みのおの日々

箕面はいいところです。
山あり、川あり、かと言って僻地というわけでもなく。

梅田までだいたい４０分くらい。

都市部へのアクセスも容易です。
ただ東西の移動は困難です

市役所を基点に東西が分断されている感じです。

池田市や茨木市なんかに行こうと思ったらもう大変。
クルマとかないと無理ですね。

でもこの街が好きです。

本当に過ごしやすいのです。
住宅やマンションも密集していないので見晴らしがいいです。

なので散歩も楽しい。

道はクネクネ曲がっていても行きたい方向の様子は遠くからで
も伺えるので楽しいのです。

都市部の散歩も楽しいのですが、林立する高層マンションや各
建物を隔てる壁が高くて圧迫感があります。


みのおは見晴らしがいい。

お日さまのやわらかい光に包まれながら歩ける幸せ。




山があって、川があって、そして畑や田んぼがあるからこ
その心地よさです。

みのおは専業農家はほとんどいません。
かつてのお百姓さんが老後の慰めとして田畑を維持してい
ます。

それも限界にきています。

相続などでかつての田畑がどんどん宅地になっています。

よそと比べれば安く土地付一戸建てがゲットできるので人
気です。
市としては固定資産税や市民税、その他もろもろの税収が
増えるので積極的に開発を進めています。


それでいいと思います。


でもね。


今、圧倒的に稼いでいる「街」について考えると。。。

意図的に保存したテーマパークのような街ではなく、いわ
ゆる「古都」、「遺跡」とかが熱いわけですよね？

みのおを今から開発を止めれば、１０年後、確実にダサくて
税収も減り福祉の乏しい街になるでしょう。
誰も魅力を感じないので新しい市民の流入も望めずさらに、
寂れていく。

そうやって忘れ去られていき、１００年後、
「うっわー何もないじゃん！」
でも、そこがいいってなります。

世界遺産とかだいたいそんな感じじゃないですか？

それに畑を潰して更地にするのに一ヶ月も掛かりま
せんが、畑の土は、作るのに８~１０年掛かります。

老人たちが田畑を手放し、狭い区画にハリボテのよ
うな家が建ちつつあります。

別にそれでもいいのですが、少し寂しいのです。

その土地、買った！
ここで農業する！！

そう言えない自分に腹が立っています。
あぁお腹が空いた。