んだ事で、買戻し優勢となり、下げ幅を縮小する流れとなりました。依然として出来高は17億株台と低調ですが、底堅さは見られました。 |