カルダノ初のPython版スマートコントラクト、開発者がデモを実施: カルダノ(ADA)の英文記事を追う！

2023年01月12日

カルダノ初のPython版スマートコントラクト、開発者がデモを実施

2023年1月11日、U.Todayが報じた記事（Cardano's First-Ever Smart Contract in Python Version Demonstrated by Devs）の内容です。

タイトル：カルダノ初のPython版スマートコントラクト、開発者がデモを実施

Vladislav Sopovさん
「エンジニアがカルダノ専用の「pythonic（Python らしい、シンプルで読みやすいコードの書き方）」プログラミング言語でスマートコントラクトをコンパイルし、デプロイしました。」

目次
●カルダノ（ADA）に導入された新種のスマートコントラクトにより、Web3でのPythonの利用が加速する
●なぜ、カルダノ（ADA）の開発にこれが重要なのか

カルダノ（ADA）の開発者グループが、「シンプルなpythonicプログラミング言語」で書かれたこのネットワーク用のスマートコントラクトのデモを披露した。

●カルダノ（ADA）に導入された新種のスマートコントラクトにより、Web3でのPythonの利用が加速する

Twitterで@ImperatorLangと名乗るカルダノ（ADA）開発者チームは、斬新なPythonicプログラミング言語であるEopsinで書かれたカルダノ向けのスマートコントラクトのサンプルを公開した。

ImperatorLang @ImperatorLangのツイート
「eopsin/Pythonで書かれた初のカルダノスマートコントラクトです。

■コンパイル済み
■デプロイ済み

これをプリプロ（試作段階、量産前）テストネット上で実行しています。」

チームの発表によれば、このタイプでは初のスマートコントラクトがすでにコンパイルされ、カルダノ（ADA）のプリプロテストネットでデプロイされている。ここで言われているトランザクションは昨日、2023年1月10日に実行された。

開発者らは、Pythonで書かれた軽量のカルダノライブラリであるPycardanoとの統合がチームのロードマップの次のステップになる予定であると付け加えた。この新しいツールによって、カルダノ（ADA）のスマートコントラクトがさらにリソース効率的になるというのがチームが最初に見積もっていたことだ。

「私がテストしたコントラクトは、純粋なPlutusコードよりも（約10倍）安価で高速です。しかし、サンプルコードは実に小さく、コンパイラのパワーについてはあまり伝えることはできません。」

一方、このプロジェクトはまだ初期段階にあり、有効性や開発者の利便性を評価するため、まだ多くのテストを体系化しなければならない状況だ。

●なぜ、カルダノ（ADA）の開発にこれが重要なのか

この新規の言語のクリエイターが説明したように、Eopsinによって、開発者が100％有効なPython 3コードをカルダノ（ADA）のスマートコントラクトアセンブリにコンパイルすることができるようになる。これにより、カルダノ（ADA）エコシステムへの新世代の開発者の参入障壁が大幅に低くなる。

多くの開発初心者は、直感的で習得が容易なPythonを最初のプログラミング言語として選択する。そのため、そのような開発者全員が特別なスキルがなくともカルダノベースのdAppsのセグメントに参加することができる。

以前、U.Todayが取り上げたように、初心者に優しくあることは、ブロックチェーン開発が焦点を当てるべき重要事項のひとつである。2023年1月9日、Astar Networkは、Rust、C/C++、Go、TypeScriptの開発者がEVM/WASMの互換性を実験できるよう、クロスチェーン仮想マシンXVMをリリースした。

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