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次に三千院から南東に位置する「来迎院」に向かいました。

しかぁしっ！

ここからは山登り！！

結構な急斜面をひたすら歩き続けます。

そりゃもう、動悸息切れ、会話切れ。

小さい頃、山登りをするとき、しませんでした？

後ろ向きに歩くと楽〜！なんてこと。

ちょっと思い出してやってみました。

数歩歩いて、一瞬楽に思えたのですが、やはりすぐに苦しくなって
やめました。

（分かっているなら、す・る・な）

永遠の道のりかに思えたその道にも、何とか終点はやってきて、
息も絶え絶え、「来迎院」に着きました。

受付の方にひきつった笑顔を向けるのがやっとでした。




「来迎院」は円仁が創建し、儀式の際に唱える天台声明の発祥地
だそうです。

境内のそばを流れる呂川と律川は「呂律がまわらない」の
語源だとか。

さて。
本道の中は薄暗く、本尊は拝見できたのですが、奥の像が
暗くてお顔が見えませんでした。

そして。
外に出ますと、そこに絵馬がかかっています。

「オゥ。日本ノ文化ネエ！」とか言いながら書いたのでしょうか。

「och」「la」なども文字から予測するに、おそらくドイツ語か
フランス語で書かれた絵馬。

また、やたらと具体的に将来設計が書かれている絵馬があったり、
「勉強をがんばる」と大きく書かれた子供の字に微笑ましく
思ったりしました。

そして、ふと目線をずらすと。

「近所の猫にエサをやる人がいなくなりますように」
の文字が。

ぐわわぁーーーーん。

リ、リアルすぎて恐いっ。

イッキに現実に引き戻されました。

というか、それは神様にお願いするのではなくて、その自治体で
相談しましょうね。


という訳で。

後一箇所行きましたので、また明日に続きます。

（どんだけ！？　あーた、どんだけまとめ下手！？　）


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