2023年2月のカルダノ(ADA)の価格推移を評価する！ETHの「上海アップグレード」がADA価格に及ぼす影響を探る…！: カルダノ(ADA)の英文記事を追う！

2023年02月07日

2023年2月のカルダノ(ADA)の価格推移を評価する！ETHの「上海アップグレード」がADA価格に及ぼす影響を探る…！

2023年2月4日、BeInCryptoが報じた記事（Assessing How Cardano (ADA) Price Will Perform in February 2023）の内容です。

タイトル：2023年2月のカルダノ(ADA)の価格推移を評価する

-カルダノは今年に入り63％急騰し、上位5つの全レイヤー1トークンを凌駕している。

-スマートコントラクトブロックチェーン上のDeFi TVLは、2023年1月1日から2倍になっている。

-デリバティブトレーダーもロングポジションを増やしているところをみると、ADAクジラがHODL態勢に入っているようだ。

カルダノは、そのスケーラビリティと安価な取引手数料に向けて切望されているプルーフ・オブ・ステークのレイヤー1ネットワークである。ADAの価格は、年初来、63%増という素晴らしいパフォーマンスを記録している。同期間中、ネットワーク上でロックされた総額（TVL）は1億ドルを超えた。

この1月の好調なパフォーマンスは、予想を裏切らず、多くのクジラの関心を集めている。しかし、2023年2月にカルダノはどこまで上がる可能性があるのだろうか。重要なオンチェーンデータを探りながら、ADA価格が今月どのように推移しそうであるか、客観的かつ詳細に分析する。

カルダノのDeFi TVLが好調、ADAに強気のサイン

先月のカルダノの財務実績指標は、大部分が有望なものだった。さまざまなADAネイティブのDeFiプロトコルの活動度が増加し、63％の価格上昇につながった。

ネットワークのTVLは年初から100％急増した。イーサリアムコミュニティは穏やかなネガティブセンチメントに覆われるなか、ADA価格が最も大きく上昇したのはカルダノのTVLが上昇を目の当たりにした2月の第1週だった。

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カルダノ30日間のTVLパフォーマンス。出典：DeFillama

TVLは、スマートコントラクトにロックされた暗号通貨の量を測定したものである。TVLが増加すれば、ネイティブなレイヤー1トークンの価格の上昇につながることが多い。

デリバティブ市場は、イーサリアムの「上海アップグレード」の不確実性により、大量の買い圧力を示す

カルダノの価格がETHのフラットなセンチメントから恩恵を受けているのは明らかで、主に投資家が「上海アップグレード」をフロントラン(*1)（先回り売買）していることが原因となっている。ADAの上位取引所での建玉(*2)総額は、2023年1月11日から2月2日の間に1億6098万ドルから1億9532万ドルのピークまで上昇した。

(*1): front running: [証券]フロント･ランニング, 先回り売買 <相場に影響するほどの大口取引の可能性をつかんだ証券業者が自己勘定のオプション取引などを先に成立させて利益を得ようとすること>

(*2): 信用取引の「建玉（たてぎょく）」とは、約定後に反対売買や現引き・現渡しされず残っている未決済契約の総数のこと。証券会社から信用を供与されて、お金を借りて買い建てたり、株を借りて売り建てたりする取引が「信用取引」

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カルダノ30日間の建玉総額。出典：CoinAnalyze.net

ADAの建玉は、イーサリアム開発者コミュニティが、当初2023年9月に予定していた「上海アップグレード」が2023年3月を予定していると発表した1月11日前後に急騰を見ている。この指標の上昇は、デリバティブ契約の作成量が増加していることを示す強気のシグナルと考えられることが多い。

Dune Analyticsのデータによれば、190億ドル相当のETHトークンのステーキングが解除される予定であることが注目される。このため、多くの投資家は、進行中の強気相場で利回り上昇の機会を求めて、カルダノエコシステムに目を向けている。

最近のカルダノのTVLと建玉の増加は、今後数週間でネイティブADAトークンによる利益の上昇につながると予想される。

イーサリアムの純デフレ供給がカルダノの上昇を食い止める可能性あり

カルダノが2023年に高騰しているのは、イーサリアムのエコシステムを取り巻く不確実性が一因だ。イーサリアムのPoSのバリデーターがようやく資金を引き出せるようになる「上海アップグレード」が迫るなか、投資家は1100万ETHの投げ売りの可能性を警戒している。

イーサリアムのPoSは、カルダノなどのレイヤー1 PoSネットワークとの競争が熾烈になることが予想される。それゆえ、新たに可能になったバーンメカニズムのおかげで、イーサリアムの最近の純デフレの供給傾向には目を光らせておくとよいだろう。

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イーサリアムの30日間の純供給量。出典：Ultra.money

Ultrasound Moneyが提供するオンチェーンデータによれば、イーサリアムは0.13%の純減となり、1月を終えた。OpenSeaでのNFT活動の高まりが持続すれば、イーサリアムは2カ月連続で純減という供給ポジションで終了する可能性がある。

これは、ノードバリデータが新たにステーキングを解除したETHを保持する動機付けとして十分であり、カルダノの緩やかな修正につながる可能性がある。

2023年2月、ADA価格はどこまで上がるのか

2月にカルダノがどの程度まで上昇するかは、競合のイーサリアムのプルーフ・オブ・ステークネットワークとそのDeFi TVLのトレンドに関する投資家の見通しに大きく依存することになる。

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カルダノウォレットIOMAPの分布。出典：IntoTheBlock

短期的な値動きの可能性について、IntoTheBlockによるIn/Out of Money Around Price（IOMAP）データでは、カルダノの動きが最小限の小刻みを示しているのがわかる。ADAは、0.3882ドルに強力なサポートがありそうだが、0.445ドルを上抜けしようとすると強力なレジスタンスに直面する見通しだ。

IOMAPは、特定のウォレットに保有されているトークンの平均購入価格を現在の市場価格と比較することによって、投資家が大きく売買する可能性のあるポイントを特定するのに役立つ。

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（記事は以上です。）

【参考記事】仮想通貨イーサリアム、1月に供給量が純減 by COINPOST

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