競馬の話『ブランド越後守』

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日曜に手術したお爺ちゃん

火曜日のお爺ちゃんは怖かった

水曜日の今日はどうだろね（恐々



「どうなんだ　おれはどうなってるんだ

　もうだめなのか？」

　　＞もうだめな人が　そんなに大きな声で
　　　　怒れるか

とても優しい　可愛い看護師さんと

おれ龍太郎で、現状を説明し・・・


「やっと　状況が飲み込めた
　
　今までのは　全部夢だったのか

　北朝鮮に拉致されたのも　お前が

　東南アジアで抗争にまきこまれたのも・・・」

　
やっと　目覚めてくれた父にほっとした

優しく可愛い看護師さんも安堵の表情

「ほれちまうだろ〜　」

　　　　　　　　　　　　　　　　(#^.^#)


なにもかも　夢と悟った父はこう言った

　

「あずきは・・・

　あずきは・・・

　ころされてないんだな

　やれやれ　そうか

　なんだ

　それは　よかった　よかった」





　まあ　悪い夢からさめて

　　ほんとに　よかった



　　　　　　　よかったよ(/_;)

心臓手術から2日後

おれ龍之介は父の眠るＩＣＵへ

昼めしも取らず、母とおもむいた

あずきと龍太郎からすると

手術したじいちゃんであり、

一緒におもむいたお婆ちゃんである



ＩＣＵに入室したおれは、安堵の表情を

浮かべる(´▽｀)

座位でこちらを睨めつける父を・・・
　　　　　　＞顔怖い〓



意識は無事回復し、人口呼吸器も無い



おれは涙目でこう話しかけた

「よかったね　大丈夫やった　ほっ」

父は・・・

「大丈夫じゃないよ

　お前はどうしたんだ！

　　おれはこのとうり　刑務所だ」

？？？(。´･ω･)?

確かに手足しばられているけど・・・
　　　（＞抑制帯っていいます＝医療行為）
冗談なのか？！・・・


「お前は　フィリピンで拳銃の密輸で

　儲けたけど、警察に捕まりそうになって

　銃撃戦で撃たれたんじゃないのか？

　嫁は北朝鮮に収容されて、処刑されたのか？

　あずきは？

　どうなっているんだ　いったい？！

　拳銃おれにくれれば、おれがみんな

　しまつしてやる」







血の気のない　青ざめた顔は

迫力が満点だ

　

　「落ち着いて　それは夢だよ

　ここがどこかわかる？」


こっくり　うなずいた父はこう返事した

　「うん　刑務所」



　「ちが〜う　病院だよ　2日前に手術して

　目覚めたばっかり　夢見てたんだよ」

　ようやく正気に戻ったお爺ちゃんは

　延々とおれに対して説教を始めた

「うちの家系はな・・・代々・・・

　　だからお前がしっかりしないと・・・・

　まだまだ・・・

　お・・わ・・ら・・な・・い・・・よ」


　「面会時間終わるんで、また明日」

　＞逃げるようにして帰るおれと
　　　
　　お婆ちゃんだけど、手術後だけに
　　
　　気づかれしてて　許して下さいネ（泣







爺ちゃん　ぼけちゃ　いや〜ん　　

日曜日

おじいちゃんの心臓手術のため

とある大学病院で家族は待機していた



8時30分に手術室に向かうおれの父

あずきと龍太郎のおじいちゃんは

ベッドに座り、酸素マスクをしたまま

「じゃぁ　行ってくる」的に手を挙げた

前を見たまま・・・



その姿は　関ヶ原の合戦で西軍につき

死を覚悟し　神輿で出陣した　名将

忘れもしない　あの　あの

あの武将・・・う・・・ん・・・？？？　

誰だっけ(？・・)/？？？

石田　島　小西　安国寺　宇喜多・・・

毛利　吉川　小早川・・・

違う



早朝から家をでた俺たちは朝飯抜き

9時を過ぎたところで、ＭＡＸ腹ヘリンコ


病院内のコンビニでパンと飲み物を買って

待合室で食べる

普段　パンを食べないおれは

もの足りない

つまみにあたりめを

隠し持ち　袋をあけると・・・

「なんか　臭い」　騒動が
　　　　　　( *´艸｀)　( *´艸｀)



つみま　

　　　つぅみませ−ん

　　　　　　　　　　つまみ

　　　　　　



手術が無事終了した報告は

16時を過ぎていた



ＩＣＵでの説明と　面会も終わり

みんな　顔を見合わせ　喜んだ




「よかったねぇ〜
　　　　　　　　　　　　　　(/ω＼)

　これで　ご飯食べ行けるね」


「ほんと・・・・腹減った〜」




「温泉連れてってよ」




ＰＳ：このとある大学病院の付近には
　　　有名な温泉がある

龍太郎は野球少年

6年現役の時は、3番ショート

バックハンドキャッチを得意とする

右投げ右打ちの小柄な選手だ〓



この時期、野球はオフ

中学進学に向け調整中だ…

と思ったら、遊んでばっかり

今まで、練習や試合のため

同級生と遊ぶ機会がなかった

それが出来るのは今しかないと

龍之介コーチは認めている



成長に合わせ、一年間で三本のバットを

買い換えた龍太郎も

また、中学野球に備えて買い換えない

といけない


「もう 中学生なんだね」

「お父さん 今日ぼく一人でお留守番

でしょ。ご褒美にピノ買ってきて」



何という、安上がりなご褒美

「まだまだ子供でよかった」
…と思う龍之介なのでした



「なんて嘘 なんかゲームソフトね」


「はいはい ピノピノ」！(◎_◎;)




龍太郎の一振り 動画だよ！

午後10時

この時間におなかがすいた

龍太郎は嫁ちゃんに

「おなかすいた　なんかな〜い？」

と聞いたが　返事はない

家族はみんな寝ていた



いよいよ　何か食べたくなり

寝ている嫁ちゃんをゆすり

「ねえ　ねえ　起きて

　なんか食べ物ちょーだい」　




大阪に車で行ったとき
日本シリーズ　楽天巨人
ＡＭラジオから流れる　ＣＭは
「電話して　ちょーだーい
　みんなまとめて竹本ピアノ」
　　　　　　　　　　　　　　×無限大
聴き飽きる
そればっかりじゃん　　



無理やり起こした嫁ちゃんは

少々機嫌が悪い



「あんた　いつ夜ご飯食べた」



「すみ　すみ　すみませ〜ん

　ついさっきで〜す」


「でも　ひもじぃ〜」
と・・・心の中で叫ぶ
龍太郎なのでした
　　　　　　　((((((((((((*ﾉﾉ) ﾋﾄﾞｲﾜｰｯ