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2015年11月11日

石川県 百年企業 第9弾「中外製網」

中外製網株式会社

オーダーメイドの定置網で人々の暮らしと共に進化してきました。

主業:漁網製造  代表者:柴田史郎  従業員数:100名
創業:1907年(明治40年)    設立:1935年(昭和10年)

石川県で製網技術が発達した背景には、日本海に面した地形もさることながら、

網の原料として使用されていた麻苧(あさお)が盛んに栽培されていたことが挙げられます。

※麻苧:麻の繊維を原料として作った糸

昭和初めのピーク時には、個人商店を中心に100近い製網業者があったと言われています。

漁業には狙う魚の種類や場所によって様々な漁法があり、網も様々に発展してきました。

よく耳にするもので言えば、「底びき網」、「刺し網」などが挙げられますが、石川県の業者は

「定置網」で実績を積んできました。

現在、国内で定置網をつくる大手は3社しかなく、中外製網、日東製網、そして同じ金沢市内に

本社を置くホクモウです。

2011年に発生した東日本大震災で網が大打撃を受け、定置網の需要に供給が追いつかず

多忙を極めています。

定置網は製造は手作業が大半を占め、1つの網を作るのに延べ2000人の人出がかかるそうです。

柴田社長は「被災地のために最初はみんなでお金を集めて義援金を送りました。
次に何が出来るかを考えたら、やはり網を作って被災地の漁業復興に務めることだったんです。」と
語りました。

このような素晴らしい会社が石川県にあることはとても誇りに思いますね。

参照:石川県の百年企業

201401111504_XzCRV.jpg
http://bestbiz.jp/chugaiseimo.hp.gogo.jp/pc/image/library/201401111504_XzCRV.jpg



posted by bounin at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 企業
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