2015年04月29日
石川県の百年企業 第7弾 「金城学園」
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金城学園の始まりは、約100年前に設立された小さな私塾だったそうです。
それが今や金城大学、金城大学短期大学部、遊学館高等学校、金城幼稚園、金城大学付属西南幼稚園を
擁する総合学園と発展しています。
金城学園は石川県内初の日本人による本格的な女学校でした。
金城学園の創始者である加藤広吉とその妻せむが、金沢市下主馬町に私塾を開いたのが
明治37年(1904年)のことでした。
私塾の名前は「金城遊学館」。
男子生徒8人、女子生徒21人でのスタートだったそうです。
その当時は、上位学校への進学を目指す予備校のようなもので、とはいえ
勉学だけでなくスポーツや音楽などを通じて幅広い教育を推進していったのです。
順調にスタートしたかに見えた金城学園ですが、教師の仕事と私塾の運営で多忙の無理がたたり、
広吉は病にかかり、開校からわずか半年、41歳の若さで他界してしまいました。
それから妻のせむが奮闘します。6人の我が子を育て上げながら、学校の事務処理、
掃除、さらには資金繰りに至るまで奔走し、この金城学遊学館の存続にすべてを注ぎ込んだようです。
その苦労を想像すると言葉では言い表せないものがありますね。
今では、遊学館高等学校と聞くと、全国でも名前が知れ渡っていると思います。
そうです、高校野球です。
平成14年(2002年)の全国高等学校野球選手権で
遊学館高校の野球部が創部2年目で初出場を果たし、ベスト8にまで進出。
その名が全国に知れ渡った出来事でした。
そんな遊学館高校を有する「金城学園」も2014年で創立110周年だそうです。
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