2016年07月31日
010 トルコリラ・トラリピ収支報告【2016年29週〜30週】
トルコリラ・トラリピ取引収支報告(2016年29週〜30週)
この2週間はクーデター以降の不安定なトルコ国内情勢を受け下降トレンドが続きました。
トラリピ戦略は為替が上下に振れている間に売り買いを自動リピートしてくれることで儲けを出す仕組みですが、中期的な下降トレンドの際は売れ残った買ポジションが蓄積してしまうため含み損が増えてしまいます。
やはりトラリピ戦略の最良の仕掛け期はゆらゆらと為替が上下に触れながらも、中期的な上昇トレンドにある時といえます。
私はクーデター発生直後からは中期的に下降トレンドになると確信しトラリピの仕掛けを一旦解除し様子を見ていますので、2016年29週〜30週の成果はあまりありませんでした。
クーデタ事態収拾後に一旦値戻があった際に売った4つの買ポジションの収益のみですが一応ご報告です。
こちらはクーデター以降のトルコリラの値動きと成約状況です。
緑丸が買でトラップを仕掛け、オレンジ丸が売で成約してくれています。
赤丸のPは保有している買ポジションで、青丸のPは売ポジションです。
【トルコリラチャートと成約状況(2016年29〜30週)】
トラリピによる自動購入で現在も保有している買ポジション約10万通貨ですが、この間もスワップ益をこつこつ積み上げてくれています。
また、現在のようなトルコリラ安の状況では為替差損が膨らむ状況ですが、同じマネースクエアジャパン(M2J)でスワップサヤ取りの売ポジションを30万通貨もっているので、ロスカットの心配は全くなさそうです。
◆トラリピについてはこちらの記事で詳しく説明していますのでそちらををご覧ください。
⇒003 FXのトラリピ戦略でコツコツとお小遣いを稼ぐ方法のご紹介
◆スワップサヤ取りについてはこちらの記事で詳しく説明していますのでそちらををご覧ください。
⇒002 トルコリラ スワップサヤ取り戦略の始め方を超簡潔に説明します
このようにM2Jで仕掛けたサヤ取り用の売30万通貨がお目付け役のようにトラリピの買い注分の含み損を吸収してくれています。
すなわち、トラリピで買い注文が嵩みその後値が下がって含み損が膨れたとしても、売30万通貨は含み益が拡大するので、自動的に両建て状態となりロスカットの心配が少ない状況を生み出しているのです。
2016年トラリピ収支まとめ
- 2016年26週 9,240円
- 2016年27週 8,520円
- 2016年28週 30,420円
- 2016年29週 6,600円
- 2016年30週 0円
注目はムーディーズによるトルコの格付け見直し発表(8月5日予定)
さて、来週はムーディーズによるトルコの格付見直しの発表もあり、しばらくは荒れ相場になりそうです。
出典:Bloomberg社より
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、トルコの格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。同国で週末に起きた軍事クーデターの試みはエルドアン大統領に阻止された。トルコの現在の格付けは投資適格級で最低の「Baa3」。ムーディーズは発表資料で、見直しの理由について、今回のクーデター未遂が同国の経済成長や政策当局に及ぼす「中期的影響を見極める」ためだと説明した。トルコのドル建て債(表面利率4.25%、2026年償還)利回りは18日、22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の4.13%。ムーディーズは2013年5月、債務削減と経常赤字縮小を理由にトルコの信用格付けを「Ba1」から「Baa3」に引き上げた。ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの新興市場戦略責任者ウィン・シン氏は18日のリポートで、「ムーディーズやフィッチが同国を投資適格級に格上げしたのはやや時期尚早だった」と指摘。「財政と対外収支の悪化に政治リスクの深刻化が重なり、年内の格下げの引き金となる公算が大きい」と指摘した。
さてさて、ムーディーズの発表を受け為替の動きがどうなりますか。
EU加盟の動きや難民受け入れ問題などなどここ数か月はトルコ情勢から目が離せませんね!
↓↓↓応援のほど宜しくお願いします
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